66話
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
私達が橋から飛び下りたことに驚いていたのか、目を見開いて動かなくなっているお金ナイダーに声を掛ける。
『君お金ナイダーだよね?』
「…………………っは!!
な、なんだお前!」
『お金ナイダーがどうしてお金がないようなこんな山の中にいるのか気になったの。』
「そ、それはっ……ん?何で名前を知ってるんだー!」
『お金ナイダーはお金ナイダーでしょ?』
見えていることに疑問を持たないのに名前に拘るとは不可解だ。
「もしかしてこのお金ナイダーって生まれたばかり?」
『え!?
てことは最近死んじゃった人??』
物や現象が妖怪を生み出すこともあるが、人間が死んで妖怪になることもよくある。
フゥ2も元人間でジバニャンも元猫だ。
妖怪として生まれ変わると妖怪事務局に行って名前を授かるのだが、その名前は見た目(と取り憑き)で決まる。同じ見た目の妖怪が沢山いればその妖怪は全て同じ名前になる。
昔捕まえた三人(三体)のコンブさんがいい例だ。
お金ナイダーがここにいるのはここで死んだ人間なのかもしれない。
自殺者が妖怪になることはないので事故か事件、病気になるが、もし本当に事件だとしたらこのお金ナイダーは……。
『最近ここで事件があったんだ。
何か知らないかな?』
「じ、事件?
ししししししらないんだー!」
「吃り過ぎですよ、あーた…。」
汗を垂らして私でも気付くほど分かりやすい嘘を吐くお金ナイダー。
「うるさい不細工クチビルっ!!
知らないったら知らないんだー!!」
「私は不細工じゃありませんよーー!!」
お金ナイダーは脱兎の如く走り逃げてしまい、ウィスパーの叫びが虚しく響いた。
『あのお金ナイダーは何か知ってるはず!!追い掛けるよ!』
「「オーケィ/うぃす!」」
お金ナイダーを追いながらメダルを取り出す。
『私の友達、力を貸してばくそく!妖怪メダル セット・オン!』
変身するとランニングしている女性のような格好になり、走るスピードが格段に上がった。
「何で追ってくるんだー!!?」
『お金ナイダーが逃げるからだよ!』
「俺は何も話すことはないんだー!」
『やっぱ知ってるんだね?』
「バレたーーーっ!」
ウィスパーがそりゃああんだけ口噛めばわかりますよ。と冷静にツッコンでいた。
ばくそくと合体しながら走っているので、お金ナイダーまでの距離はすぐに縮まった。
前に回り込み通せんぼうをすると、お金ナイダーは足を滑りながらも方向転換する。
「新人妖怪なのに素早い!?」
まさか逃げられるとは思っていなくて驚くが、すぐに追い掛けて今度は掴まえようとする。
だがまた避けられ木の幹を使ったりしながら逃げる。
「なかなか手強い相手ですね~。」
「枝が刺さってんだけど大丈夫なのソレ…。」
数本の枝がウィスパーに引っ掛かっている……というより刺さっているのを見たフゥ2はドン引きしている。
素早さのみじゃこの山の中では動きにくいので、一度メダルを外しジバニャンのメダルを入れた。
『「皆オレっちを置いてくニャンて酷いニャーン!グレてやるニャーン!」』
「俺だってビックリしたよ。
霊和ちゃんの姿でグレルリンにならないでよ。」
『「ニャニャッ!?
いつの間に合体してたニャン?」』
「召喚されて気付かなかったの!?」
ジバニャンとフゥ2がコントのようなものをしているが、私は足を動かしてお金ナイダーを追い掛ける。
ジバニャンと合体して猫の狩猟本能を生かしてお金ナイダーを追い詰める。数回飛び掛かってようやく捕獲した。
『お金ナイダーなのに素早かった…。』
お金ナイダーはポカポカ属。戦闘においてはサポーター系の妖怪なので攻撃も防御も速さもそこまでではない。それでもここまで体力も速さもあったのは驚きだ。
「さて、事件の事で話してくれますよね?」
「ゔっ……し、知らないったら知らないんだー!」
未だに枝が刺さっているウィスパーが尋問するが、縄でグルグル巻きにされたお金ナイダーの口は硬い。
「何で逃げたの?」
「お、俺の勝手なんだー!」
「橋であった事件の事知ってますよね?」
「しししし知らないったら知らないんらー!」
「噛んだニャン……。
コイツが事件知ってるニャン?」
「そのはずだよ。」
「お前らしつこい!!」
どうしても言う気はないようだ。
『こうなったら強行手段に入るしかないね。
ウィスパー、妖怪ウォッチ出して!』
ウィスパーに妖怪ウォッチを出してもらい、リュックに仕舞っておいた妖怪図鑑からメダルを取り出す。
『私の友達、出てきてバクロ婆!妖怪メダル セット・オン!』
「ババーン。」
バクロ婆が召喚されて、お金ナイダーの顎にぶら下がった。
R01.07.26
『君お金ナイダーだよね?』
「…………………っは!!
な、なんだお前!」
『お金ナイダーがどうしてお金がないようなこんな山の中にいるのか気になったの。』
「そ、それはっ……ん?何で名前を知ってるんだー!」
『お金ナイダーはお金ナイダーでしょ?』
見えていることに疑問を持たないのに名前に拘るとは不可解だ。
「もしかしてこのお金ナイダーって生まれたばかり?」
『え!?
てことは最近死んじゃった人??』
物や現象が妖怪を生み出すこともあるが、人間が死んで妖怪になることもよくある。
フゥ2も元人間でジバニャンも元猫だ。
妖怪として生まれ変わると妖怪事務局に行って名前を授かるのだが、その名前は見た目(と取り憑き)で決まる。同じ見た目の妖怪が沢山いればその妖怪は全て同じ名前になる。
昔捕まえた三人(三体)のコンブさんがいい例だ。
お金ナイダーがここにいるのはここで死んだ人間なのかもしれない。
自殺者が妖怪になることはないので事故か事件、病気になるが、もし本当に事件だとしたらこのお金ナイダーは……。
『最近ここで事件があったんだ。
何か知らないかな?』
「じ、事件?
ししししししらないんだー!」
「吃り過ぎですよ、あーた…。」
汗を垂らして私でも気付くほど分かりやすい嘘を吐くお金ナイダー。
「うるさい不細工クチビルっ!!
知らないったら知らないんだー!!」
「私は不細工じゃありませんよーー!!」
お金ナイダーは脱兎の如く走り逃げてしまい、ウィスパーの叫びが虚しく響いた。
『あのお金ナイダーは何か知ってるはず!!追い掛けるよ!』
「「オーケィ/うぃす!」」
お金ナイダーを追いながらメダルを取り出す。
『私の友達、力を貸してばくそく!妖怪メダル セット・オン!』
変身するとランニングしている女性のような格好になり、走るスピードが格段に上がった。
「何で追ってくるんだー!!?」
『お金ナイダーが逃げるからだよ!』
「俺は何も話すことはないんだー!」
『やっぱ知ってるんだね?』
「バレたーーーっ!」
ウィスパーがそりゃああんだけ口噛めばわかりますよ。と冷静にツッコンでいた。
ばくそくと合体しながら走っているので、お金ナイダーまでの距離はすぐに縮まった。
前に回り込み通せんぼうをすると、お金ナイダーは足を滑りながらも方向転換する。
「新人妖怪なのに素早い!?」
まさか逃げられるとは思っていなくて驚くが、すぐに追い掛けて今度は掴まえようとする。
だがまた避けられ木の幹を使ったりしながら逃げる。
「なかなか手強い相手ですね~。」
「枝が刺さってんだけど大丈夫なのソレ…。」
数本の枝がウィスパーに引っ掛かっている……というより刺さっているのを見たフゥ2はドン引きしている。
素早さのみじゃこの山の中では動きにくいので、一度メダルを外しジバニャンのメダルを入れた。
『「皆オレっちを置いてくニャンて酷いニャーン!グレてやるニャーン!」』
「俺だってビックリしたよ。
霊和ちゃんの姿でグレルリンにならないでよ。」
『「ニャニャッ!?
いつの間に合体してたニャン?」』
「召喚されて気付かなかったの!?」
ジバニャンとフゥ2がコントのようなものをしているが、私は足を動かしてお金ナイダーを追い掛ける。
ジバニャンと合体して猫の狩猟本能を生かしてお金ナイダーを追い詰める。数回飛び掛かってようやく捕獲した。
『お金ナイダーなのに素早かった…。』
お金ナイダーはポカポカ属。戦闘においてはサポーター系の妖怪なので攻撃も防御も速さもそこまでではない。それでもここまで体力も速さもあったのは驚きだ。
「さて、事件の事で話してくれますよね?」
「ゔっ……し、知らないったら知らないんだー!」
未だに枝が刺さっているウィスパーが尋問するが、縄でグルグル巻きにされたお金ナイダーの口は硬い。
「何で逃げたの?」
「お、俺の勝手なんだー!」
「橋であった事件の事知ってますよね?」
「しししし知らないったら知らないんらー!」
「噛んだニャン……。
コイツが事件知ってるニャン?」
「そのはずだよ。」
「お前らしつこい!!」
どうしても言う気はないようだ。
『こうなったら強行手段に入るしかないね。
ウィスパー、妖怪ウォッチ出して!』
ウィスパーに妖怪ウォッチを出してもらい、リュックに仕舞っておいた妖怪図鑑からメダルを取り出す。
『私の友達、出てきてバクロ婆!妖怪メダル セット・オン!』
「ババーン。」
バクロ婆が召喚されて、お金ナイダーの顎にぶら下がった。
R01.07.26