58.5話
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~峰田side~
オイラは女が好きだ。
だからモテたいがために雄英に入った!
クラスの女子もめちゃくちゃ可愛い。
八百万なんかオイラのドストライク並のおっぱいで、いつかクラスの女子全員のおっぱいに埋もれてぇなんて想像もした。
妖見は顔は可愛いけど、おっぱいもケツもちっちぇ。顔は好きだけど身体はオイラのタイプじゃないって感じだ。
それでも普段の仕草や行動から女が染み出たような妖見は守ってあげたくなるようなくらい可愛らしいって思っちまう。
なのにオイラは未だに妖見に接近できねー!なんでだよー!
ヒーロー基礎学の時に近付こうとするとヤオモモと耳郎が個性を使って近付けなくするし、昼休みに昼飯誘おうとしても緑谷に先越されてどや顔される。
掃除当番でも緑谷と爆豪も一緒だから近付くことさえ出来ねぇ…。
もう何でもいいから話そうとしたら爆豪にめちゃくちゃ睨まれて爆破された。
それを妖見本人は気付いてねぇのがまたなんとも言えない。
寂しいゼ……。
そんな妖見が職場体験後変身をするようになった。
そう、変身をするんだよ!
魔法少女ばりの服装やら髪型が一瞬で変わるんだよ!
そして変身つっちゃーアレだろ!?
キ・ガ・エ!!
お着替えシーン=裸だろ!?
どんな魔法少女だろうと変身シーンは服が消えて裸の身体が光る。朝から少女の裸が合法で見えるんだ。
妖見の裸だって合法で見えんじゃね?
なのに、妖見の変身シーンは紫色の靄で何も見えなかった……。
マジか…マジなのか…。
いや、諦めるなオイラ!
諦めたらそこで試合終了だって先人のヒーローも言ってた!…気がする。
オイラはなんとしてでも妖見の裸を見るんだ!
絶対諦めねーぞ!
つーことで、ヒーロー基礎学で妖見が変身する度にオイラは行動を起こした。
まずは小手調べ。
妖見が変身するためにメダルを時計に入れたのを見計らってオイラは巨大うちわを取り出した。
「うおりゃあぁああ!!扇げ!靄を吹き飛ばすんじゃぁああ!!」
「なにしてんのバカ。」
『突風?』
──失敗。
腕が疲れただけで、外側の細かい霧が散っただけで靄は分厚く妖見を隠していた。
次は変身シーン中に妖見に向かって正面衝突をした。
…が、
「嘘だろ!?何で通れねーんだ!
今いくぞ!妖見の裸~っ!」
「ありゃ、オトセンボンが大量発生してますね~。」
「こいついると前に進めないから、いつも遅刻しちゃうんだよね。今ではいい思い出だなー。」
──…失敗。
妖見まで辿り着けなかった。
次こそはと違う時間にもう一度正面衝突を挑んだ。
「今度こそー!!!」
「またやってるよ…。」
「こりないわね。」
「うぉぉおおっおお?!」
靄に一直線に突っ込んでいった。
それなのに気が付いたら靄を背にして顔面を地面に打っていた。
「いててっ…。どうなってんだ…?」
『あれ、峰田くん転んだの?気を付けてね。』
「お、おぅ(よくわかんねーけど妖見が起こしてくr…)」
「峰田くん今度は気を付けてね。」
「………おぅ。」
緑谷に立たせて貰った。
……そこは妖見だろ!
R01.05.08