中編(タイトル未定)
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それはひょんな事からだった
学校の帰り道、いつも同じ道を同じように歩いていただけだったのだ。
それだけだったのに、こんな事になるなんて全く思ってもいなかった。
私はなるべく歩く距離を短くしようとし、砂場の上を歩いていたのだ。
足元が悪い事もあって慎重に歩いていた。
しかし、運動神経が並より悪いわたし。
ほんのちょっとした穴に足を引っ掛けてしまった
「うおっ!?」
なんとか顔面から転ばないよう、腕を出して顔面の怪我は避けた。
しかし、出していた腕は広い範囲で血が出ているのが痛さからわかる
倒れた胴体を起こし、汚れた手を払おうとした
「あれ?」
何か可笑しい感じがした
手よりも下
そして私よりも下
地面だ
地面が可笑しい
公園の砂場を歩いて転んだのだ
それなのに、今、下はコンクリートだ
何がなんなのかわからない
私は慌てて周りを見渡した
「…!」
周りにあったはずの木々がなくなり、昔の城下町みたいな建物が建っていた
しかし、いろいろと可笑しい
上を見ると何故か空には船が飛んでおり、横を見ると犬が二足で歩いていたり…
「なに、ここ…」
私は放心状態のまま、そこに座り込んでいた
「お嬢さん?」
頭上から声がし上を向くと、白い髪の男の人がいた
すでに二十歳はこえている顔立ちをしている
「お嬢さんこんなとこでなにしてんだ?」
男の人は言いながら手を差し出してくる
私はわけがわからず、手を見ていた
「そんなとこにいたら汚れるでしょ。立ちな」
こんな見ず知らずの者にも優しくしてくれる人なんか知らなかった
ホントは手をとるべきなのだろうが、私は体型が体型なので、自分で立ち上がった
「あの、あ、ありがとうございます」
「俺の気遣い無視!?この手どうすりゃいいの!!」
「いや…、」
人見知りな私はどう言っていいのかわからずどもってしまう
私が俯いていたら、溜め息が聞こえた
思わず肩が跳ねた
「んで、こんなとこで何してんの?こんなとこで油かいてたら危ないよォ?」
「はい…」
何を話していいのはわからず私は返事だけはした
緊張でここは何処とか、聞きたいのに音になって出てこない
それに、さっきの溜め息で何をするにもビクビクしてしまう
それはもう、男の人の指が動いたくらいで
「はいじゃなくて…
そういえば、珍しい格好してんな。コスプレ?」
男の人は言うが、私からしたら男の人の方がコスプレの様な感じだ
黒い服の上から着流しを着ているし、右の方はなぜか脱いで、腰の辺りで布がぶら下がっているだけだ
しかも着流しを着ているのに、何故かブーツをはいている
もしかしたら原宿で流行っているのかもしれないが、生憎流行には疎いからわからない
あ、でも最近花柄が流行ってるのは知っている
「こ、コスプレじゃなくて、制服です」
まあ、私の着ている制服がコスプレと見えるのは仕方がないと思う
ブレザーじゃなくセーラー服だし。そのセーラー服も周りにはなさそうなデザインだし。
着ているセーラー服にはピンク色のラインが襟と袖に3本ずつ入っていて、ピンク色のスカーフでリボン結びに縛ってある。
スカートもピンクのラインが入っていて、スカートの下に2枚レースが入っている。
しかもスカートの長さが半端なく短い。
本当は醜い脚を出したくはないが校則なのだ
この学校に入らなければいいと言われても、そこは私の叔父が理事長で強制的に入らされたから仕方がない
「これ制服!?もしかしてメイド喫茶とか?」
「い、いや。私の学校のです」
「学校?」
男の人は首を傾げる
まあ、男の人の気持ちもわからなくもないけど…
だが、そういう意味でないことがわかったのが、この言葉
「学校って何?」
もしかして記憶喪失なのかもと思ったが、出逢って早々の相手に言う言葉ではない
だが顔には出てたみたいで男の人は否定した
「記憶喪失とかじゃねーかんな!!?君の言っている意味の方がわかんねーから!!アレですか?今妄想中とか、そんな感じですかァァア!!?」
「…」
失礼だと思う
でも言えないのが人見知りだ
(なんか喋れって!)((私、どうしよう))(何か困ってんの!?よかったら俺ん家くる??)((変質者…?))(無視すんなァァア!!!)
学校の帰り道、いつも同じ道を同じように歩いていただけだったのだ。
それだけだったのに、こんな事になるなんて全く思ってもいなかった。
私はなるべく歩く距離を短くしようとし、砂場の上を歩いていたのだ。
足元が悪い事もあって慎重に歩いていた。
しかし、運動神経が並より悪いわたし。
ほんのちょっとした穴に足を引っ掛けてしまった
「うおっ!?」
なんとか顔面から転ばないよう、腕を出して顔面の怪我は避けた。
しかし、出していた腕は広い範囲で血が出ているのが痛さからわかる
倒れた胴体を起こし、汚れた手を払おうとした
「あれ?」
何か可笑しい感じがした
手よりも下
そして私よりも下
地面だ
地面が可笑しい
公園の砂場を歩いて転んだのだ
それなのに、今、下はコンクリートだ
何がなんなのかわからない
私は慌てて周りを見渡した
「…!」
周りにあったはずの木々がなくなり、昔の城下町みたいな建物が建っていた
しかし、いろいろと可笑しい
上を見ると何故か空には船が飛んでおり、横を見ると犬が二足で歩いていたり…
「なに、ここ…」
私は放心状態のまま、そこに座り込んでいた
「お嬢さん?」
頭上から声がし上を向くと、白い髪の男の人がいた
すでに二十歳はこえている顔立ちをしている
「お嬢さんこんなとこでなにしてんだ?」
男の人は言いながら手を差し出してくる
私はわけがわからず、手を見ていた
「そんなとこにいたら汚れるでしょ。立ちな」
こんな見ず知らずの者にも優しくしてくれる人なんか知らなかった
ホントは手をとるべきなのだろうが、私は体型が体型なので、自分で立ち上がった
「あの、あ、ありがとうございます」
「俺の気遣い無視!?この手どうすりゃいいの!!」
「いや…、」
人見知りな私はどう言っていいのかわからずどもってしまう
私が俯いていたら、溜め息が聞こえた
思わず肩が跳ねた
「んで、こんなとこで何してんの?こんなとこで油かいてたら危ないよォ?」
「はい…」
何を話していいのはわからず私は返事だけはした
緊張でここは何処とか、聞きたいのに音になって出てこない
それに、さっきの溜め息で何をするにもビクビクしてしまう
それはもう、男の人の指が動いたくらいで
「はいじゃなくて…
そういえば、珍しい格好してんな。コスプレ?」
男の人は言うが、私からしたら男の人の方がコスプレの様な感じだ
黒い服の上から着流しを着ているし、右の方はなぜか脱いで、腰の辺りで布がぶら下がっているだけだ
しかも着流しを着ているのに、何故かブーツをはいている
もしかしたら原宿で流行っているのかもしれないが、生憎流行には疎いからわからない
あ、でも最近花柄が流行ってるのは知っている
「こ、コスプレじゃなくて、制服です」
まあ、私の着ている制服がコスプレと見えるのは仕方がないと思う
ブレザーじゃなくセーラー服だし。そのセーラー服も周りにはなさそうなデザインだし。
着ているセーラー服にはピンク色のラインが襟と袖に3本ずつ入っていて、ピンク色のスカーフでリボン結びに縛ってある。
スカートもピンクのラインが入っていて、スカートの下に2枚レースが入っている。
しかもスカートの長さが半端なく短い。
本当は醜い脚を出したくはないが校則なのだ
この学校に入らなければいいと言われても、そこは私の叔父が理事長で強制的に入らされたから仕方がない
「これ制服!?もしかしてメイド喫茶とか?」
「い、いや。私の学校のです」
「学校?」
男の人は首を傾げる
まあ、男の人の気持ちもわからなくもないけど…
だが、そういう意味でないことがわかったのが、この言葉
「学校って何?」
もしかして記憶喪失なのかもと思ったが、出逢って早々の相手に言う言葉ではない
だが顔には出てたみたいで男の人は否定した
「記憶喪失とかじゃねーかんな!!?君の言っている意味の方がわかんねーから!!アレですか?今妄想中とか、そんな感じですかァァア!!?」
「…」
失礼だと思う
でも言えないのが人見知りだ
(なんか喋れって!)((私、どうしよう))(何か困ってんの!?よかったら俺ん家くる??)((変質者…?))(無視すんなァァア!!!)