33話
夢小説設定
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それからプロヒーローや警察が来て現場の取り調べが始まった。
私達は暫くその場所から移動しないで"敵"が確保されていくのを見守る。
「雄英入ってそうそう本物の"敵"と戦うなんてな~。」
「そうですわね。あちらはここにオールマイトがいると知っていたみたいですし此方側に密告者がいるのでしょうか…。」
真実はわからない。でもヒーロー側に"敵"がいるかもしれないと考えるのが妥当だ。しかも今日のヒーロー基礎学に此処が使われると知っていたのは教師陣のみ。教師陣の中に密告者がいるのかもしれない。
近くにいた先生に他の場所にいるクラスメイトの事を聞く。
ほとんどの生徒がセントラル広場にいて、飯田くんが走って校舎まで行ったらしい。
"敵"連合は先生達が駆け付けてすぐに逃げたとのこと。
この先生は"敵"が逃げてすぐに此方に駆け付けてきたそうなので、他の場所や怪我人などは把握出来ていなかった。
『あ、土砂エリアに戻った方がいいかな?
じめりんぼうが動かないと逮捕の邪魔になっちゃう。』
「このじめりんぼうを帰せばいいニャンよ。ついでに言ってくれるニャン。」
まだ数の多いじめりんぼうを土砂エリアに帰すことにする。
メダルも貰ってじめりんぼうを見送ると、上空からフゥ2が慌てて飛んできた。
『フゥ2!よかった、無事だったんだね。』
「もう飛ばされちゃって大変だったんですよ~。怪魔も出るし、」
「その怪魔が峰田に取り憑いてるんだよ!
霊和ちゃん付いてきて!!」
ウィスパーの台詞を遮り、フゥ2は私の腕を引っ張ってセントラル広場に向かった。
セントラル広場は混沌としていた。
相澤先生によって倒れた"敵"、壊れた床や破片となったコンクリートが散らばり、沢山のヒーローや警察がいる。そして幾人かのヒーローと1年A組のクラスメイトが円になるように立っていて、その中心には禍々しいオーラを背負った峰田実くんが立っていた。
「怪魔が峰田に取り憑いて、個性で梅雨ちゃんやお茶子を動けなくしたんだ。」
峰田くんは個性のもぎもぎで二人を拘束。三奈ちゃんを狙っているみたいだが、男子達でこれ以上犠牲者を出さないようにしている。
『峰田くんを拘束すればいいんじゃないの?』
「それだけじゃ怪魔は離れない。
俺のじいちゃん喚んでほしいんだ。」
フゥ2のおじいさん、妖怪ガッツKは怪魔専門の退治屋らしい。
私は妖怪図鑑から妖怪ガッツKのメダルを取って召喚する。
「よう。霊和久しぶりだな。ケータもな。」
「今はフゥ2だってば!
そんなことより怪魔が人間に取り憑いてるんだよ!早く引き離して!」
「孫なのにツレねぇなー。」
妖怪ガッツKは何処からか赤い棒のようなものを取り出した。
「誰でもいいから回復役も召喚しといてくれ。」
妖怪ガッツKは棒を振りかぶって峰田くんに攻撃した。
私はキズナースを召喚して見ていたのだが、峰田くんがボコボコにやられていく。
『フゥ2、アレ大丈夫なの?』
「怪魔を引き離すためだから仕方ないよ。…痛いけど。」
怪魔に攻撃しているが峰田くんにもダメージは行くらしい。
しかもあの棒が赤いのは唐辛子を摩って練り込んだものが塗ってあるとフゥ2から聞いて顔を青冷める。
だから回復が必要なのかと納得する。
動きを止めた峰田くんを見て、轟くんが此方に近付いてきた。
「やっぱりアレは怪魔なのか?」
『うん。取り憑かれてて、今妖怪ガッツKが離そうとしてるの。』
手を出すと轟くんは間を置いてから手を重ねた。
「…殴ってるだけじゃねーか?」
「いいのいいの。怪魔は殴って懲らしめるのが一番いいやり方なんだよ。
峰田は痛いだろうけどそれも治してくれるし問題ないでしょ。」
「妖怪の世界ってバイオレンスだな。」
怪魔は殴られた痛さと唐辛子の辛い痛さに耐えきれずに峰田くんから離れた。
そして背を向けて逃げ出した怪魔に渾身の一撃を喰らわせた。
峰田くんは目が覚めたように意識を取り戻し、辺りを見回してもぎもぎで動けなくなった梅雨ちゃんとお茶子ちゃんを視界に入れた。
「なんか知らんけど拘束プレイ来たァァァァ!!」
「口塞ぐわよ。」
頭や口から血を流しながら峰田くんは息を荒げる。
『キズナースじゃなくて医者に見て貰ったほうがいいかな?』
「見てもらってもアレは治らねーだろ。」
『え!?血止まらないの!?』
「そっちか…。」
『?』
その後梅雨ちゃんとお茶子ちゃんに貼り付いていたもぎもぎは取れ、峰田くんはキズナースのみで治せた。
ずっと轟くんと手を繋いでいたらかっちゃんが来て引き離された。
なんだかわからないけどかっちゃんが苛々していたので手を繋いでおいた。
H30.07.08
私達は暫くその場所から移動しないで"敵"が確保されていくのを見守る。
「雄英入ってそうそう本物の"敵"と戦うなんてな~。」
「そうですわね。あちらはここにオールマイトがいると知っていたみたいですし此方側に密告者がいるのでしょうか…。」
真実はわからない。でもヒーロー側に"敵"がいるかもしれないと考えるのが妥当だ。しかも今日のヒーロー基礎学に此処が使われると知っていたのは教師陣のみ。教師陣の中に密告者がいるのかもしれない。
近くにいた先生に他の場所にいるクラスメイトの事を聞く。
ほとんどの生徒がセントラル広場にいて、飯田くんが走って校舎まで行ったらしい。
"敵"連合は先生達が駆け付けてすぐに逃げたとのこと。
この先生は"敵"が逃げてすぐに此方に駆け付けてきたそうなので、他の場所や怪我人などは把握出来ていなかった。
『あ、土砂エリアに戻った方がいいかな?
じめりんぼうが動かないと逮捕の邪魔になっちゃう。』
「このじめりんぼうを帰せばいいニャンよ。ついでに言ってくれるニャン。」
まだ数の多いじめりんぼうを土砂エリアに帰すことにする。
メダルも貰ってじめりんぼうを見送ると、上空からフゥ2が慌てて飛んできた。
『フゥ2!よかった、無事だったんだね。』
「もう飛ばされちゃって大変だったんですよ~。怪魔も出るし、」
「その怪魔が峰田に取り憑いてるんだよ!
霊和ちゃん付いてきて!!」
ウィスパーの台詞を遮り、フゥ2は私の腕を引っ張ってセントラル広場に向かった。
セントラル広場は混沌としていた。
相澤先生によって倒れた"敵"、壊れた床や破片となったコンクリートが散らばり、沢山のヒーローや警察がいる。そして幾人かのヒーローと1年A組のクラスメイトが円になるように立っていて、その中心には禍々しいオーラを背負った峰田実くんが立っていた。
「怪魔が峰田に取り憑いて、個性で梅雨ちゃんやお茶子を動けなくしたんだ。」
峰田くんは個性のもぎもぎで二人を拘束。三奈ちゃんを狙っているみたいだが、男子達でこれ以上犠牲者を出さないようにしている。
『峰田くんを拘束すればいいんじゃないの?』
「それだけじゃ怪魔は離れない。
俺のじいちゃん喚んでほしいんだ。」
フゥ2のおじいさん、妖怪ガッツKは怪魔専門の退治屋らしい。
私は妖怪図鑑から妖怪ガッツKのメダルを取って召喚する。
「よう。霊和久しぶりだな。ケータもな。」
「今はフゥ2だってば!
そんなことより怪魔が人間に取り憑いてるんだよ!早く引き離して!」
「孫なのにツレねぇなー。」
妖怪ガッツKは何処からか赤い棒のようなものを取り出した。
「誰でもいいから回復役も召喚しといてくれ。」
妖怪ガッツKは棒を振りかぶって峰田くんに攻撃した。
私はキズナースを召喚して見ていたのだが、峰田くんがボコボコにやられていく。
『フゥ2、アレ大丈夫なの?』
「怪魔を引き離すためだから仕方ないよ。…痛いけど。」
怪魔に攻撃しているが峰田くんにもダメージは行くらしい。
しかもあの棒が赤いのは唐辛子を摩って練り込んだものが塗ってあるとフゥ2から聞いて顔を青冷める。
だから回復が必要なのかと納得する。
動きを止めた峰田くんを見て、轟くんが此方に近付いてきた。
「やっぱりアレは怪魔なのか?」
『うん。取り憑かれてて、今妖怪ガッツKが離そうとしてるの。』
手を出すと轟くんは間を置いてから手を重ねた。
「…殴ってるだけじゃねーか?」
「いいのいいの。怪魔は殴って懲らしめるのが一番いいやり方なんだよ。
峰田は痛いだろうけどそれも治してくれるし問題ないでしょ。」
「妖怪の世界ってバイオレンスだな。」
怪魔は殴られた痛さと唐辛子の辛い痛さに耐えきれずに峰田くんから離れた。
そして背を向けて逃げ出した怪魔に渾身の一撃を喰らわせた。
峰田くんは目が覚めたように意識を取り戻し、辺りを見回してもぎもぎで動けなくなった梅雨ちゃんとお茶子ちゃんを視界に入れた。
「なんか知らんけど拘束プレイ来たァァァァ!!」
「口塞ぐわよ。」
頭や口から血を流しながら峰田くんは息を荒げる。
『キズナースじゃなくて医者に見て貰ったほうがいいかな?』
「見てもらってもアレは治らねーだろ。」
『え!?血止まらないの!?』
「そっちか…。」
『?』
その後梅雨ちゃんとお茶子ちゃんに貼り付いていたもぎもぎは取れ、峰田くんはキズナースのみで治せた。
ずっと轟くんと手を繋いでいたらかっちゃんが来て引き離された。
なんだかわからないけどかっちゃんが苛々していたので手を繋いでおいた。
H30.07.08