中編(タイトル未定)
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私はとても困っていた
転んで顔を上げれば、そこは全く知らない場所
よくわからない生物
そして、先程から一人で喋っている男
「なぁ、どっかいてェの?何か喋れよ」
そう言われる程何を言っていいのかわからなくなる
もう泣きそう…
「ちょおっ!?おまっ…!」
目から一筋雫が垂れた
本当は泣きたいんじゃない
泣きたくもない
でも、私は強くないから
「あぁ!もう!!」
男の声が聞こえたと同時に引っ張られた
私は驚き相手の顔を見る
男は少し眉間に皺を寄せながら背中を向けた
面倒臭い。そんな顔をしていた。
だけど冷たい目ではなかった
男の人は私の顔が周りに見えないよう歩いてくれた
数分歩くとある建物の外階段を登り出した
歩くたびにローファーと鉄板の当たる音が響く
私の涙線は壊れてしまったみたいで、まだ泣き止まない
もうこれは人見知りや内気のせいじゃないな…
多分いきなり訳のわからない所に来てしまい、気が動転しているのだと思う
もう自分では何が何なのかわからなくなっている
「ほら、入れよ」
いつの間にか階段ものぼり終わり、玄関の前に立っていた
「ここは…」
少し声が震えているな…
「俺ん家」
俺ん家ということは、この人の家というわけだ
いきなり過ぎるような気がする。
もし私が泣いていなかったらただの誘拐だ
「お邪魔します」
男の人に続いて中に入った
中に入ると、まず廊下になっていた
その廊下を進んで行くと、テーブルの両サイドにソファーがあって、その奥に机と社長椅子がある
男の人は私をソファーに座らせて、男の人も私の隣に座る
男の人は私の頭をポンポンと撫でる
こんな初対面の奴に、なんで優しくするんだろと思う
「あ、あの…」
「ん?」
涙が治まってきて、男の人に声をかける
「ご迷惑かけました…」
頭だけ下げて、男の人の顔を見た
男の人はどこか気が抜けたような顔をしていた
もう少し目と眉が近ければモテたんだろう
「気にすんな」
男の人は私の頭を軽く叩く
泣いている時は気付かなかったけど、頭を撫でられるのなんか記憶にないほど久しぶりだった
なんだか落ち着くどころか、緊張してきた…
「あ、の…ここは?」
「ここは万事屋銀ちゃん。何でも屋さ。
んで、俺は万事屋の社長(オーナー)の坂田銀時っつーもんだ」
「何でも屋…
あ、あの!私公園にいたんです!」
「あ?」
「こ、公園にいて、こ、ここ転んだら…ここにいて…」
転んだところは言いたくなかったけど、言わないと伝わらない
「なんだそりゃ
もしかして瞬間移動か?」
「え、私って魔法使えるんですか?」
「しらねーよ!!」
大きい声に肩がビクッと揺れた
それに気付いたのか男の人…坂田銀時さんは慌てる
「驚かせたわけじゃなくてなァ!ただ、いつものクセとゆーか、あーと…」
「いや、私が悪いんです…
すみません…」
頭を下げたら無理矢理上を向かされた
そして何故か私の両頬を引っ張られた
「い、いひゃっ」
「テメー(自分)は悪くねーんだから謝んな」
「で、でも…」
昔から謝る事は癖だった
私はドジだから、よく人に迷惑をかけていた。
女というものは人の外見で決めるから、私みたいに太っているとなんでもダメ扱いされる
もしドジでも可愛い子ならなんでも許されるのだから、本当は私だって許してほしい。なのに、相手は睨んで、私に聞こえるように愚直を言ってくる
そのため、相手からぶつかってきた時も反射的に謝ってしまうのが癖になっていた
だから坂田銀時さんみたいに思っている人がいるだなんて思いもしなかった
「謝んのはテメーが悪さした時だけだ。人に迷惑なんか、この世界じゃ普通だかんな」
「…」
坂田銀時さんの言っていることは正しい
しかし、だからと言って直るのだろうか?
「知ってるか?ごめんなさいって謝られるより、ありがとうって言葉の方がいいって」
「はい…」
よく聞く
でも、私みたいのはありがとうって言われない
そんな私の気持ちも知らず、坂田銀時さんはどんどん話を進めていく
「そういや、お前の名前なんてゆーんだ?」
「金井霧雲です」
「ほぉ。家どこなんだ?どーせだから送ってやるよ」
「埼玉です」
「さいたまァ?」
「はい。埼玉の春日部市です」
「?春日部ってし○ちゃんの実家の?」
「舞台になっていますね」
何故か坂田銀時さんの頭にはハテナマークがいっぱいあった。
何故見える?
「春日部市は知ってっけどよォ、埼玉って何処だ?」
「地図でいう、東京の上ですけど」
頭が弱いのかな?と私は思ったが、違ったみたいで、東京は何処だ。と聞かれた
もしかして瞬間移動をして外国に来てしまったのか?と思ったが、相手も自分も日本語を使っている
「あの…此処は何という地域なんですか…?」
「ここか?ここは江戸・歌舞伎町だ」
まさかの大人の町だった
(拝啓お母さん 私は時空間移動をしてしまったみたいです。 敬具)(え?マジ?トリップっていうやつ?)
転んで顔を上げれば、そこは全く知らない場所
よくわからない生物
そして、先程から一人で喋っている男
「なぁ、どっかいてェの?何か喋れよ」
そう言われる程何を言っていいのかわからなくなる
もう泣きそう…
「ちょおっ!?おまっ…!」
目から一筋雫が垂れた
本当は泣きたいんじゃない
泣きたくもない
でも、私は強くないから
「あぁ!もう!!」
男の声が聞こえたと同時に引っ張られた
私は驚き相手の顔を見る
男は少し眉間に皺を寄せながら背中を向けた
面倒臭い。そんな顔をしていた。
だけど冷たい目ではなかった
男の人は私の顔が周りに見えないよう歩いてくれた
数分歩くとある建物の外階段を登り出した
歩くたびにローファーと鉄板の当たる音が響く
私の涙線は壊れてしまったみたいで、まだ泣き止まない
もうこれは人見知りや内気のせいじゃないな…
多分いきなり訳のわからない所に来てしまい、気が動転しているのだと思う
もう自分では何が何なのかわからなくなっている
「ほら、入れよ」
いつの間にか階段ものぼり終わり、玄関の前に立っていた
「ここは…」
少し声が震えているな…
「俺ん家」
俺ん家ということは、この人の家というわけだ
いきなり過ぎるような気がする。
もし私が泣いていなかったらただの誘拐だ
「お邪魔します」
男の人に続いて中に入った
中に入ると、まず廊下になっていた
その廊下を進んで行くと、テーブルの両サイドにソファーがあって、その奥に机と社長椅子がある
男の人は私をソファーに座らせて、男の人も私の隣に座る
男の人は私の頭をポンポンと撫でる
こんな初対面の奴に、なんで優しくするんだろと思う
「あ、あの…」
「ん?」
涙が治まってきて、男の人に声をかける
「ご迷惑かけました…」
頭だけ下げて、男の人の顔を見た
男の人はどこか気が抜けたような顔をしていた
もう少し目と眉が近ければモテたんだろう
「気にすんな」
男の人は私の頭を軽く叩く
泣いている時は気付かなかったけど、頭を撫でられるのなんか記憶にないほど久しぶりだった
なんだか落ち着くどころか、緊張してきた…
「あ、の…ここは?」
「ここは万事屋銀ちゃん。何でも屋さ。
んで、俺は万事屋の社長(オーナー)の坂田銀時っつーもんだ」
「何でも屋…
あ、あの!私公園にいたんです!」
「あ?」
「こ、公園にいて、こ、ここ転んだら…ここにいて…」
転んだところは言いたくなかったけど、言わないと伝わらない
「なんだそりゃ
もしかして瞬間移動か?」
「え、私って魔法使えるんですか?」
「しらねーよ!!」
大きい声に肩がビクッと揺れた
それに気付いたのか男の人…坂田銀時さんは慌てる
「驚かせたわけじゃなくてなァ!ただ、いつものクセとゆーか、あーと…」
「いや、私が悪いんです…
すみません…」
頭を下げたら無理矢理上を向かされた
そして何故か私の両頬を引っ張られた
「い、いひゃっ」
「テメー(自分)は悪くねーんだから謝んな」
「で、でも…」
昔から謝る事は癖だった
私はドジだから、よく人に迷惑をかけていた。
女というものは人の外見で決めるから、私みたいに太っているとなんでもダメ扱いされる
もしドジでも可愛い子ならなんでも許されるのだから、本当は私だって許してほしい。なのに、相手は睨んで、私に聞こえるように愚直を言ってくる
そのため、相手からぶつかってきた時も反射的に謝ってしまうのが癖になっていた
だから坂田銀時さんみたいに思っている人がいるだなんて思いもしなかった
「謝んのはテメーが悪さした時だけだ。人に迷惑なんか、この世界じゃ普通だかんな」
「…」
坂田銀時さんの言っていることは正しい
しかし、だからと言って直るのだろうか?
「知ってるか?ごめんなさいって謝られるより、ありがとうって言葉の方がいいって」
「はい…」
よく聞く
でも、私みたいのはありがとうって言われない
そんな私の気持ちも知らず、坂田銀時さんはどんどん話を進めていく
「そういや、お前の名前なんてゆーんだ?」
「金井霧雲です」
「ほぉ。家どこなんだ?どーせだから送ってやるよ」
「埼玉です」
「さいたまァ?」
「はい。埼玉の春日部市です」
「?春日部ってし○ちゃんの実家の?」
「舞台になっていますね」
何故か坂田銀時さんの頭にはハテナマークがいっぱいあった。
何故見える?
「春日部市は知ってっけどよォ、埼玉って何処だ?」
「地図でいう、東京の上ですけど」
頭が弱いのかな?と私は思ったが、違ったみたいで、東京は何処だ。と聞かれた
もしかして瞬間移動をして外国に来てしまったのか?と思ったが、相手も自分も日本語を使っている
「あの…此処は何という地域なんですか…?」
「ここか?ここは江戸・歌舞伎町だ」
まさかの大人の町だった
(拝啓お母さん 私は時空間移動をしてしまったみたいです。 敬具)(え?マジ?トリップっていうやつ?)