102話
夢小説設定
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オマケ
〜no side〜
応接室から出たナイトアイは昇降口を出た所で見知った人物に会った。
「サーじゃないですか!
どうして雄英に?
……っは!もしかしてオールマイトですか!?ついに決断したんですね!」
「違う!」
サーナイトアイの事務所にインターンで来ている通形ルミオが近付いてきた。
高校の敷地内とはいうが巨大な敷地の中で出会ってしまったのは不運だと思った。
それほどナイトアイはこの場所に訪れる事を嫌い、それを知られることも嫌だった。
「仕事上来るのを避けられなかったんだ。断じてお前が考えているようなことではない。」
通形はちぇ。と残念そうな顔をしたがすぐに引き締める。
「例の件ですよね。目星は付いたんですか?」
「ああ。やはり間違いではなかったようだ。ことは早急に解決しなければならん。」
物的証拠はなくても隣にいる妖見さんがいればそれが証拠となる。現代の法律様々だ。
「(それにしても妖見さんの娘であるあの少女…、)」
ナイトアイの個性は触れた相手の予知。
死んだヤツを見せるためにと接触した時に、信頼出来る相手なのか確かめる為に個性を使っていたのだ。
「(アレは何だったんだ…。)」
頭に浮かんで来たのは禍々しい空、倒れるヒーローらしき人物達、同じく地面に伏せられた視点から見えた巨大な紫色の靄の塊……。
これが未来に起こることなのかと恐怖した。
「ー……ぁ、サー?ボヤッとして風邪でも引いたんですか?」
「っ」
ミリオと妖見さんが心配そうな顔でこちらを覗き込んでいた。
考え事をしていたと謝り帰路を進む。
「(彼女にどんな困難が起きようとヒーローならば進まなければならん。)」
ナイトアイは霊和の未来を心配するとともに強く健闘を祈った。
R05.07.27