83話
夢小説設定
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一応ジバニャンとかっちゃんにも聞いてみると、死柄木という手のマネキンを付けた"敵"が弄っていたみたいだが使えなかったようで、ワープの個性を持つ黒霧に渡してしまった後は見ていない。
フユニャン達の方に移動しようかと相談していると、オールマイトが切羽詰まった声で逃げるよう指示をしてきた。
どうしたのか見ると、拘束された"敵"達の上におどろおどろしい空間の歪みが液体のように湧き、そこから脳無が次々と現れた。
「脳無!?何もない所から!」
「シンリンカムイ!絶対に離すんじゃないぞ!」
脳無の出現により現場が混乱した。
かっちゃんの呻き声と共に、脳無が出現した所と同じようなおどろおどろしい黒い液体が口から吐き出された。
『かっちゃん!?』
「爆豪少年!」
黒い液体に全身を飲み込まれたかっちゃんは、液体が空気に散ると同時に消えてしまった。
オールマイトの悲痛な雄叫びが耳に入る中、愕然としながらも私はかっちゃんを探しに行く手段を考える。
おそらくあの黒い液体は脳無が元々いた場所繋がってるはずだ。ならばその場所に行くまで。
此方にも脳無の格納庫にもうんがい鏡を配置している。
『うんがい鏡、向こうと繋げて!私達もフユニャン達の所に行くよ!』
「ぺろ~ん……ん?」
「どうしたの?」
「それが…あちらのうんがい鏡と繋がりが出来ません。何かあって動けない状態なのか…わかりません。」
フユニャン達の方に行けなくなってしまった。
ウィスパーに飛んで連れていってもらうか……ダメだ。他の皆が付いてこれない。ならば歩いていく?
考えている間にも状況は悪化していく。
塚内さんやエンデヴァーがいる道路でも脳無が暴れ、拘束されていた"敵"達まで黒い液体でワープしてしまった。
脳無が私に迫ってくると、オールマイトが他の脳無を投げて私から遠ざけてくれた。
「出来るだけ遠くに逃げるんだ!」
一人でのうのうと安全な位置に行くなんて出来ない。だからと言って脳無であろうとヒーローではない私は攻撃も出来ない。
だから友達に助けてもらう。
『フゥ2はなるべく沢山の脳無に取り憑いて!他にもこっち(ヒーロー側)に有利になる取り憑きの人は取り憑いて!残りの人はヒーローの援助をお願い!』
戦闘の出来ないウィスパーにはフユニャンとどうにか通信してもらうよう要請する。
妖怪の参入で状況はがらりと変わった。
取り憑きで可笑しな態度や行動を取ったり、炎や雷、水などがあちこちを飛び、個性を使わない警察達を守った。
オールマイトは私を道路の反対側の一段と高いビルの屋上に避難させると、エンデヴァーと話して何処かへ行ってしまった。多分かっちゃんの所だ。
私も行きたいが、まずは此方を鎮静させなきゃだ。
R02.03.10
フユニャン達の方に移動しようかと相談していると、オールマイトが切羽詰まった声で逃げるよう指示をしてきた。
どうしたのか見ると、拘束された"敵"達の上におどろおどろしい空間の歪みが液体のように湧き、そこから脳無が次々と現れた。
「脳無!?何もない所から!」
「シンリンカムイ!絶対に離すんじゃないぞ!」
脳無の出現により現場が混乱した。
かっちゃんの呻き声と共に、脳無が出現した所と同じようなおどろおどろしい黒い液体が口から吐き出された。
『かっちゃん!?』
「爆豪少年!」
黒い液体に全身を飲み込まれたかっちゃんは、液体が空気に散ると同時に消えてしまった。
オールマイトの悲痛な雄叫びが耳に入る中、愕然としながらも私はかっちゃんを探しに行く手段を考える。
おそらくあの黒い液体は脳無が元々いた場所繋がってるはずだ。ならばその場所に行くまで。
此方にも脳無の格納庫にもうんがい鏡を配置している。
『うんがい鏡、向こうと繋げて!私達もフユニャン達の所に行くよ!』
「ぺろ~ん……ん?」
「どうしたの?」
「それが…あちらのうんがい鏡と繋がりが出来ません。何かあって動けない状態なのか…わかりません。」
フユニャン達の方に行けなくなってしまった。
ウィスパーに飛んで連れていってもらうか……ダメだ。他の皆が付いてこれない。ならば歩いていく?
考えている間にも状況は悪化していく。
塚内さんやエンデヴァーがいる道路でも脳無が暴れ、拘束されていた"敵"達まで黒い液体でワープしてしまった。
脳無が私に迫ってくると、オールマイトが他の脳無を投げて私から遠ざけてくれた。
「出来るだけ遠くに逃げるんだ!」
一人でのうのうと安全な位置に行くなんて出来ない。だからと言って脳無であろうとヒーローではない私は攻撃も出来ない。
だから友達に助けてもらう。
『フゥ2はなるべく沢山の脳無に取り憑いて!他にもこっち(ヒーロー側)に有利になる取り憑きの人は取り憑いて!残りの人はヒーローの援助をお願い!』
戦闘の出来ないウィスパーにはフユニャンとどうにか通信してもらうよう要請する。
妖怪の参入で状況はがらりと変わった。
取り憑きで可笑しな態度や行動を取ったり、炎や雷、水などがあちこちを飛び、個性を使わない警察達を守った。
オールマイトは私を道路の反対側の一段と高いビルの屋上に避難させると、エンデヴァーと話して何処かへ行ってしまった。多分かっちゃんの所だ。
私も行きたいが、まずは此方を鎮静させなきゃだ。
R02.03.10