97話
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轟くんもやられギャングオルカのサイドキック達が此方に攻めてくる。
『止めるよ!フゥ2は敵に取り憑いて!』
「うん!」
ふぶき姫と合体して氷を生み出しサイドキック達の足を凍り付けにさせる。
しかし、私から扇状に伸びた氷から抜けたサイドキックが迫る。
「どいてろ!」
声にほぼ反射神経で動くと、地面が激しく隆起した。地面に足を取られサイドキック達は動けなくなった。
『ありがとうございます。』
止めてくれた真堂くんにお礼を言う。
「真堂さん!オルカの振動で動けないんじゃ。」
「ああ。ちょっとだいぶ末端痺れてるね。」
自身の個性で振動に馴れていたためすぐに回復したようだ。
「つか、そんな感じで騙し討ち狙ってたんだよね!それをあの1年二人がよぉっっ!!」
「キャラ変わってるニャン。」
「そうとうキレてるね…。」
「誰か私の心配してくれませんかね!?」
夜嵐くんから逃げてきたウィスパーが文句を言った。
「奴らを行動不能にしろ!
手分けして残りの負傷者を避難させるんだ!」
『はい!』
いっくんが飛び出し、私も氷を出して敵を身動き出来なくする。
「霊和ちゃん!轟くんが危ない!」
敬語で話す余裕もなくウィスパーが危険を知らせる。
轟くんの所に行きたいがサイドキック達が阻んで誰も行けない。
私が飛んで行こうとしたが心配無用だった。
轟くんと夜嵐くんが動けないまま個性を使う。二人の個性が混ぜ合い、ギャングオルカを中心に火柱が上がる。
火と風でギャングオルカの皮膚は急激に乾燥し、力を出せないようにしたのだ。
「すご。」
フゥ2に頷く。離れている私の所まで熱気が来る程の威力だ。
サイドキック達はギャングオルカを助けようとして動いたので、此方も轟くん達に近付けないように動く。
救護所にいた人達を避難させていた尾白くんも救援しに来てくれ、常闇くんや梅雨ちゃん達も参戦した。
ヒーロー側の快進撃が続く…と思いきや、そうも行かなかった。
突如ギャングオルカを包んでいた火柱が霧散する。
「どうしたんですか!?このまま閉じ込めておけばいいのに!」
「二人ともエネルギー切れだ…っ!」
『!』
味方の回復もしておくんだったと後悔しても遅い。
サイドキック達の頭上に飛び、ギャングオルカの前に立とうとした。
しかし、私よりも先に出たいっくんがギャングオルカの側頭部に蹴りを入れた。片腕でガードされていたがそれでも二人から気を逸らせたならそれでいい。
私が二人の間に入り込み、いっくんがもう一度蹴りを喰らわせようとしたその時、
ビー!!
けたたましい音がなりアナウンスが鳴った。
『……へ?』
<<えー只今をもちまして配置された全てのHUCが危険区域より救助されました。
まことに勝手ではございますがこれにて仮免試験全工程、終了となります!!!>>
「お、終わったニャン?」
『う、うん。』
戦意喪失したギャングオルカを見て、私も構えを解く。
<<集計の後、この場で合否の発表を行います。
怪我をされた方は医務室へ。他の方々は着替えてしばし待機でお願いします。>>
アナウンスに従い皆が動く。
私といっくんは倒れていた二人に駆け寄り安否を確認した。
R3.01.09
『止めるよ!フゥ2は敵に取り憑いて!』
「うん!」
ふぶき姫と合体して氷を生み出しサイドキック達の足を凍り付けにさせる。
しかし、私から扇状に伸びた氷から抜けたサイドキックが迫る。
「どいてろ!」
声にほぼ反射神経で動くと、地面が激しく隆起した。地面に足を取られサイドキック達は動けなくなった。
『ありがとうございます。』
止めてくれた真堂くんにお礼を言う。
「真堂さん!オルカの振動で動けないんじゃ。」
「ああ。ちょっとだいぶ末端痺れてるね。」
自身の個性で振動に馴れていたためすぐに回復したようだ。
「つか、そんな感じで騙し討ち狙ってたんだよね!それをあの1年二人がよぉっっ!!」
「キャラ変わってるニャン。」
「そうとうキレてるね…。」
「誰か私の心配してくれませんかね!?」
夜嵐くんから逃げてきたウィスパーが文句を言った。
「奴らを行動不能にしろ!
手分けして残りの負傷者を避難させるんだ!」
『はい!』
いっくんが飛び出し、私も氷を出して敵を身動き出来なくする。
「霊和ちゃん!轟くんが危ない!」
敬語で話す余裕もなくウィスパーが危険を知らせる。
轟くんの所に行きたいがサイドキック達が阻んで誰も行けない。
私が飛んで行こうとしたが心配無用だった。
轟くんと夜嵐くんが動けないまま個性を使う。二人の個性が混ぜ合い、ギャングオルカを中心に火柱が上がる。
火と風でギャングオルカの皮膚は急激に乾燥し、力を出せないようにしたのだ。
「すご。」
フゥ2に頷く。離れている私の所まで熱気が来る程の威力だ。
サイドキック達はギャングオルカを助けようとして動いたので、此方も轟くん達に近付けないように動く。
救護所にいた人達を避難させていた尾白くんも救援しに来てくれ、常闇くんや梅雨ちゃん達も参戦した。
ヒーロー側の快進撃が続く…と思いきや、そうも行かなかった。
突如ギャングオルカを包んでいた火柱が霧散する。
「どうしたんですか!?このまま閉じ込めておけばいいのに!」
「二人ともエネルギー切れだ…っ!」
『!』
味方の回復もしておくんだったと後悔しても遅い。
サイドキック達の頭上に飛び、ギャングオルカの前に立とうとした。
しかし、私よりも先に出たいっくんがギャングオルカの側頭部に蹴りを入れた。片腕でガードされていたがそれでも二人から気を逸らせたならそれでいい。
私が二人の間に入り込み、いっくんがもう一度蹴りを喰らわせようとしたその時、
ビー!!
けたたましい音がなりアナウンスが鳴った。
『……へ?』
<<えー只今をもちまして配置された全てのHUCが危険区域より救助されました。
まことに勝手ではございますがこれにて仮免試験全工程、終了となります!!!>>
「お、終わったニャン?」
『う、うん。』
戦意喪失したギャングオルカを見て、私も構えを解く。
<<集計の後、この場で合否の発表を行います。
怪我をされた方は医務室へ。他の方々は着替えてしばし待機でお願いします。>>
アナウンスに従い皆が動く。
私といっくんは倒れていた二人に駆け寄り安否を確認した。
R3.01.09