30話
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朝のホームルームとなり相澤先生が点呼を取る。
「昨日の戦闘訓練お疲れ。
Vと成績見させてもらった。」
録られていたんだ…。
それもそうか。これから訓練を受けるための基礎を調べるために行った訓練だった。
相澤先生はいっくんとかっちゃんに説教をする。
「さてHRの本題だ。
急で悪いが今日は君らに……」
またテストでもするのかとざわめく。
「学級委員長を決めてもらう。」
「「学校っぽいの来たーー!!!」」
途端に盛り上がり次々と手を上げていくクラスメイト。
「委員長!!やりたいです、ソレ俺!!」
「ウチもやりたいス。」
「オイラのマニフェストは女子全員膝上30cm!!」
「ボクの為にあるヤツ☆」
「リーダー!!やるやるー!!」
ほとんどの生徒が手を上げて自己主張する。
普通科ならこんなことにはならないけど、ここでは集団を導くっていうトップヒーローの素地を鍛えられるからだ。
誰になるのかなぁと呑気に見ていると、飯田くんが皆を制する。
「それは投票で決められるべき議案!!」
だが、そういう飯田くんの手も上がっていた。しかも限界まで上げようとしてプルプル震えていた。
否定の声が幾つか出たが、飯田くんの、だからこそここで複数票獲った者こそが、真の学級委員にふさわしい人間という事になるんだ。との発言で、委員長は投票で決めることになった。
紙を配られ、誰にするか考える。
「霊和ちゃんは誰に入れるんですか?」
『もう決めてるよ。』
「自分に入れるニャンよね。」
やっと目が覚めたジバニャンが、シャーペンを持って紙に書こうとする。
『んーん。自分には入れないよ。
皆学級委員やりたがってるから、私は他のやろうかなって思ってる。
皆がやりたがらない委員会ってなんだろね?』
「霊和ちゃんはなんていい子なんですか!」
「そんな霊和ちゃんが大好きニャーン!!」
シャーペンを置いて抱き着いてくるジバニャン。
ズルいですよー!とジバニャンを剥がそうとするウィスパー。
ウィスパーも抱き着いていいよ。と言うと勢いよく抱き着いてきた。
結果はいっくんが3票、百ちゃんが2票、その他15人が1票だった。
私にも1票入っていて驚いた。誰が入れたのだろう?
私が誰に入れたかというと、個性把握テストで冷静な判断が出来たり、戦闘訓練ので完璧な評価を話せた百ちゃんだ。
いっくんが学級委員長になって、百ちゃんが学級副委員長になった。