49話
夢小説設定
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皆が黙々と考える中、ウィスパーがどんなコードネームにするのか聞いてきた。
『親しそうな名前がいいかなー。』
「分かりやすいような名前がいいよね。
うーん………俺達は妖怪で霊和ちゃんは人間だから"妖怪人間霊和"とかでいいんじゃない?」
「アウトーーッッ!!!アウトでうぃすよ!!霊和ちゃんは人間になりたい妖怪じゃないんですから!!」
フゥ2はネーミングセンスが全くないのでウィスパーが否定するのも当たり前だ。
「えぇ…じゃあウィスパーならどんなコードネームにすんの。」
「そうですねぇ…。
霊和ちゃんの内面がわかるような"お人よし"とか"猪突猛進"とかですかね~。お人好しなら純粋から名前が来て"ピュアハート"、猪突猛進なら勇往邁進という良い方の意味にして"プッシングフォールワールド"とかになりますかね。」
『ぴ、ピュアハート…。』
自分で付けるような名前じゃない。絶対恥ずかしくなって後悔するよ。
「霊和ちゃんが引いてるから却下。」
「なんででうぃす!?」
考え方はいいと思うんだけどね。
15分経ち、ミッドナイト先生が立ち上がる。
「じゃ、そろそろ出来た人から発表してね!」
提出じゃなくて発表形式なんだ。
だから大きな分厚い紙がくばられていたんだね。
トップバッターは青山くんになり、教卓の後ろに立つ。
「行くよ。
──…輝きヒーロー¨I can not stop twinkling.¨」
「「「短文!!」」」
名前じゃない…。
ミッドナイト先生は短文なのには触れず、そこはIを取ってCan'tに省略した方が呼びやすいとアドバイスまでしていた。
次に発表するのは三奈ちゃんになった。
「じゃあ次アタシね!¨エイリアンクイーン¨!」
「2!血が強酸性のアレを目指してるの!?やめときな!」
「ちぇー。」
真面目に考えてはいるんだけど真面目な答えじゃない。
クラス中が自分も大喜利みたいな事をしなくてはいけないのかと懸念していると、梅雨ちゃんが立ち上がって教卓に立つ。
「小学生の時から決めてたの、¨フロッピー¨。」
「カワイイ!親しみやすくて良いわ!皆から愛されるお手本のようなネーミングね!」
3人目にしてマトモなコードネームになって安心する。
梅雨ちゃんの後は比較的皆が良いと思うようなコードネームが続いた。
轟くんはそのまま"焦凍"になり、かっちゃんは"爆殺王"なんてコードネームを作り出して却下されていた。
「思ったよりずっとスムーズ!
残ってるのは再考の爆豪くんと……飯田くん、緑谷くん、妖見さんね。」
皆のを見ていたら残り少数の中に入っていた。
ジバニャンに引っ張られて前に進み、紙を皆に向ける。
『私のヒーロー名は"フレンディ(friendy)"。
友達と協力してるって事と、フレンドリー(友好的で親しみやすい)なヒーローなるって意味でつけました。』
フレンディはジバニャンが考えてくれた。
友達という意味の"フレンド"から女性の名詞になる(e)yを付けただけだが、聞いてすぐに気にいった。
ミッドナイト先生からもお褒めの言葉をもらい、次は飯田くんで名前のまま"天哉"になった。
飯田くんならヒーロー一家だし、何かいい名前を考えていたと思ったのだが違ったようだ。
そしていっくんになり、紙を皆に向けるとその名前に驚いた。
「えぇ、緑谷いいのかそれェ!?」
「うん、今まで好きじゃなかった。
けどある人に、¨意味¨を変えられて……僕にはけっこうな衝撃で……嬉しかったんだ。」
紙には¨デク¨と書かれていた。
「それにかっちゃんが初めて考えてくれたアダ名だしね!」
「そういう意味じゃねぇ…っ!」
かっちゃんは顔を歪めてそっぽを向く。
そっか…。私は呼び方を直してもらうことばかりに気を回していたけど、違う捉え方をするなんて考えもしなかった…。
後に言葉の意味を変えてくれたのはお茶子ちゃんだと知って、なんだろう…悶々としたモノが胸を渦巻いた。
H31.02.19
『親しそうな名前がいいかなー。』
「分かりやすいような名前がいいよね。
うーん………俺達は妖怪で霊和ちゃんは人間だから"妖怪人間霊和"とかでいいんじゃない?」
「アウトーーッッ!!!アウトでうぃすよ!!霊和ちゃんは人間になりたい妖怪じゃないんですから!!」
フゥ2はネーミングセンスが全くないのでウィスパーが否定するのも当たり前だ。
「えぇ…じゃあウィスパーならどんなコードネームにすんの。」
「そうですねぇ…。
霊和ちゃんの内面がわかるような"お人よし"とか"猪突猛進"とかですかね~。お人好しなら純粋から名前が来て"ピュアハート"、猪突猛進なら勇往邁進という良い方の意味にして"プッシングフォールワールド"とかになりますかね。」
『ぴ、ピュアハート…。』
自分で付けるような名前じゃない。絶対恥ずかしくなって後悔するよ。
「霊和ちゃんが引いてるから却下。」
「なんででうぃす!?」
考え方はいいと思うんだけどね。
15分経ち、ミッドナイト先生が立ち上がる。
「じゃ、そろそろ出来た人から発表してね!」
提出じゃなくて発表形式なんだ。
だから大きな分厚い紙がくばられていたんだね。
トップバッターは青山くんになり、教卓の後ろに立つ。
「行くよ。
──…輝きヒーロー¨I can not stop twinkling.¨」
「「「短文!!」」」
名前じゃない…。
ミッドナイト先生は短文なのには触れず、そこはIを取ってCan'tに省略した方が呼びやすいとアドバイスまでしていた。
次に発表するのは三奈ちゃんになった。
「じゃあ次アタシね!¨エイリアンクイーン¨!」
「2!血が強酸性のアレを目指してるの!?やめときな!」
「ちぇー。」
真面目に考えてはいるんだけど真面目な答えじゃない。
クラス中が自分も大喜利みたいな事をしなくてはいけないのかと懸念していると、梅雨ちゃんが立ち上がって教卓に立つ。
「小学生の時から決めてたの、¨フロッピー¨。」
「カワイイ!親しみやすくて良いわ!皆から愛されるお手本のようなネーミングね!」
3人目にしてマトモなコードネームになって安心する。
梅雨ちゃんの後は比較的皆が良いと思うようなコードネームが続いた。
轟くんはそのまま"焦凍"になり、かっちゃんは"爆殺王"なんてコードネームを作り出して却下されていた。
「思ったよりずっとスムーズ!
残ってるのは再考の爆豪くんと……飯田くん、緑谷くん、妖見さんね。」
皆のを見ていたら残り少数の中に入っていた。
ジバニャンに引っ張られて前に進み、紙を皆に向ける。
『私のヒーロー名は"フレンディ(friendy)"。
友達と協力してるって事と、フレンドリー(友好的で親しみやすい)なヒーローなるって意味でつけました。』
フレンディはジバニャンが考えてくれた。
友達という意味の"フレンド"から女性の名詞になる(e)yを付けただけだが、聞いてすぐに気にいった。
ミッドナイト先生からもお褒めの言葉をもらい、次は飯田くんで名前のまま"天哉"になった。
飯田くんならヒーロー一家だし、何かいい名前を考えていたと思ったのだが違ったようだ。
そしていっくんになり、紙を皆に向けるとその名前に驚いた。
「えぇ、緑谷いいのかそれェ!?」
「うん、今まで好きじゃなかった。
けどある人に、¨意味¨を変えられて……僕にはけっこうな衝撃で……嬉しかったんだ。」
紙には¨デク¨と書かれていた。
「それにかっちゃんが初めて考えてくれたアダ名だしね!」
「そういう意味じゃねぇ…っ!」
かっちゃんは顔を歪めてそっぽを向く。
そっか…。私は呼び方を直してもらうことばかりに気を回していたけど、違う捉え方をするなんて考えもしなかった…。
後に言葉の意味を変えてくれたのはお茶子ちゃんだと知って、なんだろう…悶々としたモノが胸を渦巻いた。
H31.02.19