73話
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皆で決めた集合場所へ向かっていると、バッグが震えているので中身を取り出すと携帯が入っていた。携帯はバイブレーションを鳴らし止まないので電話だと悟った。
バッグに入れた覚えはないがウィスパーかフゥ2が入れたんだろうなと考えながら通話にすると切島くんからだった。
<<もう着替えたか?それか集合場所着いちまったか?>>
『もう部屋出て向かってる途中だよ。何かあったの?』
<<それがよぉ爆豪のヤツがパーティー行かねぇってベッドから動かねーんだ。
妖見からなんとかしてパーティーに参加するよう説得してくんね?>>
招待された身なのに何処でも自由奔放だな~…。
電話越しでもかっちゃんの怒鳴る声が聞こえる。
行くと返事し、宿泊部屋の番号を教えてもらいかっちゃんの部屋に向かった。
かっちゃんの部屋まで着き、ノックをするとすぐに切島くんが扉を開けてくれた。
「わざわざすまねぇな…と、え!?妖見だよな!?」
『うん?そうだよ。
かっちゃん着替えられた?』
「あ、あぁ…。爆豪なら今着替えてる…。」
『そうなの?私の説得必要なかったね~。』
切島くんの言葉でかっちゃんが動くということは、かっちゃんが切島くんを信頼してるんだと思う。かっちゃんのそれに嬉しくなって口角が上がる。
「(妖見がドレス着て来るっつっただけなんだけどな……綺麗。)」
弱冠固まっている切島くんに部屋に上げてもらい寝室に行くと、既に着替え終わったかっちゃんがいた。
かっちゃんの金髪に赤色のシャツが映えている。
『わぁ!かっちゃん似合ってる!格好いいよ!』
「っ!?………ったりまえだろボケ…。」
かっちゃんは目を見開いた後、キョロキョロと目を忙しなく移動させてそっぽを向いてしまった。
「肝心なところで言わなくてどうするんだよ!」
「言わせなくてよいのでは?霊和ちゃんにボケとか言う口の悪さですよ。」
「むしろ塞いだ方がいいニャン。」
フゥ2がかっちゃんを殴ったり足か尻尾あたりで蹴っている。
『かっちゃんが行く気になってくれてよかった!
準備終わったなら早く行こう?皆待ってるよ。』
「おぉ…。」
覇気のない返事をして部屋を出ていくかっちゃん。
切島くんも落ち着かない顔で行こうと言ってくれた。
切島くんが先頭を歩き私達は付いて行く。
エレベーターに乗ったり階段を上がったりしてカーブのある廊下を歩く。
するとまた携帯が鳴り、出ると飯田くんからだった。
<<何をしているのかね!?とっくに集合時間はすぎてるぞ!>>
『今向かってるよー。
建物内にはいるからもう着くと思うんだけど…、』
今の場所を伝えようとしたが目印はなく、窓もなくてどのくらいの高さにいるのかわからない。
「──…おい、本当にこの道であってんのか?」
「多分そうだと思うけど。」
「多分だあ?」
「いやあ、実は携帯部屋に忘れてきちゃってさ。」
やけにキョロキョロしてるなーとは思っていたが迷ってたとは…。
『……もう少し掛かるかもしれない。』
<<なんだって!?>>
『ご、こめんね!
皆は先にパーティー楽しんでて。なるべく早く着くようにするから!』
<<迅速に行動してくれたまえ!
それと爆豪くんと切島くんは一緒、プツン……ツー…ツー>>
『……あれ?』
いきなり通話が切れたと思ったら圏外になっている。
『電波ないなー…。』
携帯を高く上げたり振り回してみたが圏外のまま。
まぁすぐに合流すれば問題ないよね。と携帯はバッグに戻した。
進んでいると気付けば木や草が生い茂る広い空間に出た。
『わぁ綺麗なところだな~。』
あそこに滝があるー!と周りを見渡しながら進むと、このエリアの真ん中辺りにある円柱が音を鳴らし作動していた。
遠目じゃ何かわからないなと考えていると、上空から探していたウィスパーが円柱を指差し、あれがエレベーターだと知った。
助かったと思いながらかっちゃんと切島くんにも教える。
近付こうとすると、ポーンと心地よい音がしてエレベーターが開いた。
身長の小さいずんぐりとした体型の人と、その人とは対称な身長の高い細身の人が降りてくる。二人とも防弾チョッキを着ているので警備の人かと思い近付く。
「見つけたぞクソガキども!」
「ああ?今なんつったテメー!」
初対面の人にクソガキ!?か、かっちゃん並みに口悪い人なのかな…。
「お前らここで何をしている?」
「そんなの俺が聞きてえ…。」
かっちゃんじゃ喧嘩になってしまうと察した切島くんが前に出て警備の人と対話する。
バッグに入れた覚えはないがウィスパーかフゥ2が入れたんだろうなと考えながら通話にすると切島くんからだった。
<<もう着替えたか?それか集合場所着いちまったか?>>
『もう部屋出て向かってる途中だよ。何かあったの?』
<<それがよぉ爆豪のヤツがパーティー行かねぇってベッドから動かねーんだ。
妖見からなんとかしてパーティーに参加するよう説得してくんね?>>
招待された身なのに何処でも自由奔放だな~…。
電話越しでもかっちゃんの怒鳴る声が聞こえる。
行くと返事し、宿泊部屋の番号を教えてもらいかっちゃんの部屋に向かった。
かっちゃんの部屋まで着き、ノックをするとすぐに切島くんが扉を開けてくれた。
「わざわざすまねぇな…と、え!?妖見だよな!?」
『うん?そうだよ。
かっちゃん着替えられた?』
「あ、あぁ…。爆豪なら今着替えてる…。」
『そうなの?私の説得必要なかったね~。』
切島くんの言葉でかっちゃんが動くということは、かっちゃんが切島くんを信頼してるんだと思う。かっちゃんのそれに嬉しくなって口角が上がる。
「(妖見がドレス着て来るっつっただけなんだけどな……綺麗。)」
弱冠固まっている切島くんに部屋に上げてもらい寝室に行くと、既に着替え終わったかっちゃんがいた。
かっちゃんの金髪に赤色のシャツが映えている。
『わぁ!かっちゃん似合ってる!格好いいよ!』
「っ!?………ったりまえだろボケ…。」
かっちゃんは目を見開いた後、キョロキョロと目を忙しなく移動させてそっぽを向いてしまった。
「肝心なところで言わなくてどうするんだよ!」
「言わせなくてよいのでは?霊和ちゃんにボケとか言う口の悪さですよ。」
「むしろ塞いだ方がいいニャン。」
フゥ2がかっちゃんを殴ったり足か尻尾あたりで蹴っている。
『かっちゃんが行く気になってくれてよかった!
準備終わったなら早く行こう?皆待ってるよ。』
「おぉ…。」
覇気のない返事をして部屋を出ていくかっちゃん。
切島くんも落ち着かない顔で行こうと言ってくれた。
切島くんが先頭を歩き私達は付いて行く。
エレベーターに乗ったり階段を上がったりしてカーブのある廊下を歩く。
するとまた携帯が鳴り、出ると飯田くんからだった。
<<何をしているのかね!?とっくに集合時間はすぎてるぞ!>>
『今向かってるよー。
建物内にはいるからもう着くと思うんだけど…、』
今の場所を伝えようとしたが目印はなく、窓もなくてどのくらいの高さにいるのかわからない。
「──…おい、本当にこの道であってんのか?」
「多分そうだと思うけど。」
「多分だあ?」
「いやあ、実は携帯部屋に忘れてきちゃってさ。」
やけにキョロキョロしてるなーとは思っていたが迷ってたとは…。
『……もう少し掛かるかもしれない。』
<<なんだって!?>>
『ご、こめんね!
皆は先にパーティー楽しんでて。なるべく早く着くようにするから!』
<<迅速に行動してくれたまえ!
それと爆豪くんと切島くんは一緒、プツン……ツー…ツー>>
『……あれ?』
いきなり通話が切れたと思ったら圏外になっている。
『電波ないなー…。』
携帯を高く上げたり振り回してみたが圏外のまま。
まぁすぐに合流すれば問題ないよね。と携帯はバッグに戻した。
進んでいると気付けば木や草が生い茂る広い空間に出た。
『わぁ綺麗なところだな~。』
あそこに滝があるー!と周りを見渡しながら進むと、このエリアの真ん中辺りにある円柱が音を鳴らし作動していた。
遠目じゃ何かわからないなと考えていると、上空から探していたウィスパーが円柱を指差し、あれがエレベーターだと知った。
助かったと思いながらかっちゃんと切島くんにも教える。
近付こうとすると、ポーンと心地よい音がしてエレベーターが開いた。
身長の小さいずんぐりとした体型の人と、その人とは対称な身長の高い細身の人が降りてくる。二人とも防弾チョッキを着ているので警備の人かと思い近付く。
「見つけたぞクソガキども!」
「ああ?今なんつったテメー!」
初対面の人にクソガキ!?か、かっちゃん並みに口悪い人なのかな…。
「お前らここで何をしている?」
「そんなの俺が聞きてえ…。」
かっちゃんじゃ喧嘩になってしまうと察した切島くんが前に出て警備の人と対話する。