88話
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注意として、私がいる時にしかうんがい鏡ルートは開通しないので、フゥ2やジバニャン単体で未開の地にうんがい鏡経由で行く事は叶わない言われた。フゥ2達は抗議するがエンマ大王は何処吹く風だ。
「妖魔界を自由に見学やイベントに参加してもいい。
だがお前は人間だから生きている人間ともちゃんと付き合っていけよ。」
死んだら妖魔界に歓迎してやるから、それから妖魔界を満喫すりゃあいい。と冗談混じりだったが勧告された。
それと、妖魔界には昔から妖怪と人間が混じり会うことに反対の連中もいるから、妖魔界では必ず戦闘が出来る妖怪を連れることと念を押された。
エンマ大王は仕事があるということで、私達は閻魔宮殿を出ることにする。
「おっと、フゥ2はちょっと残ってくれねぇか。」
「ん?いいよ。
霊和ちゃん達は門の前で待ってて。」
『わかった~。ゆっくりしてきていいからね。』
エンマ大王とぬらりひょんに手を振って、フゥ2を置いて鏡を潜る。
「最近――を見ないって──…─…。」
「――が?――って言って―…――…。」
鏡を抜ける時にちらりと見たエンマ大王とフゥ2の顔は険しかった。
────
閻魔宮殿の門の中にある売店で、特大サイズの爆弾お握りを食してフゥ2を待ち、合流して温泉に行くことにした。
中に入り必要な物をレンタルする。
「これ必ず着てね。」
『うん?』
フゥ2から袋を受け取り中を覗くと、ピンク色の水着が入っていた。
『温泉だよね?』
「妖魔界の温泉は混合、ほぼ温泉プールだよ。男女の区切りが怪しいから仕方ないんだ。」
着替えも男、女、その他に分かれるらしい。
「でも着替えどうしようか…。エンマ大王が言ってた通り離れない方がいいよね…。」
「此処にいるのは皆男ニャンね。」
「ズラァ…。」
全員で悩んでいると、ウィスパーが皆の真ん中に割り込んできた。しかも鬘の長髪をおさげにしてスカートも履いていた。
「私が女性になればいいのです!!」
「却下。」
「キモいニャン!」
ウィスパーの女装は無理があるよ…。
もし女装が似合っていても戦闘が出来ないウィスパーじゃどちらにしろ却下されるだろう。
「まあ女装はアリかな。ってことでコマさんよろしく。」
「もんげー!?オラが女の子の格好するズラか!?」
無理ズラ無理ズラと必死に首を振る。
誰か召喚すればいいんじゃ…と提案する前にフゥ2が強行してコマさんに女装させていた。
顔を真っ赤にして泣きそうな女の子コマさんを連れて女性更衣室に入ると、人間界と同じように木を使った落ち着きある空間になっていた。端で水着に着替えていると後ろから声の低い人に声を掛けられた。
「あら良い足してるわね。
それで私のように長かったらもっと良い足になっていたわ。」
名前の通り綺麗な足という意味のびきゃくに誉められた。しかし短いと暗に言われた事に気付き落ち込む。
『身長伸びたいんだけどね…。
私、びきゃくは男の人だと思ってたんだけど違ったんだね。』
顔は影で見えないけど声が低いので男性だと思っていた。だけど今女性更衣室にいるということは女性だったみたいだ。
「そ、そうよ!私はこの中にいる誰よりも美しい足を持つオンナなのよ。」
声を高く上げて宣言する。
羨ましいなぁと思いながらスカートに手を掛けると、キツネの女の子がびきゃくを指差す。
「女の身体見ようと女性更衣室に入ったの見え見え~!この人女に興味あるオカマよー!」
『え!?』
キツネの女の子、コンたんは更衣室全体に聞こえるように声を荒げる。それによりこの場にいた全員がびきゃくを見て般若のような顔になった。
更衣室から追い出されていくびきゃくを呆然と見ていることしか出来なかった。
着替えが終わり扉を開けると、巨大な温泉の周りに様々な効能や形の温泉があった。
フゥ2達は既に着替えて待っていて、女性更衣室が騒がしかったけど何かあった?と聞かれる。理由を話しながらシャワーを浴びて中央の温泉に浸かる。水温は40度いかないくらいで熱くもなくぬるくもなくで調度良い。身体の力が抜けるような感覚がなんとも気持ちいい。
それから炭酸の湯、打たせ湯、露天、洞窟、などに入り、さらには流れる温泉まであって多いに楽しんだ。その間にも色々の妖怪が話し掛けてきてくれて妖魔界のマル秘情報などを教えてくれて面白かった。
R02.05.09
「妖魔界を自由に見学やイベントに参加してもいい。
だがお前は人間だから生きている人間ともちゃんと付き合っていけよ。」
死んだら妖魔界に歓迎してやるから、それから妖魔界を満喫すりゃあいい。と冗談混じりだったが勧告された。
それと、妖魔界には昔から妖怪と人間が混じり会うことに反対の連中もいるから、妖魔界では必ず戦闘が出来る妖怪を連れることと念を押された。
エンマ大王は仕事があるということで、私達は閻魔宮殿を出ることにする。
「おっと、フゥ2はちょっと残ってくれねぇか。」
「ん?いいよ。
霊和ちゃん達は門の前で待ってて。」
『わかった~。ゆっくりしてきていいからね。』
エンマ大王とぬらりひょんに手を振って、フゥ2を置いて鏡を潜る。
「最近――を見ないって──…─…。」
「――が?――って言って―…――…。」
鏡を抜ける時にちらりと見たエンマ大王とフゥ2の顔は険しかった。
────
閻魔宮殿の門の中にある売店で、特大サイズの爆弾お握りを食してフゥ2を待ち、合流して温泉に行くことにした。
中に入り必要な物をレンタルする。
「これ必ず着てね。」
『うん?』
フゥ2から袋を受け取り中を覗くと、ピンク色の水着が入っていた。
『温泉だよね?』
「妖魔界の温泉は混合、ほぼ温泉プールだよ。男女の区切りが怪しいから仕方ないんだ。」
着替えも男、女、その他に分かれるらしい。
「でも着替えどうしようか…。エンマ大王が言ってた通り離れない方がいいよね…。」
「此処にいるのは皆男ニャンね。」
「ズラァ…。」
全員で悩んでいると、ウィスパーが皆の真ん中に割り込んできた。しかも鬘の長髪をおさげにしてスカートも履いていた。
「私が女性になればいいのです!!」
「却下。」
「キモいニャン!」
ウィスパーの女装は無理があるよ…。
もし女装が似合っていても戦闘が出来ないウィスパーじゃどちらにしろ却下されるだろう。
「まあ女装はアリかな。ってことでコマさんよろしく。」
「もんげー!?オラが女の子の格好するズラか!?」
無理ズラ無理ズラと必死に首を振る。
誰か召喚すればいいんじゃ…と提案する前にフゥ2が強行してコマさんに女装させていた。
顔を真っ赤にして泣きそうな女の子コマさんを連れて女性更衣室に入ると、人間界と同じように木を使った落ち着きある空間になっていた。端で水着に着替えていると後ろから声の低い人に声を掛けられた。
「あら良い足してるわね。
それで私のように長かったらもっと良い足になっていたわ。」
名前の通り綺麗な足という意味のびきゃくに誉められた。しかし短いと暗に言われた事に気付き落ち込む。
『身長伸びたいんだけどね…。
私、びきゃくは男の人だと思ってたんだけど違ったんだね。』
顔は影で見えないけど声が低いので男性だと思っていた。だけど今女性更衣室にいるということは女性だったみたいだ。
「そ、そうよ!私はこの中にいる誰よりも美しい足を持つオンナなのよ。」
声を高く上げて宣言する。
羨ましいなぁと思いながらスカートに手を掛けると、キツネの女の子がびきゃくを指差す。
「女の身体見ようと女性更衣室に入ったの見え見え~!この人女に興味あるオカマよー!」
『え!?』
キツネの女の子、コンたんは更衣室全体に聞こえるように声を荒げる。それによりこの場にいた全員がびきゃくを見て般若のような顔になった。
更衣室から追い出されていくびきゃくを呆然と見ていることしか出来なかった。
着替えが終わり扉を開けると、巨大な温泉の周りに様々な効能や形の温泉があった。
フゥ2達は既に着替えて待っていて、女性更衣室が騒がしかったけど何かあった?と聞かれる。理由を話しながらシャワーを浴びて中央の温泉に浸かる。水温は40度いかないくらいで熱くもなくぬるくもなくで調度良い。身体の力が抜けるような感覚がなんとも気持ちいい。
それから炭酸の湯、打たせ湯、露天、洞窟、などに入り、さらには流れる温泉まであって多いに楽しんだ。その間にも色々の妖怪が話し掛けてきてくれて妖魔界のマル秘情報などを教えてくれて面白かった。
R02.05.09