82話
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「もし取り返す事が出来なかった場合、その時は元の妖怪ウォッチも霊和の持っているメダルも全て廃棄だ。
フゥ2含め3体の妖怪の任も解く。」
『っ。』
「そんな!」
フゥ2は非難めいた声を出すが、私もフゥ2もなんとなくわかっていた。
今まで他人、特に妖怪の脅威になりそうな"敵"にバレないようひた隠しにしてきたのだ。
それがバレる処か盗まれてしまったのだから引き離されてしまうこともありえた。
もし盗まれたのが私しか使えない妖怪ウォッチCではなく妖怪ウォッチだったとしたら、今頃フゥ2達との思い出を消されていたかもしれないが…。
「取り返せばいいんだ。
悪側にバレたこの際他の人間にバレようがもう知られた身、隠す必要はない。人知を尽くして奪還にあたってくれ。
取り返した暁には少しの褒美を授けよう。」
エンマ大王は遠回しにヒーロー側と協力しろと言っていた。
ぬらりひょんやフユニャンは不安そうだったが、一度知られてしまった為これ以上被害を出さない為だと無理矢理納得した。
─────
……
私達はウィスパーが電子タブレットで教えてくれた、オールマイトがいるという建物に来ていた。
妖怪ヒーロー協会が使っているうんがい鏡のルートで移動したからたぶんでしかないが警察署だと思う。
建物内は皆慌ただしく駆け回っていて、ぶつからないようにひっそりと歩くので精一杯だ。
忍者の格好をしているジミーが、存在が地味になってしまう取り憑きをしてくれているが、肩が当たりでもすればバレて追い出されてしまう。
一ヶ所ではなく建物のあちこちに点在している階段を何回も上がり、警備の人しかいない長い廊下に出た。
警備の人が立っている扉の向こうにウィスパーとオールマイトがいるのだろう。
警備の人の隣まで行き、音がならないようにドアノブを捻る。扉が開き警備の人が見てくるが、内側から開けられたのだろうと勘違いしてくれたお陰で難なく入れた。
中には沢山の警察がテーブルを並べて座り、オールマイト、エンデヴァー、No.3ヒーロー・ベストジーニスト、No.5ヒーロー・エッジショット、No.10ヒーロー・キャングオルカ、グラントリノ、虎、シンリンカムイ、Mt,レディと最前線で活躍しているヒーローが前の方に立って並んでいる。
かっちゃんを助ける方法を綿密に計画を立てていた。
私が扉を開けたことで視線が集まり、開いたにも関わらず姿が見えない事に不審がりエンデヴァーが代表して声を掛けてくる。
「そこにいるのは誰だ!」
扉が閉まった事を確認してジミーの取り憑きを解除してもらう。
「!…君は、」
「霊和ちゃん!お待ちしておりましたよー!」
ウィスパーが嬉しそうに飛んでくる。何処も怪我してないようでよかった。
「妖見少女!?
意識を取り戻したんだね。でもどうしてここに…。」
「待てオールマイト。
病院に入院していた生徒が医者の連絡なしに此処にいるはずがない。"敵"の成り済ましだ!」
オールマイトと前に立っている短髪の警察以外が警戒してくる。
友達の皆まで警戒し出すので慌てて一歩前に出る。
『ほ、本物です!
病院…は、ちょっと友達の手を借りて抜け出してしまいました…。
でも!どうしても伝えたい事とお願い事があったんです!』
私が寝ていたベッドには、今はバクという友達が私に成り代わって寝てくれている。
『オールマイト、かっちゃんの誘拐と一緒に、ジバニャンと私の時計とメダルも"敵"が盗みました。
私はどうしても"敵"の所に行き、取り戻さなければならないんです。』
此処にいる人間で唯一妖怪の存在を知っているオールマイトが息を飲んだ。
『なので私も一緒に連れて行ってください。』
頭を限りなく下げ、オールマイトに懇願する。
周りの人達が眉を潜めて、「何のことだ。」「危険はないのか。」等、口にする。
「……ダメだ。
子供の君を連れて行くことは出来ない。
ジバニャン君は…私がどうにかして、」
『オールマイトがどうやってジバニャンを連れ戻せるんですか!?私が行かないとジバニャンは助けられません。
オールマイトに断られても私の行く意思は変わりません。私とフゥ2達だけでも敵地に乗り込みます。』
本当はかっちゃんも助けたいけど、正直に話せば絶対に止められる。
だから私以外が見えないジバニャンを駆け引きに出す。
卑怯とも言われるかもしれない。
私のヒーローになるという夢の為ではなく、ただたんにフゥ2達と…友達の皆と離れたくないのだ。
「…ま、待ってくれ!
何の話をしてるのかさっぱりだ!
オールマイトも分かるように話してくれ。」
前に立っていた警察がオールマイトの前に割って入ってくる。
「すまない塚内くん。ええと…。」
オールマイトがどう説明するか迷っていたので私が口を出した。
『雄英高校1年A組の妖見霊和です。私の個性は"霊視"。人ならざるもの…幽霊や妖怪が見える個性です。
妖怪のジバニャンが爆豪くんと一緒に誘拐されました。妖怪の力を借りる事の出来る腕時計とメダルもです。
私が誰にも気付かれずにここにいるのも妖怪の力です。妖怪の力が"敵"の手中に収まると厄介なことになります!』
オールマイトが大勢のいる前で喋っていいのかと困惑していた。オールマイトに説明する時間が惜しいので無視して塚内さんの手を握ってフゥ2達を見せる。塚内さんは驚く顔をしたがすぐに顔を引き締めた。
「姿を見せなくする以外にも力があるんだね?」
『盗まれたメダルは基礎能力が上がる力、氷の力、雷の力、物を作る力、傷を治したり体力を回復する力、闇の力を増幅する力です。』
"敵"連合の誰かが妖力を持っていなければ使えないが、もし妖怪ウォッチCを使える者がいたら大変なことになる。
「全部厄介だが回復は特にだな…。オールマイト、この子がいなければ見えない妖怪とやらはどうする?」
塚内さんはオールマイトに問うが、オールマイトが答える前にエンデヴァーが割って入る。
「どんな理由があろうと素人が行くべきではない!」
『私はヒーローと一緒に行くか、ヒーローとは別に行くかの選択しかないんです。
ヒーローが断るのならそれでいいです。でも助けに乗り込むのは変わりません。』
ヒーロー達は私が一緒に行くことにいい顔をしていない。
望みは叶わなかったがヒーロー達の言い分もわかるから仕方ない。
断られた時の行動も此処に来るまでに計画に立てていた。
ヒーロー側が持っている"敵"の位置がわかる受信機とやらのジャックをハッキングという、ノートパソコンの画面から眼鏡をかけた王様のような格好をした妖怪に、名の通りの事をしてもらう企てだ。
『無理そうだからハッキングお願いね。』
「ハッキっ…!?
わかった!わかったから止めてくれ!
我々と行くことを許可するよ。
しかし、君が出るのは"敵"を拘束して爆豪少年を保護してからだ。いいね?」
渋々だがオールマイトは許可してくれた。皆飛び上がって喜ぶ。フゥ2なんか交渉が上手くなったと誉めてくれた。
その後、私はヒーローの作戦を頭に入れるために警察に混じって椅子に座り、会議に参加することになった。
R02.02.26
フゥ2含め3体の妖怪の任も解く。」
『っ。』
「そんな!」
フゥ2は非難めいた声を出すが、私もフゥ2もなんとなくわかっていた。
今まで他人、特に妖怪の脅威になりそうな"敵"にバレないようひた隠しにしてきたのだ。
それがバレる処か盗まれてしまったのだから引き離されてしまうこともありえた。
もし盗まれたのが私しか使えない妖怪ウォッチCではなく妖怪ウォッチだったとしたら、今頃フゥ2達との思い出を消されていたかもしれないが…。
「取り返せばいいんだ。
悪側にバレたこの際他の人間にバレようがもう知られた身、隠す必要はない。人知を尽くして奪還にあたってくれ。
取り返した暁には少しの褒美を授けよう。」
エンマ大王は遠回しにヒーロー側と協力しろと言っていた。
ぬらりひょんやフユニャンは不安そうだったが、一度知られてしまった為これ以上被害を出さない為だと無理矢理納得した。
─────
……
私達はウィスパーが電子タブレットで教えてくれた、オールマイトがいるという建物に来ていた。
妖怪ヒーロー協会が使っているうんがい鏡のルートで移動したからたぶんでしかないが警察署だと思う。
建物内は皆慌ただしく駆け回っていて、ぶつからないようにひっそりと歩くので精一杯だ。
忍者の格好をしているジミーが、存在が地味になってしまう取り憑きをしてくれているが、肩が当たりでもすればバレて追い出されてしまう。
一ヶ所ではなく建物のあちこちに点在している階段を何回も上がり、警備の人しかいない長い廊下に出た。
警備の人が立っている扉の向こうにウィスパーとオールマイトがいるのだろう。
警備の人の隣まで行き、音がならないようにドアノブを捻る。扉が開き警備の人が見てくるが、内側から開けられたのだろうと勘違いしてくれたお陰で難なく入れた。
中には沢山の警察がテーブルを並べて座り、オールマイト、エンデヴァー、No.3ヒーロー・ベストジーニスト、No.5ヒーロー・エッジショット、No.10ヒーロー・キャングオルカ、グラントリノ、虎、シンリンカムイ、Mt,レディと最前線で活躍しているヒーローが前の方に立って並んでいる。
かっちゃんを助ける方法を綿密に計画を立てていた。
私が扉を開けたことで視線が集まり、開いたにも関わらず姿が見えない事に不審がりエンデヴァーが代表して声を掛けてくる。
「そこにいるのは誰だ!」
扉が閉まった事を確認してジミーの取り憑きを解除してもらう。
「!…君は、」
「霊和ちゃん!お待ちしておりましたよー!」
ウィスパーが嬉しそうに飛んでくる。何処も怪我してないようでよかった。
「妖見少女!?
意識を取り戻したんだね。でもどうしてここに…。」
「待てオールマイト。
病院に入院していた生徒が医者の連絡なしに此処にいるはずがない。"敵"の成り済ましだ!」
オールマイトと前に立っている短髪の警察以外が警戒してくる。
友達の皆まで警戒し出すので慌てて一歩前に出る。
『ほ、本物です!
病院…は、ちょっと友達の手を借りて抜け出してしまいました…。
でも!どうしても伝えたい事とお願い事があったんです!』
私が寝ていたベッドには、今はバクという友達が私に成り代わって寝てくれている。
『オールマイト、かっちゃんの誘拐と一緒に、ジバニャンと私の時計とメダルも"敵"が盗みました。
私はどうしても"敵"の所に行き、取り戻さなければならないんです。』
此処にいる人間で唯一妖怪の存在を知っているオールマイトが息を飲んだ。
『なので私も一緒に連れて行ってください。』
頭を限りなく下げ、オールマイトに懇願する。
周りの人達が眉を潜めて、「何のことだ。」「危険はないのか。」等、口にする。
「……ダメだ。
子供の君を連れて行くことは出来ない。
ジバニャン君は…私がどうにかして、」
『オールマイトがどうやってジバニャンを連れ戻せるんですか!?私が行かないとジバニャンは助けられません。
オールマイトに断られても私の行く意思は変わりません。私とフゥ2達だけでも敵地に乗り込みます。』
本当はかっちゃんも助けたいけど、正直に話せば絶対に止められる。
だから私以外が見えないジバニャンを駆け引きに出す。
卑怯とも言われるかもしれない。
私のヒーローになるという夢の為ではなく、ただたんにフゥ2達と…友達の皆と離れたくないのだ。
「…ま、待ってくれ!
何の話をしてるのかさっぱりだ!
オールマイトも分かるように話してくれ。」
前に立っていた警察がオールマイトの前に割って入ってくる。
「すまない塚内くん。ええと…。」
オールマイトがどう説明するか迷っていたので私が口を出した。
『雄英高校1年A組の妖見霊和です。私の個性は"霊視"。人ならざるもの…幽霊や妖怪が見える個性です。
妖怪のジバニャンが爆豪くんと一緒に誘拐されました。妖怪の力を借りる事の出来る腕時計とメダルもです。
私が誰にも気付かれずにここにいるのも妖怪の力です。妖怪の力が"敵"の手中に収まると厄介なことになります!』
オールマイトが大勢のいる前で喋っていいのかと困惑していた。オールマイトに説明する時間が惜しいので無視して塚内さんの手を握ってフゥ2達を見せる。塚内さんは驚く顔をしたがすぐに顔を引き締めた。
「姿を見せなくする以外にも力があるんだね?」
『盗まれたメダルは基礎能力が上がる力、氷の力、雷の力、物を作る力、傷を治したり体力を回復する力、闇の力を増幅する力です。』
"敵"連合の誰かが妖力を持っていなければ使えないが、もし妖怪ウォッチCを使える者がいたら大変なことになる。
「全部厄介だが回復は特にだな…。オールマイト、この子がいなければ見えない妖怪とやらはどうする?」
塚内さんはオールマイトに問うが、オールマイトが答える前にエンデヴァーが割って入る。
「どんな理由があろうと素人が行くべきではない!」
『私はヒーローと一緒に行くか、ヒーローとは別に行くかの選択しかないんです。
ヒーローが断るのならそれでいいです。でも助けに乗り込むのは変わりません。』
ヒーロー達は私が一緒に行くことにいい顔をしていない。
望みは叶わなかったがヒーロー達の言い分もわかるから仕方ない。
断られた時の行動も此処に来るまでに計画に立てていた。
ヒーロー側が持っている"敵"の位置がわかる受信機とやらのジャックをハッキングという、ノートパソコンの画面から眼鏡をかけた王様のような格好をした妖怪に、名の通りの事をしてもらう企てだ。
『無理そうだからハッキングお願いね。』
「ハッキっ…!?
わかった!わかったから止めてくれ!
我々と行くことを許可するよ。
しかし、君が出るのは"敵"を拘束して爆豪少年を保護してからだ。いいね?」
渋々だがオールマイトは許可してくれた。皆飛び上がって喜ぶ。フゥ2なんか交渉が上手くなったと誉めてくれた。
その後、私はヒーローの作戦を頭に入れるために警察に混じって椅子に座り、会議に参加することになった。
R02.02.26
