52話
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「霊和ちゃんから人間の気がしないのよ。」
『え…、』
「ええぇぇぇ!」
「ニャニッ!?」
「何ですとー!!?」
私は人じゃなかったのか…。いつの間にか死んでたのかな?
「あら、言い方間違えたわ。
霊和ちゃんから人間の気が覆われる程の妖気が感じられるの。」
肩を竦めて笑うサキちゃんは、見た目通り小悪魔みたいだ。
「いやいや霊和ちゃんから妖気を感じる時点でおかしくない!?」
『私人間じゃなくて妖怪だったんだ…。』
じゃあお母さんとお父さんは私のお母さんとお父さんじゃなくなっちゃうの?
「人間よ。ただ、妖気を纏った"特殊"なね。」
バニー・ミントと会った時もフユニャンと会った時も周りには沢山妖怪がいた。
だから人間の気も感じられなかったと思っていたが、フユニャンがデカニャンになる現象が起きて違うんじゃないのかと考えた。
「私が考えたのは貴女が周りの妖怪の妖気を自身の身体に溜めてしまう体質。もう一つが貴女自身が妖気を作り出す体質。
体育祭以降でSランクの妖怪や沢山の妖怪に会ったかしら?」
体育祭以降で妖怪を喚び出したのはヒーロー基礎学の授業だけだった。
『10体くらいかなぁ。
でも体育祭で疲れてるだろうかなってSランクの妖怪は喚び出さなかったよ。』
「フユニャンに妖気を吸いとられたのに、この短期間で溢れる程妖気があるってことは自身で妖気を作り出してるってことね。」
私は胸に手を当てる。妖怪の生命線となる妖気が私から作られているとは不思議な気分だ。
「俺達だって妖怪なのに全然気付かなかった…。」
「小さい頃は少ない妖気だったんじゃないかな?それで成長するうちに馴れてしまったからわからなかったのかもね?
ボクの時は君達がいたし、妖怪ウォッチを付けていたから人間だって分かったのさ。」
「俺も妖怪に囲まれているが学校の服を着ていたからわかったんだ!」
顔は妖怪達に出回っていないらしいから顔で判断されることはない。いつも私から話し掛けて妖怪ウォッチを見られて私だと判断されていたので、"気"というものが重要視されていなかったのも問題かもしれないと言われた。
「でもよかったわー。
アレ作ってもらっちゃったから無駄にならずにすみそうね!」
『アレ?』
「今手持ちにはないの。
だから私達と妖魔界に行きましょ!」
『!』
妖魔界に!?
急遽妖魔界に行くことになり、私達はサキちゃん達がワープしてきた機械の前に立つ。
「これに入れば妖魔界まで一っ飛びよ。」
「おじいさんが言っていた許可ってもしかしてコレのこと?」
「そうだ。エンマ大王様に霊和が妖魔界に行く許可を貰ったんだ。」
『え!?苦労したって言ってけど大丈夫だったの?』
「許可はすぐに貰えたんだ。
ただ体育祭の中継をご覧になられていたみたいで、霊和に会いたいとおっしゃられてな…。それでぬらりひょん議長に止められていた。」
「そういう意味の苦労ですか…。」
前々からエンマ大王の事が話に出るけどどんな人なんだろう?
ボケッとしていると早く行くわよと背中を押された。
ワープする筒状の機械のドアが自動で開き、私達は中に入る。
目の前がブレたと思ったら刹那の時間に外に移動していた。
うんがい鏡の場合はフレームを自ら潜って違う場所に移動するので、うんがい鏡とは違う瞬間移動みたいな移動の仕方に感動を覚える。
「ここが私達の基地よ。」
広大な土地の中に大きな建物が聳(ソビ)えていた。
「元は妖怪ウォッチを作っていた工場だったのだけど、妖怪ウォッチが生産禁止になってからは私達妖怪ヒーロー協会の本部になったのよ。」
「へ~。知らなかった。
じゃあシャッチー・バーグさん達もヒーローになったの?」
「元ヨップル社の社員は、妖怪ヒーローを助けてくれる道具を作ってくれる部所で働いているわよ。シャッチー・バーグはそこのトップで妖怪ヒーロー協会の幹部もしてくれてるわ。」
つまりシャッチー・バーグという人は元・ここの社長さんかな?
建物の中に入り、エントランス左側にある透明なエレベーターに乗る。上昇して2階に着くと奥に向かう。
連れられて着いた場所は円柱状に鉄冊子の回らされたステージが真ん中にあった。
「戦闘をするわけじゃないからここじゃなくてもよかったんだけど、何が起こるかわからないからこんな所ですまないわね。」
『ううん。
何が起こるかわからないってそんな危ないことなの?』
「まぁ少しね。」
来たみたいよ。とサキちゃんが向いた方には、遅れてやってきたバニー・ミントがいた。手には箱を持っている。
「体育祭でフユニャンに聞いてからここの社員の人に作って貰ったの。
是非有効活用してもらいたいわ。」
サキちゃんに言われながらバニー・ミントから箱を受け取る。
開けると妖怪ウォッチと同じような形の時計が梱包材の中に鎮座していた。
『え…、』
「ええぇぇぇ!」
「ニャニッ!?」
「何ですとー!!?」
私は人じゃなかったのか…。いつの間にか死んでたのかな?
「あら、言い方間違えたわ。
霊和ちゃんから人間の気が覆われる程の妖気が感じられるの。」
肩を竦めて笑うサキちゃんは、見た目通り小悪魔みたいだ。
「いやいや霊和ちゃんから妖気を感じる時点でおかしくない!?」
『私人間じゃなくて妖怪だったんだ…。』
じゃあお母さんとお父さんは私のお母さんとお父さんじゃなくなっちゃうの?
「人間よ。ただ、妖気を纏った"特殊"なね。」
バニー・ミントと会った時もフユニャンと会った時も周りには沢山妖怪がいた。
だから人間の気も感じられなかったと思っていたが、フユニャンがデカニャンになる現象が起きて違うんじゃないのかと考えた。
「私が考えたのは貴女が周りの妖怪の妖気を自身の身体に溜めてしまう体質。もう一つが貴女自身が妖気を作り出す体質。
体育祭以降でSランクの妖怪や沢山の妖怪に会ったかしら?」
体育祭以降で妖怪を喚び出したのはヒーロー基礎学の授業だけだった。
『10体くらいかなぁ。
でも体育祭で疲れてるだろうかなってSランクの妖怪は喚び出さなかったよ。』
「フユニャンに妖気を吸いとられたのに、この短期間で溢れる程妖気があるってことは自身で妖気を作り出してるってことね。」
私は胸に手を当てる。妖怪の生命線となる妖気が私から作られているとは不思議な気分だ。
「俺達だって妖怪なのに全然気付かなかった…。」
「小さい頃は少ない妖気だったんじゃないかな?それで成長するうちに馴れてしまったからわからなかったのかもね?
ボクの時は君達がいたし、妖怪ウォッチを付けていたから人間だって分かったのさ。」
「俺も妖怪に囲まれているが学校の服を着ていたからわかったんだ!」
顔は妖怪達に出回っていないらしいから顔で判断されることはない。いつも私から話し掛けて妖怪ウォッチを見られて私だと判断されていたので、"気"というものが重要視されていなかったのも問題かもしれないと言われた。
「でもよかったわー。
アレ作ってもらっちゃったから無駄にならずにすみそうね!」
『アレ?』
「今手持ちにはないの。
だから私達と妖魔界に行きましょ!」
『!』
妖魔界に!?
急遽妖魔界に行くことになり、私達はサキちゃん達がワープしてきた機械の前に立つ。
「これに入れば妖魔界まで一っ飛びよ。」
「おじいさんが言っていた許可ってもしかしてコレのこと?」
「そうだ。エンマ大王様に霊和が妖魔界に行く許可を貰ったんだ。」
『え!?苦労したって言ってけど大丈夫だったの?』
「許可はすぐに貰えたんだ。
ただ体育祭の中継をご覧になられていたみたいで、霊和に会いたいとおっしゃられてな…。それでぬらりひょん議長に止められていた。」
「そういう意味の苦労ですか…。」
前々からエンマ大王の事が話に出るけどどんな人なんだろう?
ボケッとしていると早く行くわよと背中を押された。
ワープする筒状の機械のドアが自動で開き、私達は中に入る。
目の前がブレたと思ったら刹那の時間に外に移動していた。
うんがい鏡の場合はフレームを自ら潜って違う場所に移動するので、うんがい鏡とは違う瞬間移動みたいな移動の仕方に感動を覚える。
「ここが私達の基地よ。」
広大な土地の中に大きな建物が聳(ソビ)えていた。
「元は妖怪ウォッチを作っていた工場だったのだけど、妖怪ウォッチが生産禁止になってからは私達妖怪ヒーロー協会の本部になったのよ。」
「へ~。知らなかった。
じゃあシャッチー・バーグさん達もヒーローになったの?」
「元ヨップル社の社員は、妖怪ヒーローを助けてくれる道具を作ってくれる部所で働いているわよ。シャッチー・バーグはそこのトップで妖怪ヒーロー協会の幹部もしてくれてるわ。」
つまりシャッチー・バーグという人は元・ここの社長さんかな?
建物の中に入り、エントランス左側にある透明なエレベーターに乗る。上昇して2階に着くと奥に向かう。
連れられて着いた場所は円柱状に鉄冊子の回らされたステージが真ん中にあった。
「戦闘をするわけじゃないからここじゃなくてもよかったんだけど、何が起こるかわからないからこんな所ですまないわね。」
『ううん。
何が起こるかわからないってそんな危ないことなの?』
「まぁ少しね。」
来たみたいよ。とサキちゃんが向いた方には、遅れてやってきたバニー・ミントがいた。手には箱を持っている。
「体育祭でフユニャンに聞いてからここの社員の人に作って貰ったの。
是非有効活用してもらいたいわ。」
サキちゃんに言われながらバニー・ミントから箱を受け取る。
開けると妖怪ウォッチと同じような形の時計が梱包材の中に鎮座していた。