第21憑目
夢小説設定
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「霧雲様ー!」
顔にひたっとくっついてくる狗神幽霊バージョン
触れたところがヒヤッとしている
「もう喋れるようにまでなったか」
「霧雲様のお蔭でございます」
俺の霊力を吸って喋れるようにまでなったらしい
あと少しでこひなが狗神を見えるようになるだろう
「お前ペット用のブラシどこにあるか知んない?
置いておいた場所になかったんだけど」
「汚らわしい猫の毛がついていましたので廃品回収に出してしまいました」
「捨てたのか!」
また買わなきゃじゃねーか!
───────
───
ってことでバイト帰りにブラシを買って帰った
今日も家中に毛玉が落ちていて踏まないように避けて歩く
コックリに使わせている部屋に行くと、コックリアニマルバージョンは窓を開けて外を見ていた
「コックリ、今暇か?」
「…おう。遅かったな」
「まあな。これ買っててな」
レジ袋から取りだしブラシを見せる
「この時期だからな。ブラッシングしとこうと思ってさ」
「時期?
…………!」
コックリがビクッと跳ね上がり俺から離れる
「?
どうした?」
「お前も気がついてんのか!?」
「はぁ?なにがだよ
ただ俺はお前のために思って…
どんどん毛抜いちゃった方がいいだろ?」
一気に交換しちゃった方が家も散らからないし、掃除も楽だろ
「この人でなしがー!」
「ぐはっ」
コックリに何故か殴られた
ろくでなしはコックリの方だろ
俺はコックリの為を思ってブラッシングしてやろうと思ってたんに…
俺は完っぺきイジけたかんな
クソコックリが
ブラシをコックリに投げ付けて部屋を出た
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