第15憑目
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数日後、バイトはなかったが学校を出るのが遅くなってしまった
放課後に今話題のアニメの話が盛り上がってしまったのだ
少し急ぎ足で帰宅しようと歩っていると、前からこひなの格好をした信楽と、お姫様抱っこなるものをされている狗神女バージョンが来た
「何でこひなのコスプレをしているんだ」
「ちょっと色々あってな」
色々で気持ち悪い格好はやめろ
せめて脚の脛毛くらいはそってもらいたい
ではないとこひなが可哀想だ
「霧雲様ー、助けてくださいまし!」
「俺、狗神の散歩にはノータッチなんで」
そう言って信楽達の横を通って帰ろうとした
だが、狗神が信楽の腕から抜け俺の背中にくっついてきた
「重い!離れろ!」
「重いなんて女性に失礼にあたりますよ?」
「なら男に戻れ!」
俺がそう言うと、ホントに男に戻ってしまった
そのせいで、それは先程以上に重たくなってしまった
「つ、つぶれる…」
脚を踏ん張って前に一歩踏み出す
「男と散歩する気はないんだがなぁ…」
信楽は頭を掻きながら俺達についてくる
狗神をどうにかしろよー!
それにしてもなんちゅーシュールな絵面だ
中学生におぶられた首輪青年に、鎖を持ったおっさん
普通に過ごしていたら絶対に遭遇しないだろう
────
──
──────
妖怪の類いが見えていたこひなだが、ある日こひなが膝に擦り傷を作ってしまった
その次の日だった
突然妖怪の類いが見えなくなってしまった
そして信楽の右目には切り傷が出来ていた
どうやら残るらしく、数日は凄く気になった
顔に切り傷を作るなんてなにかあったんだろう…
「どうせ、そこらの女にちょっかいかけて、引っ掛かれたんだろ」
「えへっ
まあ、そんなとこかな」
「この淫獸め」
「…気をつけろよ」
俺は何も聞かなかったが、こひなが見えなくなったのは信楽が何かやったんだと思う
その代償で信楽の片目に傷が出来たんだ
「ん」
俺は消毒液とガーゼを信楽に渡す
「お?サンキューな」
信楽が俺の頭を撫でてきたので叩いておいた
放課後に今話題のアニメの話が盛り上がってしまったのだ
少し急ぎ足で帰宅しようと歩っていると、前からこひなの格好をした信楽と、お姫様抱っこなるものをされている狗神女バージョンが来た
「何でこひなのコスプレをしているんだ」
「ちょっと色々あってな」
色々で気持ち悪い格好はやめろ
せめて脚の脛毛くらいはそってもらいたい
ではないとこひなが可哀想だ
「霧雲様ー、助けてくださいまし!」
「俺、狗神の散歩にはノータッチなんで」
そう言って信楽達の横を通って帰ろうとした
だが、狗神が信楽の腕から抜け俺の背中にくっついてきた
「重い!離れろ!」
「重いなんて女性に失礼にあたりますよ?」
「なら男に戻れ!」
俺がそう言うと、ホントに男に戻ってしまった
そのせいで、それは先程以上に重たくなってしまった
「つ、つぶれる…」
脚を踏ん張って前に一歩踏み出す
「男と散歩する気はないんだがなぁ…」
信楽は頭を掻きながら俺達についてくる
狗神をどうにかしろよー!
それにしてもなんちゅーシュールな絵面だ
中学生におぶられた首輪青年に、鎖を持ったおっさん
普通に過ごしていたら絶対に遭遇しないだろう
────
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──────
妖怪の類いが見えていたこひなだが、ある日こひなが膝に擦り傷を作ってしまった
その次の日だった
突然妖怪の類いが見えなくなってしまった
そして信楽の右目には切り傷が出来ていた
どうやら残るらしく、数日は凄く気になった
顔に切り傷を作るなんてなにかあったんだろう…
「どうせ、そこらの女にちょっかいかけて、引っ掛かれたんだろ」
「えへっ
まあ、そんなとこかな」
「この淫獸め」
「…気をつけろよ」
俺は何も聞かなかったが、こひなが見えなくなったのは信楽が何かやったんだと思う
その代償で信楽の片目に傷が出来たんだ
「ん」
俺は消毒液とガーゼを信楽に渡す
「お?サンキューな」
信楽が俺の頭を撫でてきたので叩いておいた
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