59話
夢小説設定
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ならば私が考える事は決まっている。
『私絶対ヒーローになる!
オールマイトが安心して引退出来るように!皆と一緒にもっと強くなってオールマイトの力を超えてみせるよ!』
「ええ!?オールマイトを超えるんですか!!?」
「ニャン!
オレっちも頑張るニャン!」
「平和の象徴を超えるか…。
男心擽られるじゃん!
目指すなら1番だよね!」
「う、いうぃすっ!」
私達は拳を突き出してグータッチをする。
皆で努力すればオールマイトから頼られるようなヒーローになれるはずだ。
「平和の象徴を超えるか…。
君達はホントにそっくりだ。」
『…?』
君達とは誰のことだろう?
オールマイトは答えなかったが、私達を見て何かを重ね合わせて笑みを浮かべていた。
話が一段落ついてすぐにやぶれかぶれ院長が口を開く。
「──…さて、話がずれたが、完治は無理だが今の症状を改善する事は出来る。」
オールマイトはこのガリガリなトゥルーフォームでいるとよく吐血してしまう。
診察中にも一度吐血しているのでキズナースの回復で吐血しないようにしていた。
「吐血は内臓の傷口が綺麗に塞がっていないのが原因だね。
そして血管の膜が脆いからほんの少しの衝撃で傷開いてしまうんだ。」
「手術をしましたし傷口が塞がってないはずないと思いますが…。」
「皮膚の傷口を見たまえ。盛り上がって痕が残っているだろう?中も同じような状態だ。
そんなこと私ならさせない。」
中まで抉られる程の傷なら痕が残っても仕方ないんじゃないのかな?
質問すると、妖怪の回復は傷の修復と体力の回復を同時にやるから、細胞分裂が超活発になり修復に時間がかからないので傷痕も残りにくい。
「今から軽く手術しよう。
そうすれば吐血をする回数は大幅に減るだろう。」
「今から手術でうぃすか?!急過ぎません!?」
「手術なんていつしようと構わないだろう。
私だって亀達と遊ぶ時間が一秒でも長く欲しいんだ!!」
「ちょー自己チュー…。」
「完全に父親ニャン。」
『アハハ……。』
やぶれかぶれ院長の我が儘に苦笑することしか出来ない。
これから手術ということでやぶれかぶれ院長は私達を校長室から追い出す。
「さあ出てった!」
『私達が出てくんだね…。
手術するから出てだって。』
「ここでやるのかい!?」
テーブルの反対側でお茶を飲みながらずっと見ていた根津が私の言葉に驚く。
やぶれかぶれ院長は身体を切ることはしないさ。と言っているので場所は何処でやろうといいのだろう。
しかし私達を追い出すのは何故かわからない。
渋々歩き出す根津を追い掛けて、部屋を出ていく寸前だった。
「久しぶりの手術だよ。
嗚呼胸が高鳴るなぁ。ハァ…ハァ…興奮してしまう。」
バタンと閉じられた扉を見て、オールマイトは無事返って来れるのか心配になった。
『だ、大丈夫かなオールマイト…。』
「……大丈夫じゃない?」
『その間は何?』
「アハハ~。」
『やっぱ私中に入る!』
扉を引っ張るが開かない。
オールマイトの名前を連呼して扉を叩いてみたが中から応答はなかった。
30分程して出てきたオールマイトは顔色が良かったので下手な事はされなかったのだろう。可笑しな姿になっていなくて安心した。
R1.05.24
