63話
夢小説設定
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フゥ2とジバニャンが引き離そうとしているがオールマイトは動じない。
っていうかウィスパーさっきからいないけど何処!?
オールマイトを蹴ろうとするが避けられるし、足も動けないよう密着してくる。
「ダメダメダメー!!!
こんなムキムキマッチョと霊和ちゃんなんて俺絶対認めないからー!!」
「いくらニャンでもこの体制はダメニャーン!!
そこはイズクのポジションニャン!」
「違う勝己だよ!!」
二人が口喧嘩を始めてしまう。それでもオールマイトを離そうと動いてくれていた。
『私とオールマイトの体制とかいいからメダル取って!』
「そうだった!」
「体制?……っ!?!
ここここれは違うよ!?邪な気持ちは全くなくてだね!ただ拘束するためと言うか、」
オールマイトが慌てているがそんな事耳にしていられずフゥ2に動いてもらう。
しかしオールマイトの足ががっしりと右足に絡んでいてポケットに手を入れられない。
ウィスパーならオールマイトを透けて取ってくれるだろうが何故かいない。
ならばと目線で図鑑を取るように指示をする。
すぐにわかったようでオールマイトにバレないよう静かに図鑑を抜く。
「どのメダルを出せばいい!?」
合体すれば拘束から抜けるから誰でもいい。そう言おうとしたが口を止める。
誰でもいいじゃダメだ。
拘束から抜けるだけじゃない。試験に合格しなくちゃいけないんだ。
その為にはどうする。
考えろ…。
攻撃してもダメ。ゴールゲートに向かう事も阻まれる。
ならば攻撃を受けないようにしなければいけない。
だが見えなくても察知される。
……なら見えても触れないようにすれば?
『!
フゥ2!えんらえんらのメダルを!』
「!
…そういうことか。
オーケー!任せて!」
元持ち主だっただけありメダルの位置も覚えていてすぐにページを開いて取り出す。
「おっと。メダルは入れさせないよ。」
オールマイトが2つの妖怪ウォッチを使えさせないように掴む。
「くっそぅ…っ!
マジ知ってる奴相手って厄介!
こんなことなら教えるんじゃなかったよ!」
オールマイトの腕を引っ張って愚痴を漏らす。
<<残り1分。>>
『時間がっ、』
「そんな!ふうゔぅぅう!!」
「あと少し…。もう諦めるかな?」
残り1分と放送され焦る。
どうにかして抜け出さねば!
その時だった。
「ウィスパーいたニャン!あっちで気絶してたニャン!」
「うぃすす…頭が痛いです…。」
「ウィスパーよかった!
このメダルを妖怪ウォッチCに入れて!」
「もう人使いが荒いんですから~ってえぇ!?霊和ちゃんがオールマイトにあはーんな事をされそうになってるぅぅ!!?」
「されそうになってないから!時間ないんだから早く!!」
フゥ2はメダルを渡すとウィスパーの背中を押して即する。
私も召喚の呪文を唱える。
『私の友達、力を貸してえんらえんら!妖怪メダルセット・オン!』
「うぃす~。」
オールマイトの拳を通り抜けてメダルが妖怪ウォッチCに入れられる。
「なっ!?時計は封じていたはず…っ!
口も閉じるべきだったか…。」
眉をひそめるオールマイトだったが、失言した事に気付き慌てて深い意味はないよ!と言っていた。
オールマイトから離れることに成功した私は浮く身体をコントロールしてオールマイトから離れる。
浮いているからなのか合体したえんらえんらという煙の妖怪だからなのか髪の毛も灰色の羽織もユラユラ揺れている。
「もう時間がないよ!」
『うん!すぐにケリをつける!!』
スピードを付けて一直線にオールマイトに近付く。
「もう時間がないからと自暴自棄になったか!?
そんな単純な動きで敵に向かうものじゃない!」
オールマイトは拳を振りかぶる。
その拳は私の頭に直撃する。
「!?」
が、すり抜けて空を切った音だけがトンネル内に響いた。
『えんらえんらは妖怪マニアなら知ってる妖怪 煙々羅のこと。身体はなく煙が人の形になって化ける妖怪ですよ。
つまり私の実体も今はない!』
隠れても認知されるのなら、認知しても触らせなければいいのだ。
私の身体は今は煙になっている。煙は固体ではないので触ることは不可能である。
オールマイトの身体を突き抜けて背後から横に回り、ハンドカフスをオールマイトの腕に装着した。
<<妖見霊和条件達成!>>
「「「やったー/ニャン/でうぃす!!!」」」
『はぁ…はぁ……
なんとかクリア出来た…!!』
すぐにメダルを妖怪ウォッチCから抜く。
クリア出来た喜びに身体の力が抜けて床に座り込みそうになった。
「おっと、大丈夫かい?
お見事だったよ、妖見少女。」
支えてくれたオールマイトに大丈夫です。と答えたが妖気が切れたのだろう、私はそのまま意識を失った。
R01.06.27
っていうかウィスパーさっきからいないけど何処!?
オールマイトを蹴ろうとするが避けられるし、足も動けないよう密着してくる。
「ダメダメダメー!!!
こんなムキムキマッチョと霊和ちゃんなんて俺絶対認めないからー!!」
「いくらニャンでもこの体制はダメニャーン!!
そこはイズクのポジションニャン!」
「違う勝己だよ!!」
二人が口喧嘩を始めてしまう。それでもオールマイトを離そうと動いてくれていた。
『私とオールマイトの体制とかいいからメダル取って!』
「そうだった!」
「体制?……っ!?!
ここここれは違うよ!?邪な気持ちは全くなくてだね!ただ拘束するためと言うか、」
オールマイトが慌てているがそんな事耳にしていられずフゥ2に動いてもらう。
しかしオールマイトの足ががっしりと右足に絡んでいてポケットに手を入れられない。
ウィスパーならオールマイトを透けて取ってくれるだろうが何故かいない。
ならばと目線で図鑑を取るように指示をする。
すぐにわかったようでオールマイトにバレないよう静かに図鑑を抜く。
「どのメダルを出せばいい!?」
合体すれば拘束から抜けるから誰でもいい。そう言おうとしたが口を止める。
誰でもいいじゃダメだ。
拘束から抜けるだけじゃない。試験に合格しなくちゃいけないんだ。
その為にはどうする。
考えろ…。
攻撃してもダメ。ゴールゲートに向かう事も阻まれる。
ならば攻撃を受けないようにしなければいけない。
だが見えなくても察知される。
……なら見えても触れないようにすれば?
『!
フゥ2!えんらえんらのメダルを!』
「!
…そういうことか。
オーケー!任せて!」
元持ち主だっただけありメダルの位置も覚えていてすぐにページを開いて取り出す。
「おっと。メダルは入れさせないよ。」
オールマイトが2つの妖怪ウォッチを使えさせないように掴む。
「くっそぅ…っ!
マジ知ってる奴相手って厄介!
こんなことなら教えるんじゃなかったよ!」
オールマイトの腕を引っ張って愚痴を漏らす。
<<残り1分。>>
『時間がっ、』
「そんな!ふうゔぅぅう!!」
「あと少し…。もう諦めるかな?」
残り1分と放送され焦る。
どうにかして抜け出さねば!
その時だった。
「ウィスパーいたニャン!あっちで気絶してたニャン!」
「うぃすす…頭が痛いです…。」
「ウィスパーよかった!
このメダルを妖怪ウォッチCに入れて!」
「もう人使いが荒いんですから~ってえぇ!?霊和ちゃんがオールマイトにあはーんな事をされそうになってるぅぅ!!?」
「されそうになってないから!時間ないんだから早く!!」
フゥ2はメダルを渡すとウィスパーの背中を押して即する。
私も召喚の呪文を唱える。
『私の友達、力を貸してえんらえんら!妖怪メダルセット・オン!』
「うぃす~。」
オールマイトの拳を通り抜けてメダルが妖怪ウォッチCに入れられる。
「なっ!?時計は封じていたはず…っ!
口も閉じるべきだったか…。」
眉をひそめるオールマイトだったが、失言した事に気付き慌てて深い意味はないよ!と言っていた。
オールマイトから離れることに成功した私は浮く身体をコントロールしてオールマイトから離れる。
浮いているからなのか合体したえんらえんらという煙の妖怪だからなのか髪の毛も灰色の羽織もユラユラ揺れている。
「もう時間がないよ!」
『うん!すぐにケリをつける!!』
スピードを付けて一直線にオールマイトに近付く。
「もう時間がないからと自暴自棄になったか!?
そんな単純な動きで敵に向かうものじゃない!」
オールマイトは拳を振りかぶる。
その拳は私の頭に直撃する。
「!?」
が、すり抜けて空を切った音だけがトンネル内に響いた。
『えんらえんらは妖怪マニアなら知ってる妖怪 煙々羅のこと。身体はなく煙が人の形になって化ける妖怪ですよ。
つまり私の実体も今はない!』
隠れても認知されるのなら、認知しても触らせなければいいのだ。
私の身体は今は煙になっている。煙は固体ではないので触ることは不可能である。
オールマイトの身体を突き抜けて背後から横に回り、ハンドカフスをオールマイトの腕に装着した。
<<妖見霊和条件達成!>>
「「「やったー/ニャン/でうぃす!!!」」」
『はぁ…はぁ……
なんとかクリア出来た…!!』
すぐにメダルを妖怪ウォッチCから抜く。
クリア出来た喜びに身体の力が抜けて床に座り込みそうになった。
「おっと、大丈夫かい?
お見事だったよ、妖見少女。」
支えてくれたオールマイトに大丈夫です。と答えたが妖気が切れたのだろう、私はそのまま意識を失った。
R01.06.27