28話
夢小説設定
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『うん。
いっくんが心配だったからフゥ2にいっくん見ててって頼んだんだ。』
「そ、そう…。」
いっくんは冷や汗をかいて目を泳がせる。
『?』
「フゥ2お願い!
保健室の事は誰にも話さないで!これは霊和ちゃんにもしないでほしい!」
私は訳がわからずいっくんとフゥ2を見る。
フゥ2はいっくんを見つめたまま思い詰めた顔をする。
「……うん、わかった。
言わないよ…。」
『…言わないって。』
私に触れてこないいっくんに教える。
「そう……。ありがと…。」
ホッとしたような、でも心配も含んだ顔をしていっくんは教室を見渡す。
「あれ……かっちゃんは?」
『わかんない。帰っちゃったの。
今日はランニングもしないって……。』
いっくんは踵を返して教室を飛び出した。
私は慌てていっくんを追い掛ける。
かっちゃんを見付けたのは校門手前だった。
「かっちゃん!!!」
「ああ?」
かっちゃんは一呼吸置いて振り返る。
「これだけは二人に言わなきゃと思って…!
僕嘘付いてた!個性は突然発現したんじゃない…!
人から授かった個性なんだ!」
かっちゃんが泣いているのを初めて見た。
いつも私達の前でどんと構えている格好いいかっちゃんが今だけは小さく見えた。
だがかっちゃんはその程度の男ではないのを私達は知っている。
「いいか!?
俺はここで1番になってやる!!!
俺に勝つなんて二度とねえからな!!クソが!」
帰っていくかっちゃんに現れたオールマイトが声をかけるも、すでに立ち直っていたみたいでいつもの対応をしていた。
「…。」
『かっちゃんは強いね。』
「…うん。」
「いつも威張っててみみっちいけど、壁を前にして立ち向かっていける強い心がある。
勝己は格好いいよ。」
『そうだね。私も頑張らないと…。』
私もヒーローになりたい。それにはもっと強くなるんだ。
私は新たにヒーローになるんだと決心をした。
H30.05.26
いっくんが心配だったからフゥ2にいっくん見ててって頼んだんだ。』
「そ、そう…。」
いっくんは冷や汗をかいて目を泳がせる。
『?』
「フゥ2お願い!
保健室の事は誰にも話さないで!これは霊和ちゃんにもしないでほしい!」
私は訳がわからずいっくんとフゥ2を見る。
フゥ2はいっくんを見つめたまま思い詰めた顔をする。
「……うん、わかった。
言わないよ…。」
『…言わないって。』
私に触れてこないいっくんに教える。
「そう……。ありがと…。」
ホッとしたような、でも心配も含んだ顔をしていっくんは教室を見渡す。
「あれ……かっちゃんは?」
『わかんない。帰っちゃったの。
今日はランニングもしないって……。』
いっくんは踵を返して教室を飛び出した。
私は慌てていっくんを追い掛ける。
かっちゃんを見付けたのは校門手前だった。
「かっちゃん!!!」
「ああ?」
かっちゃんは一呼吸置いて振り返る。
「これだけは二人に言わなきゃと思って…!
僕嘘付いてた!個性は突然発現したんじゃない…!
人から授かった個性なんだ!」
かっちゃんが泣いているのを初めて見た。
いつも私達の前でどんと構えている格好いいかっちゃんが今だけは小さく見えた。
だがかっちゃんはその程度の男ではないのを私達は知っている。
「いいか!?
俺はここで1番になってやる!!!
俺に勝つなんて二度とねえからな!!クソが!」
帰っていくかっちゃんに現れたオールマイトが声をかけるも、すでに立ち直っていたみたいでいつもの対応をしていた。
「…。」
『かっちゃんは強いね。』
「…うん。」
「いつも威張っててみみっちいけど、壁を前にして立ち向かっていける強い心がある。
勝己は格好いいよ。」
『そうだね。私も頑張らないと…。』
私もヒーローになりたい。それにはもっと強くなるんだ。
私は新たにヒーローになるんだと決心をした。
H30.05.26