37話
夢小説設定
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下を見ないといけないのに、私は思わず見上げてしまう。
いっくんは私を遥か上空で越えて、前方の先頭争いをしているかっちゃんと轟くんよりも前に着地した。
「霊和ちゃん危ないよ。」
『わっ!』
腕を引っ張られて身体を横に反らされる。
そこ地雷あるよ。と腕を掴んでいるフゥ2が言った通り、本来の私の着地地点に地雷が埋め込まれていた。
「出久は地雷の爆風を使って急加速したんだ…。
自分の身の危険もあるのによくやるよ。」
フゥ2は呆れたように言うが、顔は笑っていた。
フゥ2は私だけではなく、かっちゃんといっくんも気に掛けていてくれた。
だからフゥ2にとって、息子、弟、孫のような気持ちでいっくんを見ているのだろう。
私も幼馴染み2人が最高峰のトップ争いをしているところを見て、私ももっと速く行かなくてはと思った。
轟くんが1位に躍り出たいっくんを危惧して自分が速く行けるように道を作った。
その道は後に続く者に取っても安全な道となり、私はそこを走る。
地雷原も終わり整備されただけの道を走り、スタート地点でもあった会場へと戻ってきた。
既にゴールテープの切られたゴールをくぐり抜け、息を切らしているいっくんの元へ向かう。
『いっくん1位おめでとう!』
「ありがとう。」
フゥ2も感激してるよ。と言いながらいっくんの手を繋ぐ。
フゥ2とウィスパーはおめでとう。やら、鼻が高い。などと褒めるが同時に言われるので聞き取れなく苦笑している。
息切れをしながら近づいてくるお茶子ちゃんと、何やらガッカリしながら飯田君が来た。
「デクくん…霊和ちゃん…!
すごいねぇ!」
「この個性で遅れをとるとは。
やはりまだまだだ。僕…俺は…!」
『二人もお疲れ。』
「霊和ちゃんお疲れ!
デクくん一位すごいね!悔しいよ。
ちくしょー!お疲れさま!!」
半ば自棄になっているがお茶子ちゃんもヒーロー科なのだから上位にいる。
だが何位までが次に進めるかわからないので、私も気が休めないでいた。
続々と生徒達が戻ってきて、リタイア者以外が集まった処でミッドナイト先生の指揮が入った。
「ようやく終了ね。
それじゃあ結果をご覧なさい!」
巨大な電子番には順位が書かれていて、私は9位だった。
長距離で最後までかなりのスピードで走れたのが幸をなしたのだろう。
今まで毎日体力作りをしていて良かった。
H30.08.05
いっくんは私を遥か上空で越えて、前方の先頭争いをしているかっちゃんと轟くんよりも前に着地した。
「霊和ちゃん危ないよ。」
『わっ!』
腕を引っ張られて身体を横に反らされる。
そこ地雷あるよ。と腕を掴んでいるフゥ2が言った通り、本来の私の着地地点に地雷が埋め込まれていた。
「出久は地雷の爆風を使って急加速したんだ…。
自分の身の危険もあるのによくやるよ。」
フゥ2は呆れたように言うが、顔は笑っていた。
フゥ2は私だけではなく、かっちゃんといっくんも気に掛けていてくれた。
だからフゥ2にとって、息子、弟、孫のような気持ちでいっくんを見ているのだろう。
私も幼馴染み2人が最高峰のトップ争いをしているところを見て、私ももっと速く行かなくてはと思った。
轟くんが1位に躍り出たいっくんを危惧して自分が速く行けるように道を作った。
その道は後に続く者に取っても安全な道となり、私はそこを走る。
地雷原も終わり整備されただけの道を走り、スタート地点でもあった会場へと戻ってきた。
既にゴールテープの切られたゴールをくぐり抜け、息を切らしているいっくんの元へ向かう。
『いっくん1位おめでとう!』
「ありがとう。」
フゥ2も感激してるよ。と言いながらいっくんの手を繋ぐ。
フゥ2とウィスパーはおめでとう。やら、鼻が高い。などと褒めるが同時に言われるので聞き取れなく苦笑している。
息切れをしながら近づいてくるお茶子ちゃんと、何やらガッカリしながら飯田君が来た。
「デクくん…霊和ちゃん…!
すごいねぇ!」
「この個性で遅れをとるとは。
やはりまだまだだ。僕…俺は…!」
『二人もお疲れ。』
「霊和ちゃんお疲れ!
デクくん一位すごいね!悔しいよ。
ちくしょー!お疲れさま!!」
半ば自棄になっているがお茶子ちゃんもヒーロー科なのだから上位にいる。
だが何位までが次に進めるかわからないので、私も気が休めないでいた。
続々と生徒達が戻ってきて、リタイア者以外が集まった処でミッドナイト先生の指揮が入った。
「ようやく終了ね。
それじゃあ結果をご覧なさい!」
巨大な電子番には順位が書かれていて、私は9位だった。
長距離で最後までかなりのスピードで走れたのが幸をなしたのだろう。
今まで毎日体力作りをしていて良かった。
H30.08.05