68話
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私達は今まで付いて来ていた女の子へ顔を向ける。
「捜査協力ありがとうございました。君のおかげで捜査はグンと進んだ。」
『お父さんのお守(モ)りありがとうね。会話も出来なかっただろうに道案内までしてくれて助かったよ。』
「ふんっ。方向音痴相手は本っ当に大変だったわ。」
やれやれと肩を竦める。
お父さんは方向音痴じゃないと否定していたが、他は誰も否定しない。
『これからも怪魔が発生する可能性があるからまた此処に来るよ。その時はまた話そうね。』
「……あぁそのことなんだけどね、私、成仏して転生するわ。」
「『え!?』」
女の子の発言に驚く。一人でいるのが楽だっていたはずだ。
「あなた達と話して、やっぱ私は人と話したいんだって自覚しちゃったのよ。
今まで見えなくても会話出来なくても何とも思わなかったのに、話せていた相手といきなり話せなくなったら寂しいとか思っちゃった…。
あーあ…人との繋がりなんて糞喰らえって言ってたのにとんだ有り様よ。」
こちらに背を向けて、無い小石を蹴る。
そっか…。私も話していた相手がいなくなるのは寂しいけど、それでも次への一歩を歩もうとしている者を止めることはしない。
『今度の人生は素敵な友達を見付けてね。』
「ええ。友達作ってパートナー作って…今度は自殺なんてしない人生を謳歌してやるわ!」
それじゃあサヨナラ!と元気よく女の子は天へ昇っていった。
透けて見えなくなっても暫く空を見ていると、お父さんの背中にいた部下さんが見じろいだ事でやっと動きだし、部下さんを病院へ連れて行くことにした。
───────
──
─────
病院に行けば部下さんは疲労が溜まっている程度で、意識が戻り次第退院出来るそうだ。
そして他の部下さんの下へ行くと、やはりというか怪魔が取り憑いていたので妖怪ガッツKに倒して貰った。
お父さんの部下さん達の問題は終わったが、本筋となる事件の解決には至っていないので急ぎ足で警察署まで向かう。
取調室みたいな所へお金ナイダーと共に通され、私が仲介人となって事件のあらすじやお父さんの質問に答えていった。
一時間くらいお父さんの隣で座っていると漸く終わりになり、今後は犯人逮捕に向けてヤクザの周辺を探るそうだ。それには公安課や二課の人にも頼まないとだと愚痴っていた。
家を出たのは朝早くだったのに、警察署を出たのはもう辺りは真っ暗になっていた。
随分濃い1日を過ごしたもんだと疲れた身体をベッドに押し付けた。
R01.08.27
「捜査協力ありがとうございました。君のおかげで捜査はグンと進んだ。」
『お父さんのお守(モ)りありがとうね。会話も出来なかっただろうに道案内までしてくれて助かったよ。』
「ふんっ。方向音痴相手は本っ当に大変だったわ。」
やれやれと肩を竦める。
お父さんは方向音痴じゃないと否定していたが、他は誰も否定しない。
『これからも怪魔が発生する可能性があるからまた此処に来るよ。その時はまた話そうね。』
「……あぁそのことなんだけどね、私、成仏して転生するわ。」
「『え!?』」
女の子の発言に驚く。一人でいるのが楽だっていたはずだ。
「あなた達と話して、やっぱ私は人と話したいんだって自覚しちゃったのよ。
今まで見えなくても会話出来なくても何とも思わなかったのに、話せていた相手といきなり話せなくなったら寂しいとか思っちゃった…。
あーあ…人との繋がりなんて糞喰らえって言ってたのにとんだ有り様よ。」
こちらに背を向けて、無い小石を蹴る。
そっか…。私も話していた相手がいなくなるのは寂しいけど、それでも次への一歩を歩もうとしている者を止めることはしない。
『今度の人生は素敵な友達を見付けてね。』
「ええ。友達作ってパートナー作って…今度は自殺なんてしない人生を謳歌してやるわ!」
それじゃあサヨナラ!と元気よく女の子は天へ昇っていった。
透けて見えなくなっても暫く空を見ていると、お父さんの背中にいた部下さんが見じろいだ事でやっと動きだし、部下さんを病院へ連れて行くことにした。
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病院に行けば部下さんは疲労が溜まっている程度で、意識が戻り次第退院出来るそうだ。
そして他の部下さんの下へ行くと、やはりというか怪魔が取り憑いていたので妖怪ガッツKに倒して貰った。
お父さんの部下さん達の問題は終わったが、本筋となる事件の解決には至っていないので急ぎ足で警察署まで向かう。
取調室みたいな所へお金ナイダーと共に通され、私が仲介人となって事件のあらすじやお父さんの質問に答えていった。
一時間くらいお父さんの隣で座っていると漸く終わりになり、今後は犯人逮捕に向けてヤクザの周辺を探るそうだ。それには公安課や二課の人にも頼まないとだと愚痴っていた。
家を出たのは朝早くだったのに、警察署を出たのはもう辺りは真っ暗になっていた。
随分濃い1日を過ごしたもんだと疲れた身体をベッドに押し付けた。
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