100話
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起きて来たフゥ2にこちらの状況をエンマ大王に伝言してもらい、一日授業を受けたけど身に入らない。
頭はどうすれば外に出れるかでいっぱいだ。
決まった以上変更は出来ないだろう。だから考えた。
相澤先生はかっちゃんの仮免を取るまで外出禁止と言った。ならかっちゃんに仮免を取らせばいい。
私に出来ることは応援?対人戦の相手になるのもいいだろう。お世話もしてあげよう。
決まったからには即行だ。
帰りのSHRが終わったらすぐに立ち上がり、荷物を持って近くの窓を開ける。
ウィスパーに窓を閉めてもらうように頼んで飛び降りた。相澤先生の声が聞こえた気がしたけど気のせいだろう。
オロチに変身して徒歩3分の寮へ30秒もしないで帰ると、かっちゃんは庭で筋トレをしていた。
『かっちゃんただいま!』
「おぅ。」
『かっちゃん!かっちゃんにはすぐに仮免取ってほしいの!』
「あ゙ぁ?んなもん俺だって……なんで変身してんだ。」
筋トレに夢中になってたかっちゃんは顔を上げて、オロチと合体している私を不思議に思った。
しかし私は早くかっちゃんの応援を実行したかったので、姿について話すことはなかった。
外出禁止のことをかっちゃんに説明し、早速とばかりにはやし立てる。
『何か手伝える事ある?足押さえるよ?
ちゃんと水分補給してる?
足りない物があったら言ってね。すぐに用意するよ。』
合体を止め、腹筋をしているかっちゃんの周りをうろうろする。
手伝いはいらないと断られたので応援することにした。
『えっと、応援する妖怪っていたかなー?』
考えても思いつかず、妖怪図鑑を捲っていかにも応援してそうなイラストを見つけた。
そのメダルを取り出し、合体して手に持つポンポンを振る。
『あ・し・た!はいっ!
あ・し・た!はいっ!
あ・し・た・が・あ・る・さ!yeaaah!』
「あしたガールは先伸ばしにする妖怪だから!」
『やっぱダメ?』
チアガールの格好でなんとかなると思ったがダメだったようだ。
違うメダルを取り出して妖怪ウォッチに填める。
『一度仮免に落ちたからってダメじゃナイン!諦めるな!
かっちゃん、キミはダメじゃナイン!やれば出来る人間だ!』
「あ゙ん!?」
ダメジャナインと合体したら筋トレを止めてまでしてかっちゃんに睨み付けられた。
応援より取り憑いてもらったほうがよさそう。
その後、メラメライオンと合体して応援したら煩いと言われ庭から追い出された。
「残念なヤツ…(二人になれると思ったんに…。チアガール……)。」
口では罵倒するが、なんだかんだ応援されて嬉しかった勝己であった。
R4.02.02