4話
夢小説設定
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ヒーローが踊っている"敵"を無理矢理押さえつけようとしているが、"敵"が踊りを止めないため苦戦している。
『ワカメくん、もう止めてあげて。』
「もう?わかったよ。」
"敵"から紫色の靄が消えると"敵"も踊るのを止めた。そこをヒーローが取り押さえた。
「ワカメくんありがとう!お陰でジバニャンも助かったよ!」
「助かったニャン。」
「ジバニャンが助かってよかったよ!じゃあね!」
そう言うとワカメくんは消えていった。
「これで全て解決ですね!」
「そうだね。」
『うん。皆ありがとう!』
フゥ2達に感謝の言葉を言う。腕に付けていた妖怪ウォッチもウィスパーに返す。
「もう迷子にならないようにね。」
『エヘヘ…気をつけるね。』
「じゃあ、またニャン!」
『うん!また会おうね。』
「あ、これ私の妖怪メダルです。」
忘れてた。と思いながらウィスパーのメダルを貰おうとする。
だが、強い光によって視界を遮られた。
「また何ですか!?」
「ニャニャッ!?とてつもない強い力を感じるニャン!!」
光は扉に変わり、扉が開くと人影が見えた。扉の奥から白い靄が流れ出し人影が出てくると、その人影は大人の男性だった。
男性は銀色の長髪で人の形をしている。一瞬人間かと思ったが服が風もないのに炎のように揺れているから妖怪なのだとわかった。
「ぬ、ぬらりひょん!?」
「どどどどどうしてぬらりひょん議長様がこちらに!?私達に何かご用でしょうか!?」
フゥ2達がぬらりひょんと言われる男性を見て仰天している。
ウィスパーが様付けしているから偉い人なのかな?だがフゥ2は呼び捨てしているのでよくわからない。
「貴様等の行為は閻魔宮殿で見ていた。今は禁止になっている妖怪ウォッチを人間に貸したな。」
「いやいやいや、アレはですね!アレがあってあーだったのでアレしたわけでですね…っ!」
『アレ?』
「ジバニャンを助けるためだったんだ!もう貸さないから見逃してよ!」
「そうニャン!オレっちが"敵"に捕まったからこの子が助けてくれたニャン!」
何やら必死に弁解する3人。妖怪ウォッチを私に渡した事が原因らしい。
「騒がしい!
そこの妖怪ウォッチの代わりとなる人間の子よ、妖怪の友達が多数いるらしいな。」
『ん、沢山いるよ!
家にいっぱいメダルあるの!』
「ふむ…。妖怪が友達と認めた人間か。
…エンマ大王からの御達しだ。」
ぬらりひょんは一息してフゥ2達を見る。
「この者達を連れる事を許す。だそうだ。」
『??』
よくわからなくて首を傾げる。
「つまりは私達と友達でいても良いと言うことでうぃす?」
「それだけではない。この人間の子に常時護衛しろ。」
「えぇ!?」
「ずっとニャン!?」
「一度人間と妖怪の関わりは切ったが、この人間の子は妖怪ウォッチの代わりとなる者。昔あった出来事を二度と起こさないため、貴様等が人間の子を助けるのだ。」
フゥ2が人間だった頃にはあった妖怪ウォッチが、今では生産禁止、出回ってもいない。何かあったのだろう事はわかっていたが私を護衛する必要はあるのだろうか。
「そういう事なら…。
わかった。オレ達この子を守るよ。」
ジバニャンとウィスパーもフゥ2に同意する。
『え?え?』
何を言っているのか理解出来なかった。フゥ2達とぬらりひょんを交互に見る。
「つまり、今日から君の家にお世話になります!」
『えぇーっ!!?』
急展開に事が進み、フゥ2達は私の家に住むことになったのだった。
H29.11.18