第11憑目
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信楽がこひなにとり憑いて3日
平日だがバイトもなかったのでまだ空が青いうちに帰ってこれた
今日の朝まではこひなが拗ねていたが、何故か今はコックリが泣いていた
どうやら昔信楽に貸した金を返して貰ったが、当時はその何十倍もする値段を今の金で返された
コックリは金を返してくれれば自分の金を貸してやると言ってしまい、財布ごと信楽に持っていかれたようだ
「どんまい」
「俺の大事なへそくりを何に使うつもりなんだ?霧雲、こひな、付いていくぞ!」
何故か暖かい格好にされ、コックリに引っ張り出された
せっかく溜まってたビデオ見ようとしてたんに
というか、へそくりって誰の金で作ったへそくりだ?
信楽をストーカーしてついたのは、少し離れた所にある、結構人が参拝している神社だった
鳥居近くの茂みに隠れて信楽の行動を見る
だが、神社は過ぎ、また住宅街にまで戻っていた
暫く歩ってついたのは児童養護施設だった
信楽はくる途中買った菓子を子ども達にあげて子どもと遊ぶ
意外と人気なようで子どもに囲まれている
いつの間にか現れた女性に金がはいった封筒を渡している
「寄付かなんかか?」
「…」
コックリは信楽を疑う目で見ている
その時、先程の女性がこっちに気がつき話しかけてきた
「あの、彼はいつもあんな感じなのですか?」
「ええ。毎月寄付をしてくださって、本当に助かっています。
信楽さんがいなかったら施設を維持できないくらいで…──」
ニートだと思っていたんだが、どこからか金を集め子ども達を助けていたというのか
「ここにいる子ども達も行き場をなくして困っているところを信楽さんが連れてきたんです。だから皆信楽さんに凄くなついてて…。
本当にいい人ですよね!」
アレか?家ではゴロゴロしかしない旦那だが、会社ではバリッバリの営業マンとかそんな感じか?
3日一緒に住んだがそんな感じは全くしねーぞ
空が赤くなりだした頃、やっと開放された信楽が門から出てきた
「何だよ、つけてきたのか…」
「ああ」
「おー…」
「お前ら監視する程おじさんの事が好きなのか?
抱き締めてやるから此方へこい。全く仕方ない奴らだ」
「お断りする」
「クビリ殺す」
キモいんだよ。クソ狸が
「狸のおじさんは、なまぐさダメ坊主と見せかけて、実は好い人キャラだったのですね」
「意外でございます」
「勘違いするな。そんなんじゃねー。
仕事の一環として、良い人のフリをしてるんだよ」
仕事?
「おじさんの仕事は人を化かすことだからな。元が悪けりゃ、良い人のフリゃすりゃあ、人を化かすことにはなるからな」
「それは照れ隠しなのです」
「ニヒッ
そう思うならば、嬢ちゃんももうおじさんに化かされてんだよ。
おじさんは良い人なんかじゃねーよ。だって…」
信楽は一度こひなの頭を撫でると、立ち上がりタバコを噴かす
「アノ子ら皆、おじさんがとり憑いた家の子の末路なんだぜ」
「「「「……」」」」
「はぁ…
さすがに心痛むよねー」
「テメーが諸悪の根源かよー!」
やっぱ最低じゃねーか
あの子達が可哀想だぜ
平日だがバイトもなかったのでまだ空が青いうちに帰ってこれた
今日の朝まではこひなが拗ねていたが、何故か今はコックリが泣いていた
どうやら昔信楽に貸した金を返して貰ったが、当時はその何十倍もする値段を今の金で返された
コックリは金を返してくれれば自分の金を貸してやると言ってしまい、財布ごと信楽に持っていかれたようだ
「どんまい」
「俺の大事なへそくりを何に使うつもりなんだ?霧雲、こひな、付いていくぞ!」
何故か暖かい格好にされ、コックリに引っ張り出された
せっかく溜まってたビデオ見ようとしてたんに
というか、へそくりって誰の金で作ったへそくりだ?
信楽をストーカーしてついたのは、少し離れた所にある、結構人が参拝している神社だった
鳥居近くの茂みに隠れて信楽の行動を見る
だが、神社は過ぎ、また住宅街にまで戻っていた
暫く歩ってついたのは児童養護施設だった
信楽はくる途中買った菓子を子ども達にあげて子どもと遊ぶ
意外と人気なようで子どもに囲まれている
いつの間にか現れた女性に金がはいった封筒を渡している
「寄付かなんかか?」
「…」
コックリは信楽を疑う目で見ている
その時、先程の女性がこっちに気がつき話しかけてきた
「あの、彼はいつもあんな感じなのですか?」
「ええ。毎月寄付をしてくださって、本当に助かっています。
信楽さんがいなかったら施設を維持できないくらいで…──」
ニートだと思っていたんだが、どこからか金を集め子ども達を助けていたというのか
「ここにいる子ども達も行き場をなくして困っているところを信楽さんが連れてきたんです。だから皆信楽さんに凄くなついてて…。
本当にいい人ですよね!」
アレか?家ではゴロゴロしかしない旦那だが、会社ではバリッバリの営業マンとかそんな感じか?
3日一緒に住んだがそんな感じは全くしねーぞ
空が赤くなりだした頃、やっと開放された信楽が門から出てきた
「何だよ、つけてきたのか…」
「ああ」
「おー…」
「お前ら監視する程おじさんの事が好きなのか?
抱き締めてやるから此方へこい。全く仕方ない奴らだ」
「お断りする」
「クビリ殺す」
キモいんだよ。クソ狸が
「狸のおじさんは、なまぐさダメ坊主と見せかけて、実は好い人キャラだったのですね」
「意外でございます」
「勘違いするな。そんなんじゃねー。
仕事の一環として、良い人のフリをしてるんだよ」
仕事?
「おじさんの仕事は人を化かすことだからな。元が悪けりゃ、良い人のフリゃすりゃあ、人を化かすことにはなるからな」
「それは照れ隠しなのです」
「ニヒッ
そう思うならば、嬢ちゃんももうおじさんに化かされてんだよ。
おじさんは良い人なんかじゃねーよ。だって…」
信楽は一度こひなの頭を撫でると、立ち上がりタバコを噴かす
「アノ子ら皆、おじさんがとり憑いた家の子の末路なんだぜ」
「「「「……」」」」
「はぁ…
さすがに心痛むよねー」
「テメーが諸悪の根源かよー!」
やっぱ最低じゃねーか
あの子達が可哀想だぜ
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