最終回
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そして新年になり、日が登り空が明るくなった
俺は袴に着替えられ、こひなは振り袖を着せられ近くの神社に初詣に来ていた
その時には狗神も復活していた
「屋台やってるー!コックリ串焼き食べたい!」
「後でな」
「狗神がリンゴ飴食ってんぞ!」
「狗神ィ!どこから盗んできた!」
屋台に行こうとする俺の襟足を掴んで止められる
「元神様なのに詣でる意味あるのですか?」
「ああ
こういうイベントは気分で楽しむもんだ」
「まあ、狐は元神様っつっても殆んど神使とかわんない、アルバイトみたいな神様だったしな」
「コックリも使われる側の奴だったのか」
「ばっ
神様は神様だい!」
コックリを弄くりながら境内の中を進んで行く
あ、あれって…
ま、いっか
財布から小銭を取りだし皆に渡す
「ちゃんと賽銭箱にいれろよ」
「わーってるって」
懐に仕舞おうとしていた信楽を制し、賽銭に小銭を投げ入れる
狗神に鈴を鳴らさせ俺達は拍手を2回する
「(カップ麺沢山食べれますように。給料上がりますように。それからそれから…)」
願い事が沢山あってどうしようかと悩む
肉食べたいし、携帯もスマホに変えたいし、休みも欲しいし…
ああ、それとこれも…──
──────
──
願い事も神様に頼んだし、早速串焼き食べよう!
「初詣に来ると、正月って感じがするな」
「そうですか?」
「俺はお年玉貰ったら正月って感じがする」
「……。
そうだ、お前ら何をお願いした?」
「一食でも多くカップ麺を食べたい」
「給料上がりますようにとか、カップ麺沢山食べたいとか、寝たいとか…」
「こひな様と霧雲様とラブラブ!」
「金!」
見事に煩悩だらけだ
「可愛らしいお人形さんが欲しいですにゃ!」
「うわっ」
「ぬ~ん」
後ろから抱き上げられた
後ろを見ると、さっきお詣りする前に見つけたタマだった
「地球のコト、世界をもっとシリタイ」
「げっ
山本くん!」
「おー。山本くんじゃねーか!
温泉以来だな!」
タマに抱き上げられながら山本くんと話をする
山本くんのお父さんとお母さんはいないのか?
「あのー、イケショタと天使系ショタと紅顔の美少年のボーイフレンドが欲しいの」
「うげっ…」
「天狗!新々からショタ願望ぶっちゃけんな!」
「霧雲くんは儚い系美少年じゃ」
「うわあぁーっ!ホント、天狗抹殺してほしい!」
「お望みとあらばこの狗神が退治してくれよ「やっぱなし!」…そうでございますか?」
段々と収集がつかなくなってきた
これじゃ去年と何ら変わんねぇ!
でも、この有り様も俺が望んだ
コックリと出会って俺とこひなの生活は一変(ペン)した
二人しかいなかった寂しい日常が明るくなった
狗神も俺ん家に憑いて騒がしくなり、信楽みたいな父ちゃんみたいな奴にも出会って
妖と一緒だから女体化したり幼児化したり日常とは離れたところもあったけど、今となってはいい思い出となった
そして、これからもこひなやコックリ達とドタバタな日々が続いていくのだろう
だから俺は神様に頼んだ
──これからもずっとコックリ達と楽しくやっていけますように──
そう。
コックリ達との楽しい日々がまた一年始まるんだ!
完
俺は袴に着替えられ、こひなは振り袖を着せられ近くの神社に初詣に来ていた
その時には狗神も復活していた
「屋台やってるー!コックリ串焼き食べたい!」
「後でな」
「狗神がリンゴ飴食ってんぞ!」
「狗神ィ!どこから盗んできた!」
屋台に行こうとする俺の襟足を掴んで止められる
「元神様なのに詣でる意味あるのですか?」
「ああ
こういうイベントは気分で楽しむもんだ」
「まあ、狐は元神様っつっても殆んど神使とかわんない、アルバイトみたいな神様だったしな」
「コックリも使われる側の奴だったのか」
「ばっ
神様は神様だい!」
コックリを弄くりながら境内の中を進んで行く
あ、あれって…
ま、いっか
財布から小銭を取りだし皆に渡す
「ちゃんと賽銭箱にいれろよ」
「わーってるって」
懐に仕舞おうとしていた信楽を制し、賽銭に小銭を投げ入れる
狗神に鈴を鳴らさせ俺達は拍手を2回する
「(カップ麺沢山食べれますように。給料上がりますように。それからそれから…)」
願い事が沢山あってどうしようかと悩む
肉食べたいし、携帯もスマホに変えたいし、休みも欲しいし…
ああ、それとこれも…──
──────
──
願い事も神様に頼んだし、早速串焼き食べよう!
「初詣に来ると、正月って感じがするな」
「そうですか?」
「俺はお年玉貰ったら正月って感じがする」
「……。
そうだ、お前ら何をお願いした?」
「一食でも多くカップ麺を食べたい」
「給料上がりますようにとか、カップ麺沢山食べたいとか、寝たいとか…」
「こひな様と霧雲様とラブラブ!」
「金!」
見事に煩悩だらけだ
「可愛らしいお人形さんが欲しいですにゃ!」
「うわっ」
「ぬ~ん」
後ろから抱き上げられた
後ろを見ると、さっきお詣りする前に見つけたタマだった
「地球のコト、世界をもっとシリタイ」
「げっ
山本くん!」
「おー。山本くんじゃねーか!
温泉以来だな!」
タマに抱き上げられながら山本くんと話をする
山本くんのお父さんとお母さんはいないのか?
「あのー、イケショタと天使系ショタと紅顔の美少年のボーイフレンドが欲しいの」
「うげっ…」
「天狗!新々からショタ願望ぶっちゃけんな!」
「霧雲くんは儚い系美少年じゃ」
「うわあぁーっ!ホント、天狗抹殺してほしい!」
「お望みとあらばこの狗神が退治してくれよ「やっぱなし!」…そうでございますか?」
段々と収集がつかなくなってきた
これじゃ去年と何ら変わんねぇ!
でも、この有り様も俺が望んだ
コックリと出会って俺とこひなの生活は一変(ペン)した
二人しかいなかった寂しい日常が明るくなった
狗神も俺ん家に憑いて騒がしくなり、信楽みたいな父ちゃんみたいな奴にも出会って
妖と一緒だから女体化したり幼児化したり日常とは離れたところもあったけど、今となってはいい思い出となった
そして、これからもこひなやコックリ達とドタバタな日々が続いていくのだろう
だから俺は神様に頼んだ
──これからもずっとコックリ達と楽しくやっていけますように──
そう。
コックリ達との楽しい日々がまた一年始まるんだ!
完
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