第19憑目
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「──…あーえっと…、
俺が此処に来させられたんは、アンタ…タマに説教させるためらしいんだが…」
俺のいる場所わかるか?
まだ狗神の腕の中なんだ…
「女の子は温泉好きだからな…」
「なら私だって女ですよ?」
ボンッと音を立てて女バージョンになる狗神
コイツめんどくせー…
「女の子が温泉行きたいって気持ちはよくわかる。だが、コイツをボロボロにしてまでチケットを取ろうとするのはいただけない…。と俺は思う」
「にゃ…」
あ、タマのケモミミが下がった
「あー、だから、えっと…」
なんて言やぁいいんだ…
「今度からは俺に相談してくれな?」
怖がらせないようにはにかむ
「にゃ!わかったにゃ霧雲様!」
タマが顔を赤らめて俺に抱き着いてこようとする
だが、狗神が身体をそらしタマの追撃をかわす
「なにするにゃ!」
「貴女こそ、霧雲様に何しようとしているんですか」
コイツら仲悪いな
犬と猫だからか?
狗神は元々猫が嫌いなようだし
俺ん家の周りに住み着いているかわいい白いデブ猫にも威嚇してるしな
「まあまあ
狗神はアニマル化して行けばいいだろ?俺の頭の上にずっと乗ってていいから」
「本当でございますね?」
ハアハアしながら聞いてくる狗神
やっぱ言わなきゃよかった
そういうことで温泉旅行には俺、こひな、信楽、コックリ、狗神アニマルバージョン、そしてタマが行くことになったのだった
3/3ページ