15.5話
夢小説設定
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~フゥ2side~
オレ達は霊和ちゃんという可愛らしい女の子の家に居候している。いや同居が正しいかな。
妖魔界の重役から霊和ちゃんの護衛をするよう命じられて数年。
去年からオレ達同伴なら遠出してもいいと霊和ちゃんのお母さんから許可をいただいて今日はさくらニュータウンまで来ていた。
この町のパン屋さんのメロンパンを買ったあと、オレん家に行く途中ゆきおんなと出会った。
髪飾りを落としたと困っているゆきおんなに、いつもの事ながら霊和ちゃんが手伝うと言う。
霊和ちゃんの性格はとにかく真っ直ぐだ。
困っている人がいれば自分が困ると知っていても助けに行くような純粋な子。
それにいつも引っ張られているオレ達だけど悪い気はしない。
手分けして探そうとじゃんけんをしようとするがゆきおんなの恐さにオレ、ジバニャン、ウィスパーが一緒にさせられた。
「霊和ちゃんとが良かったニャン…。霊和ちゃんとじゃなきゃやる気ニャいニャン…。ニャんでこの役立たずとニャン…。」
「私だってこんなジバ野郎とやりたきゃーありませんよ!」
「まぁまぁ。」
ジバニャンとウィスパーが言い合っているが仲が悪いというわけじゃない。
仲が良いからこそ言い合えるんだ。
さくらニュータウンの真ん中を横断する大きい川まで行って探したが何処にも落ちていない。
「やっぱないな~。」
「霊和ちゃん達の方ですかね?」
「暇ニャーン。」
「ゴラァ!真面目に探せやぁっ!!」
「どうどう。」
ウィスパーを馬に接するみたいに怒りを鎮めようとしていると、遠くに見慣れた妖怪"達"がいた。
「ねぇ、あれアッチィソールブラザーズじゃない?」
「うぃす?
本当ですね。何をしているんでしょう?」
アッチィソールブラザーズと言われているグループの妖怪達が円になって何か話し込んでる。
アッチィソールブラザーズはアツい系妖怪といわれたその名の通り、熱い、暑いなどに関係した妖怪の集まりだ。
メラメライオン、あつガルル、あせっか鬼、のぼせトンマンの4体で構成されている。