27話
夢小説設定
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時は戻って、私達の訓練の開始となった。
私はカイムという子を出した。
見た目は忍者の格好をしていて、少しでも目を離したら見えなくなってしまう厄介な子だった。
だけど今回の隠密な行動にはとっておきの子でもある。
カイムの取り憑きは"存在が消える"。
そこにいるはずなのにどうしても見付けてもらえなかったり、声を掛けても無視されるなどちょっと悲しい取り憑きだ。
私は相手に見つかることもなく順調に核兵器の場所を探す。
最上階から一つ下の階に核兵器と"敵"はいた。
音を立てないように"敵"の後ろ側に回る。
この大きな核兵器に触れば勝ちなのだが"敵"の個性の氷で直接触ることは出来なかった。
「どうします?」
ウィスパーが聞いてくる。
返事をしたいが相手も警戒しているので喋ったらバレそうだ。
『……(氷にはお湯…炎…太陽…。とにかく熱いもので溶かさなくちゃ…。
でも核兵器には傷を付けちゃいけないよね…。)』
ウィスパーのタブレット端末を借りて、氷を溶かせて核兵器を傷付けない方法はないのか聞く。
「そんなもんあるわきゃないでしょー。妖怪だって万能じゃないんですから。」
「いや、出来るニャンよ。」
「なんですとぉぉお!!!?」
あぁ、声もっと小さく!
ウィスパー達の声が他人に聞こえるはずはないのだがハラハラしてしまう。
「キュウビの炎は燃やしたいものだけを燃やす能力があるニャン!」
人間でも妖怪マニアの中では常識ニャンよ。と教えてくれた。
古来から狐の妖怪の炎は妖火やら狐火と呼ばれているらしい。
私は極力音を出さないようにしてキュウビを召喚する。
赤白髪の男子が辺りを見回していたので核兵器の後ろで息を殺す。
「僕を喚んどいて何しているんだい?」
「この氷だけを溶かしてほしいニャン。」
「なんでアンタに指図されなきゃいけないんだい。」
私はタブレット端末で中身は傷付けないように氷だけ溶かしてと打ち込んで、キュウビに見せる。
「そうか、かくれんぼ中だね。仕方ないなぁ…。
僕に任せなよ。」
キュウビは核兵器を飲み込む程大きな炎を出して数秒もしないうちに氷を溶かした。
私は炎が鎮火するよりも前に手を出して核兵器に触れた。
<<ヒーローチーム WIIIIN!!!>>
"敵"の二人が驚いている顔をしているのを見ながら、戦闘にならなくて良かったと安堵した。
H30.05.23
私はカイムという子を出した。
見た目は忍者の格好をしていて、少しでも目を離したら見えなくなってしまう厄介な子だった。
だけど今回の隠密な行動にはとっておきの子でもある。
カイムの取り憑きは"存在が消える"。
そこにいるはずなのにどうしても見付けてもらえなかったり、声を掛けても無視されるなどちょっと悲しい取り憑きだ。
私は相手に見つかることもなく順調に核兵器の場所を探す。
最上階から一つ下の階に核兵器と"敵"はいた。
音を立てないように"敵"の後ろ側に回る。
この大きな核兵器に触れば勝ちなのだが"敵"の個性の氷で直接触ることは出来なかった。
「どうします?」
ウィスパーが聞いてくる。
返事をしたいが相手も警戒しているので喋ったらバレそうだ。
『……(氷にはお湯…炎…太陽…。とにかく熱いもので溶かさなくちゃ…。
でも核兵器には傷を付けちゃいけないよね…。)』
ウィスパーのタブレット端末を借りて、氷を溶かせて核兵器を傷付けない方法はないのか聞く。
「そんなもんあるわきゃないでしょー。妖怪だって万能じゃないんですから。」
「いや、出来るニャンよ。」
「なんですとぉぉお!!!?」
あぁ、声もっと小さく!
ウィスパー達の声が他人に聞こえるはずはないのだがハラハラしてしまう。
「キュウビの炎は燃やしたいものだけを燃やす能力があるニャン!」
人間でも妖怪マニアの中では常識ニャンよ。と教えてくれた。
古来から狐の妖怪の炎は妖火やら狐火と呼ばれているらしい。
私は極力音を出さないようにしてキュウビを召喚する。
赤白髪の男子が辺りを見回していたので核兵器の後ろで息を殺す。
「僕を喚んどいて何しているんだい?」
「この氷だけを溶かしてほしいニャン。」
「なんでアンタに指図されなきゃいけないんだい。」
私はタブレット端末で中身は傷付けないように氷だけ溶かしてと打ち込んで、キュウビに見せる。
「そうか、かくれんぼ中だね。仕方ないなぁ…。
僕に任せなよ。」
キュウビは核兵器を飲み込む程大きな炎を出して数秒もしないうちに氷を溶かした。
私は炎が鎮火するよりも前に手を出して核兵器に触れた。
<<ヒーローチーム WIIIIN!!!>>
"敵"の二人が驚いている顔をしているのを見ながら、戦闘にならなくて良かったと安堵した。
H30.05.23
