7話
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次にカバの所に来ていた。
大きな口を開けてエサを食べる姿は圧巻だ。
「ねぇ知ってる?カバの汗はピンク色なんだって。」
「そんな古いネタ誰も知らないニャン。」
「俺が人間の頃のネタじゃん…。」
『ふへぇ!そうなんだ!』
「ちなみにそのピンク色の汗は日焼け止めや絆創膏の代わりにもなるクマよ。」
「「「『へぇ。……ん?』」」」
知らない声に思わず後ろを向くと、エメラルドグリーン色のウンチを付けた棒を持ったクマがいた。外国の大学の様な格好をしている。
「久しぶりだね、うんちく魔…。」
「妖怪ウォッチが無くならなければもっと召還して欲しかったクマ。」
「アハハ…。」
どうやらフゥ2達はこのうんちく魔が苦手らしい。というかうんちく魔が持っているうんちくの実という、どう見てもウンチにしか見えない物がイケないと思う。
『うんちく魔って言うの?そのウンチ捨てた方がいいよ…。』
「これはウンチじゃないクマ!うんちくの実って言う有り難い実クマよ!」
『じゃあうんちくの実捨てた方がいいよ。見た目アウトだよ。』
「ウンチじゃないクマ!」
ウンチにしか見えないため捨てるよう説得するが、どうしても捨てたくはないようだ。
「霊和にとりつくのは絶対!止めてね。」
絶対を強調してまでお願いするフゥ2。
「何故クマ?ボクが取り憑けば賢くなれるクマよ。」
『そうなの?』
「ぜーったいダメ!!」
「ダメニャン!!」
「ダメです!!うぃす!!」
必死の顔で拒む三人。
どうしてダメなのかと聞くとフゥ2がうんちく魔に、かっちゃんに取り憑いてみて。と言った。
うんちく魔が取り憑いてわかったが、うんちく魔が持っているうんちくの実を頭に乗せる事で取り憑く事になるらしい。見た目ウンチなうんちくの実を乗せたかっちゃんを見てうわぁ…。と声が漏れた。
かっちゃんと手を繋いでいなくてよかった。絶対かっちゃんキレてた。
その後うんちく魔からメダルを貰った。
妖怪ウォッチをしているのを見たうんちく魔は沢山召還してうんちくを聞いて欲しいと頼んできた。
ふれあい広場に行くと犬やウサギや小さい馬なんかもいた。
私はウサギを撫でて、いっくんはモルモットを抱いて、かっちゃんは馬に乗ろうとして止められていた。
ウィスパーの気配が分かるのだろう犬が唸っていた。
「う、うぃす…っ!」
「犬にまで嫌われてるんだ…。」
「嫌われてなんていませんよ!?私のオーラに圧倒されているのでしょう!ええ、そうですよ!うぃす!」
「どう見ても嫌われてるニャン…。
それより猫はいニャいニャン?」
ジバニャンは猫を探しに行ってしまった。
私も馬を撫でようとかっちゃんの傍に行くと、宙に浮いた馬がいた。
『珍しいおウマさんもいるんだね~。』
黒い身体に青い鬣(タテガミ)で赤い翼がある。
不思議に思いながらも背中を撫でる。
『わぁ!気持ち良い!!』
「まぁね!ボクの毛並みは特上さ!」
喋った事に驚きながら妖怪なのだと気付いた。
『あ、妖怪さんだったんだ。』
「そうだよ!ボクの名前はウ魔!もっと撫でていいよ!」
『うん!』
モフモフしてると犬から逃げてきたウィスパーとフゥ2が驚いていた。
「その妖怪はウ魔じゃないですか!!レアな妖怪でおいそれと簡単には見つからないはずですよ!!?」
『そうなの?』
「昼間に会うことなんてないはずなんだけど…。」
フゥ2も不思議そうにウ魔を見る。
「ポニーの中に紛れてたらこの子に見つかっちゃったんだよね。この子の撫で方気持ち良くてクセになりそ~。」
『そう?よかった。』
「うぃす!?私も撫でてください~!」
『う?わかった。』
「ウィスパーきもっ。撫でなくていいよ。」
『そう?』
「うぃすーっ!!」
ウィスパーが泣きそうだったので少しだけ撫でたら顔を赤くしてた。
撫でられるのを堪能したウ魔からメダルを貰った。
そして遠足終了間際にジバニャンが帰ってきて、猫はいなかったと落ち込んでいた。
H29.11.25