39話
夢小説設定
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騎馬戦終了となり、間に合わず鐘がなった瞬間その場に落ちるかっちゃん。
『大丈夫?』
「クソ!クソがッ!!」
かっちゃんは悔しそうに唸りながらうつ伏せのまま地面を叩く。
「あとちょっとで取れそうだったんだけどね~。
ま、ドンマイ☆!」
フゥ2がかっちゃんの肩を叩くと、わからないはずなのにかっちゃんは激怒して爆破をした。
<<第二種目騎馬戦終了!さっそく上位四位を見ていくぞ!?>>
マイク先生が結果を読み上げる。
<<1位!轟チーム!!
2位!爆豪チーム!!
3位!鉄てっあれ!?心操チーム!?いつの間に逆転したんだ!?
4位!緑谷チーム!!>>
いっくんも入ってる…!
<<じゃあ昼休憩を挟むぜ!!
おいイレイザーヘッド、飯行こうぜ。>>
<<寝る。>>
切れていない中継を聞きながら私達も昼休憩に入った。
──────
私はかっちゃんと控え室に向かう。
「残り16人!いよいよ次は1対1ですかねー?」
「たぶんそうだろうね。
初戦は誰と当たるだろう?
初っぱなから勝己は嫌だな~。」
『優勝するならかっちゃんと当たるはずだよね。』
「おう。」
かっちゃんが中途半端に終わるはずがない。確信はないがそう思っている。
「次こそはオレっちが活躍するニャンよー!!」
期待してるね。とジバニャンに言えば目を炎にさせて力をみなぎらせている。
「ハンッ!
猫にゃ無理だろ!」
「カツキニャンかけちょんけちょんにしてやるニャン!!」
「こっちこそボロボロにしてやらぁ!」
「ケンカしないの。
お昼時間なくなっちゃうよ。」
足を止めて二人がいがみ合うのでフゥ2が止めている。
すると右方向から私を呼ぶ声がいくつも聞こえた。
『あれ、皆来てたの?』
「コマさんにコマじろう、トムニャンにびきゃくにTETSUYAにアッチィソールブラザーズ、他にも沢山いますよ!?
…あ!古典妖怪パイセンもいるじゃないですかー!!!」
ウィスパーの言う通り沢山の友達が此方へ押し駆けてきた。
ウィスパーは古典妖怪達の所へ飛んでいき、お茶を配ったり日除けにと傘を差したりしている。
『皆来てくれてありがとうね。』
「霊和ちゃんが活躍してるんだもの。」
「もんげー凄かったズラ!こう、スバーッとババーンってなったズラ!」
「俺なんか徹夜して会場の前で並んでたんだぜ。」
「メラメーラ!!」
「もし負けても明日がある!明日がある!イエ~~イ!!」
「イエーイ!」
「明日じゃダメでしょーが!!」
私の周りでわちゃわちゃしている妖怪達にかっちゃんは手を離して、先行く。と言って一人で行ってしまった。
かっちゃんに手を振りながら皆の話を聞いていると、コマじろうがフゥ2を関心したように言う。
「フゥ2はあんな強い取り憑きが出来たズラね。」
「いやいや、霊和ちゃんの頭が良かったからだよ。」
俺一人じゃ思い浮かばなかったよ。と謙遜するフゥ2。
それでも少しの助言でロボットまで操れてしまうフゥ2は凄いと思う。
「オラが出たところでなんも役に立たないズラ…。」
「オラも戦いには向いてないズラよ。」
「オデは出てみたかったかっぽ~ん。」
6人しか召喚出来ないと決まっているから断ろうと思った。しかしそこで、根津は"6枚までメダルを持っていていい"と言っていたのに気が付いた。
『んー…ま、いっか。』
「霊和ちゃん?」
『今はメダル持ってないから召喚は出来ないけど、機会があったら大声で呼ぶね。』
「霊和ちゃんまさか……、」
フゥ2も根津が設けた制限の抜け穴に気付いたのだろう。
呆れたような目で見てくるが何も言わないので容認しているのだろう。
頭を下げてお願いします。頼むと、出たかった友達は気合いを入れて期待に胸を膨らませる。
「メラメー!!」
「楽しみだわ!私のこの美脚を見せられるのね!」
「熱湯我慢大会はあるかっぽーん?」
「ゲームで何勝すればいいんだ?」
『んー…?それはちょっとわかんないな~…。』
ちょっと不安になった。