40話
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そしてレクリエーションになり、私はスタート地点に立っていた。
「何が出るか楽しみですね~。」
「前の走者見てたけど、一癖あるお題ばかりだね…。」
私が出るのは借り物競争と綱引きで、今は借り物競争に並んでいる。
スタート地点に立って前の走者を見ていると、お題が納豆やピエロ、オッサンの下着、雪の個性など難題ばかりが出ている。
「あれ、アナタ確かトーナメント出場者の…。」
声を掛けられたので振り向くと数日前物間くんに鉄槌を食らわしていた女の子だった。
「さっきはあのバカが変な絡み方してごめんね。きつく叱っといたから許してやって。」
『かっちゃんが怒ってくれたし、意味もよくわかってないから気にしないで。』
「そ、そう。(無知なのか子供なのか…この子心配だな…。変な男に言い寄られても断れなさそう…。)」
『一緒に走るんだよね。お互い良いクジ引けるといいね~。』
「マシなモノになればいいのだけど…、ホントクジ書いたの誰なのよ。」
三年のステージの来賓席近くでくしゃみをした動物がいたとかいないとか…。
そしていよいよスタートとなりスターターピストルが鳴った。
借り物のクジが書いてある箱を目指して走る。
クジを引くのに速さはいらないのでばくそくは召喚しない。
箱に手をいれ、一枚の紙を取り出す。
「…"マフラー"にゃん。」
「今5月ですよ!?マフラーなんて暑いもんしてる奴いないでしょー!!」
マフラーをしている人はいないかと見回す。
『マフラー…オロチが召喚出来たらアレでも良かったのかなぁ?』
「いやいや…あんな動くマフラー嫌だよ。
てか人間には見えないと思うよ。」
生徒は皆体操着なのでマフラーをしている人はいない。
次に観客席を見回すが、この時期にマフラーをしている季節外れな人はいない。
「あ!相澤先生がマフラーっぽいものいつもしてるニャン!」
「あの薄汚い布マフラーって言えるんですか?」
「うう~ん…。」
『相澤先生に聞けばいいよ!』
ウィスパーに運んでもらい、相澤先生のいる実況席に向かう。
<<「お、なんだ!A組の女の子が俺達の前に飛んできたぞ!」>>
実況席の近くだから、直接の声とスピーカーで拡張された声がハモって聞こえる。
『相澤先生の首に巻いてあるものはマフラーですか?』
クジの紙を相澤先生に見せる。
<<「これはマフラーなんかじゃね<<「おお!これはマフラーだから持ってってくれよ!」>>…おいマイク…。」>>
マイク先生は相澤先生の首ある布をひったくり、私の首に巻いた。
マフラーだと思っていた布はずっしりと重い。
寸時にマフラーではないと理解し、返そうとするがマイク先生が私の肩を掴み反対を向かせ、背中、というかウィスパーを押してゴールへと促す。
『相澤先生、マイク先生ありがとうございます!』
<<「いいっていいって!
プリチーな女の子に触れちゃってラッキーだったぜー!」>>
マイク先生にどういった意図があるのかはわからないが、せっかくくれたチャンスを逃がす事はしない。
私達はゴールまで一直線に飛んでゴールテープを切った。
お題に合ったモノかの鑑定も、放送を聞いていたのだろう合格となった。
放送席ではマイクの電源が切れた中、相澤が息を吐いた。
「アレはマフラーじゃねーぞ。」
「まあまあ!こんな所でアレが武器だと知られなかったんだからいいだろ!」
「ソレを易々と他人に渡しておいて何言いやがる。」
「前々からあの子がベリー面白ェなーって思ってたから話しのネタにマフラーやっただけだぜ!背中柔かった!」
「…。」
───────
次に綱引きの列に並んでちからモチを召喚する。
『ちからモチ、少し大変だと思うけどよろしくね。』
「任せろモチ!」
「霊和ちゃーん!皆を呼んできたよー!」
フゥ2が客席の方から飛んできて、その後ろからぞろぞろと友達が付いてくる。
「綱引きっつーのやっていいズラ?」
『皆お願いします!』
皆に向かって頭を下げる。
「楽しみだわ~。」
「私がいれば勝てない勝負はありませんよ!」
「ホノボーノ。」
「緊張するズラ…。」
『コマさん大丈夫だよ。皆で力を合わせればきっと勝てるよ!』
綱引きはクラス個性関係なく適当に4組を作る。
参加人数は40人程度だったので1チーム10数名。
「何が出るか楽しみですね~。」
「前の走者見てたけど、一癖あるお題ばかりだね…。」
私が出るのは借り物競争と綱引きで、今は借り物競争に並んでいる。
スタート地点に立って前の走者を見ていると、お題が納豆やピエロ、オッサンの下着、雪の個性など難題ばかりが出ている。
「あれ、アナタ確かトーナメント出場者の…。」
声を掛けられたので振り向くと数日前物間くんに鉄槌を食らわしていた女の子だった。
「さっきはあのバカが変な絡み方してごめんね。きつく叱っといたから許してやって。」
『かっちゃんが怒ってくれたし、意味もよくわかってないから気にしないで。』
「そ、そう。(無知なのか子供なのか…この子心配だな…。変な男に言い寄られても断れなさそう…。)」
『一緒に走るんだよね。お互い良いクジ引けるといいね~。』
「マシなモノになればいいのだけど…、ホントクジ書いたの誰なのよ。」
三年のステージの来賓席近くでくしゃみをした動物がいたとかいないとか…。
そしていよいよスタートとなりスターターピストルが鳴った。
借り物のクジが書いてある箱を目指して走る。
クジを引くのに速さはいらないのでばくそくは召喚しない。
箱に手をいれ、一枚の紙を取り出す。
「…"マフラー"にゃん。」
「今5月ですよ!?マフラーなんて暑いもんしてる奴いないでしょー!!」
マフラーをしている人はいないかと見回す。
『マフラー…オロチが召喚出来たらアレでも良かったのかなぁ?』
「いやいや…あんな動くマフラー嫌だよ。
てか人間には見えないと思うよ。」
生徒は皆体操着なのでマフラーをしている人はいない。
次に観客席を見回すが、この時期にマフラーをしている季節外れな人はいない。
「あ!相澤先生がマフラーっぽいものいつもしてるニャン!」
「あの薄汚い布マフラーって言えるんですか?」
「うう~ん…。」
『相澤先生に聞けばいいよ!』
ウィスパーに運んでもらい、相澤先生のいる実況席に向かう。
<<「お、なんだ!A組の女の子が俺達の前に飛んできたぞ!」>>
実況席の近くだから、直接の声とスピーカーで拡張された声がハモって聞こえる。
『相澤先生の首に巻いてあるものはマフラーですか?』
クジの紙を相澤先生に見せる。
<<「これはマフラーなんかじゃね<<「おお!これはマフラーだから持ってってくれよ!」>>…おいマイク…。」>>
マイク先生は相澤先生の首ある布をひったくり、私の首に巻いた。
マフラーだと思っていた布はずっしりと重い。
寸時にマフラーではないと理解し、返そうとするがマイク先生が私の肩を掴み反対を向かせ、背中、というかウィスパーを押してゴールへと促す。
『相澤先生、マイク先生ありがとうございます!』
<<「いいっていいって!
プリチーな女の子に触れちゃってラッキーだったぜー!」>>
マイク先生にどういった意図があるのかはわからないが、せっかくくれたチャンスを逃がす事はしない。
私達はゴールまで一直線に飛んでゴールテープを切った。
お題に合ったモノかの鑑定も、放送を聞いていたのだろう合格となった。
放送席ではマイクの電源が切れた中、相澤が息を吐いた。
「アレはマフラーじゃねーぞ。」
「まあまあ!こんな所でアレが武器だと知られなかったんだからいいだろ!」
「ソレを易々と他人に渡しておいて何言いやがる。」
「前々からあの子がベリー面白ェなーって思ってたから話しのネタにマフラーやっただけだぜ!背中柔かった!」
「…。」
───────
次に綱引きの列に並んでちからモチを召喚する。
『ちからモチ、少し大変だと思うけどよろしくね。』
「任せろモチ!」
「霊和ちゃーん!皆を呼んできたよー!」
フゥ2が客席の方から飛んできて、その後ろからぞろぞろと友達が付いてくる。
「綱引きっつーのやっていいズラ?」
『皆お願いします!』
皆に向かって頭を下げる。
「楽しみだわ~。」
「私がいれば勝てない勝負はありませんよ!」
「ホノボーノ。」
「緊張するズラ…。」
『コマさん大丈夫だよ。皆で力を合わせればきっと勝てるよ!』
綱引きはクラス個性関係なく適当に4組を作る。
参加人数は40人程度だったので1チーム10数名。