56話
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
『っフゥ2!ヒーロー殺しに取り憑いて!』
「さっきからやろうとしてるんだけど…っ!」
召喚している暇はない。ここにいるフゥ2に頼むが、この速さでは取り憑く事が出来ない。
轟くんが捕まえようとするが全て避けられる。
前も後ろも敵が囲んでいるんじゃないかと錯覚するほど攻撃を浴び体制を崩した時、
「レシプロバースト!!」
その瞬間、後ろから飯田くんが刀を蹴り折りヒーロー殺しを蹴飛ばした。
「大丈夫か!?」
『なんとか、ね。』
轟くんに支えられながらヒーロー殺しから離れる。
「飯田くん!」
「解けたか。意外と大した事ねぇ個性だな。」
「轟くんも緑谷くんも妖見さんも、関係ない事で申し訳ない。」
「また、そんな事を…。」
『関係なくないよ。
私は飯田くんの友達だ。
友達を助けるのは当たり前だよ。』
「妖見さん……。
ああ、だからもう3人にこれ以上血を流させるわけにはいかない。」
飯田くんに何があったかは知らない。
でも先程倒れていた時の顔と違った。凛とした顔がそこにはあった。
「感化され取り繕っても無駄だ。人間の本質はそう易々と変わらない。
お前は私欲を優先させる贋物にしかならない。英雄を歪ませる社会のガンだ。
誰かが正さなければならないんだ。」
「時代錯誤の原理主義だ。
飯田、人殺しの理屈に耳を貸すな。」
「いや、言う通りさ。
僕にヒーローを名乗る資格など…ない。」
飯田くんの左腕から血が流れる。
「それでも、折れるわけにはいかない。
俺が折れればインゲニウムは死んでしまう。」
ヒーロー殺しは飯田くんを見て目を細める。
「論外。」
顔付きの変わったヒーロー殺しに炎が繰り出す。
飯田くんが轟くんにエンジンの冷却を頼んでる間、私といっくんが応戦する。
まだまだ荒削りな妖術をヒーロー殺しに浴びせるが避けられる。
二人掛けで攻撃しているにも関わらず余裕があるのか轟くん目掛けてナイフを飛ばす。
ギリギリのところで飯田くんが庇うが腕に突き刺さる。
『飯田くんっ!』
続けて刃こぼれのした日本刀がヒーロー殺しから飛んでいく。
私は2人の前に飛び出し、ウィスパーを盾にする。
「何で私ぃー!!?」
『たまたま手にしたから。ごめんね。』
ウィスパーの中心にささった刃は貫通していて私の顔ギリギリで止まっていた。
防御力はないが生命力だけは無限にあるウィスパーを盾にして良かった。ウィスパーならダウンしないし、フゥ2だったら身体に穴開いてるから私の顔に刺さってたかも。
ウィスパーから刀を抜いて地面へと捨てる。
「終わった!」
冷却し終わった飯田くんの蹴りと、背後からいっくんの拳が直撃した。
ヒーロー殺しは一瞬気を失うも、すぐに長刀で飯田くんを斬ろうと刀を振った。
「(動きが鈍い…!)たたみかけろ!」
『百烈肉球!』
「レシプロバースト!!」
「SMASH!!」
炎熱と百烈肉球とレシプロバーストとSMASH、4枚攻撃をすれば今度は完全に気を失った。
また意識を取り戻しても対処出来るように、とりあえず武器を外して拘束をした。
拘束し終わってもう動かないと判断し、メダルを妖怪ウォッチCから抜く。
「なんとか勝てましたね。」
「ニャン。」
『妖術出すまでにまだまだタイムラグがあるから修行しなきゃなー。』
身体に穴が空いているウィスパーは何事もないように浮いている。
そこへウィスパーに気付いていないいっくんが穴に指を突っ込む。
「その腕のって新しい妖怪ウォッチなの?」
『フユニャン達が私のためにって作ってくれたんだ。
さっきの変身もこれのお陰なの。』
指からウィスパーを引っこ抜き、片手で抱えて時計をいっくんに見せる。
大きめの腕時計2つが輝く。
「火が出てたよね!小さな機械で技を出せるなんて感動だなぁ!」
キラキラ目を輝かせるさせるいっくんに同意すると、人と話しているのに欠伸が出てしまった。
「妖怪ウォッチってことは妖怪が作ったんだよね?まだ未知の妖怪がいるんだなぁ……?、寝不足なの?」
『うん、ちょっとね。』
そう、少し眠いだけだった。
しかし次にはドッと眠気が押し寄せて来て瞼が下がる。
『ごめんウィスパー…運んで……。』
眠気に逆らえずに意識が遠退いた。
H31.04.07
「さっきからやろうとしてるんだけど…っ!」
召喚している暇はない。ここにいるフゥ2に頼むが、この速さでは取り憑く事が出来ない。
轟くんが捕まえようとするが全て避けられる。
前も後ろも敵が囲んでいるんじゃないかと錯覚するほど攻撃を浴び体制を崩した時、
「レシプロバースト!!」
その瞬間、後ろから飯田くんが刀を蹴り折りヒーロー殺しを蹴飛ばした。
「大丈夫か!?」
『なんとか、ね。』
轟くんに支えられながらヒーロー殺しから離れる。
「飯田くん!」
「解けたか。意外と大した事ねぇ個性だな。」
「轟くんも緑谷くんも妖見さんも、関係ない事で申し訳ない。」
「また、そんな事を…。」
『関係なくないよ。
私は飯田くんの友達だ。
友達を助けるのは当たり前だよ。』
「妖見さん……。
ああ、だからもう3人にこれ以上血を流させるわけにはいかない。」
飯田くんに何があったかは知らない。
でも先程倒れていた時の顔と違った。凛とした顔がそこにはあった。
「感化され取り繕っても無駄だ。人間の本質はそう易々と変わらない。
お前は私欲を優先させる贋物にしかならない。英雄を歪ませる社会のガンだ。
誰かが正さなければならないんだ。」
「時代錯誤の原理主義だ。
飯田、人殺しの理屈に耳を貸すな。」
「いや、言う通りさ。
僕にヒーローを名乗る資格など…ない。」
飯田くんの左腕から血が流れる。
「それでも、折れるわけにはいかない。
俺が折れればインゲニウムは死んでしまう。」
ヒーロー殺しは飯田くんを見て目を細める。
「論外。」
顔付きの変わったヒーロー殺しに炎が繰り出す。
飯田くんが轟くんにエンジンの冷却を頼んでる間、私といっくんが応戦する。
まだまだ荒削りな妖術をヒーロー殺しに浴びせるが避けられる。
二人掛けで攻撃しているにも関わらず余裕があるのか轟くん目掛けてナイフを飛ばす。
ギリギリのところで飯田くんが庇うが腕に突き刺さる。
『飯田くんっ!』
続けて刃こぼれのした日本刀がヒーロー殺しから飛んでいく。
私は2人の前に飛び出し、ウィスパーを盾にする。
「何で私ぃー!!?」
『たまたま手にしたから。ごめんね。』
ウィスパーの中心にささった刃は貫通していて私の顔ギリギリで止まっていた。
防御力はないが生命力だけは無限にあるウィスパーを盾にして良かった。ウィスパーならダウンしないし、フゥ2だったら身体に穴開いてるから私の顔に刺さってたかも。
ウィスパーから刀を抜いて地面へと捨てる。
「終わった!」
冷却し終わった飯田くんの蹴りと、背後からいっくんの拳が直撃した。
ヒーロー殺しは一瞬気を失うも、すぐに長刀で飯田くんを斬ろうと刀を振った。
「(動きが鈍い…!)たたみかけろ!」
『百烈肉球!』
「レシプロバースト!!」
「SMASH!!」
炎熱と百烈肉球とレシプロバーストとSMASH、4枚攻撃をすれば今度は完全に気を失った。
また意識を取り戻しても対処出来るように、とりあえず武器を外して拘束をした。
拘束し終わってもう動かないと判断し、メダルを妖怪ウォッチCから抜く。
「なんとか勝てましたね。」
「ニャン。」
『妖術出すまでにまだまだタイムラグがあるから修行しなきゃなー。』
身体に穴が空いているウィスパーは何事もないように浮いている。
そこへウィスパーに気付いていないいっくんが穴に指を突っ込む。
「その腕のって新しい妖怪ウォッチなの?」
『フユニャン達が私のためにって作ってくれたんだ。
さっきの変身もこれのお陰なの。』
指からウィスパーを引っこ抜き、片手で抱えて時計をいっくんに見せる。
大きめの腕時計2つが輝く。
「火が出てたよね!小さな機械で技を出せるなんて感動だなぁ!」
キラキラ目を輝かせるさせるいっくんに同意すると、人と話しているのに欠伸が出てしまった。
「妖怪ウォッチってことは妖怪が作ったんだよね?まだ未知の妖怪がいるんだなぁ……?、寝不足なの?」
『うん、ちょっとね。』
そう、少し眠いだけだった。
しかし次にはドッと眠気が押し寄せて来て瞼が下がる。
『ごめんウィスパー…運んで……。』
眠気に逆らえずに意識が遠退いた。
H31.04.07