東北地方太平洋沖地震
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霧雲は二階の自室にいた
最近流行りの文庫本をベッドに寝そべりながら読み漁(あさ)っていた時だった
グラッ
『あ…(…地震だ)』
でもこのくらいよくあることだった
10秒くらいして少し長いと思い、何と無く何秒続くのかと想像しながら時間を数え出した
『15、16、17、18、19、20…』
それでもまだ止まらない地面
もしかして30秒いくか?と思い数えていると、あっという間に30秒を過ぎてしまった
そして35秒くらいになった時だ
グラグラグラグラッ
『うわっ』
徐々に揺れが激しくなった
そして揺れは最大になって激しく家を揺らした
霧雲は回りに倒れるものはないか見回し、積み重ねてあった文庫本を抑えようとした
しかしそれよりも脱出口を作る為、扉を開ける
ドサドサ-ッ
『ああー――――っ!!』
積み重ねてあった本が倒れ、バラバラになってしまった
しかし地震により、上手く動く事が出来なく、自分の安否を心配して廊下に蹲った
一階でランボとイーピンが騒いでいる声が聞こえる
隣の部屋でツナの叫び声が聞こえる
『(地震だからって落ち着かなきゃ死にますよ…)』
こんなんでマフィアやっていけるかと思った
地震は止まり、自分の部屋に駆け込む程の勢いで入り、バラバラになった本を片付ける
片付け終わり、直ぐ様下に降りると全員集まっていた
『さっきの地震凄かったですね』
「ええ。でも物は落ちて来なかったみたいで安心だわ」
奈々は片手を頬にあてながら降りてきた霧雲に言う
「ツナの部屋は最悪になったけどな」
「物が沢山あるからね。」
フゥ太はリボーンの言葉に頷く
リボーンはツナの部屋にいたみたいで大変な目にあったみたいだ
「あら…」
ビアンキは今の地震の事を知ろうとテレビを付けようとリモコンのボタンを押したが、肝心のテレビは付かない
「あらぁ、停電かしらねぇ」
奈々は困ったように言い、念のためとバッテリーを見に行った
「霧雲~。あのねー家がグラグラでガタガタだったんだじょーっ!!」
「イーピン怖い!」
『ランボ、これは笑い事ではありませんよ。イーピン、大丈夫ですからね』
霧雲はランボとイーピンを抱き上げる
リボーンはツナの背中を蹴りあげた
「フゲッ」
「ツナ、その辺歩いて電気が付いてるか見てこい」
「一々蹴るなよ!」
「ツナ、早く行ってきなさい」
ビアンキもツナに言う
『綱吉』
全員から見られるツナ
「――……~っ
わかったよ!!」
ツナは転けそうになりながら外へ出てった
「やっぱり電気付かないわね~
これじゃ何があったのかわからないわ」
困った顔をした奈々が戻ってきた
『やっぱ駄目ですか…』
霧雲はそういえば…と何か思い出し、自分の部屋へ走って行く
「霧雲~?」
床に置かれたランボとイーピンは不思議な顔で霧雲を見た
『確かこれなら…』
霧雲はスクールバックから携帯を取り出した
『ワンセグがついてた筈です』
携帯を弄り、少しして携帯から音が流れ出した
「何これ?」
「?」
ランボとイーピンは霧雲の肩までよじ登り、携帯の画面を覗く
「テレビだ!」
ランボはもっと見たくて携帯を奪おうとしたが霧雲に止められる
<<14時46分頃宮城県冲で起きました。震度7強で……>>
『うわ…震度7ですか…
しかもこんな離れた並盛でも震度5弱…』
「シンドゴジャクって何だー?」
『さっき家が揺れたでしょう?その強さの事ですよ』
「へぇ!一番強いの何?」
『震度7強ですよ。それ以上大きい揺れは今までなかったそうです』
「じゃあシンドナナこいー――っ!!!」
『来ないで!!!!!』
地震の恐ろしさを全くわかっていないランボに呆れる
『しかし、このまま停電が続くとやっかいですね…』
霧雲は一階に戻り、携帯で見た事を皆に伝えた
「夜まで停電になったら大変だわぁ。夕飯どうしましょう」
「あら、なら私の料理でもよくないかしら?」
ビアンキは奈々に向かっていう
しかしビアンキの料理といえばポイズンクッキング
たしかに材料とかなく出てきているし、火も使ってはいなそうだが、ポイズンクッキングは毒だ。
そんなもの、食べれるはずがない。
霧雲は焦るがそんな勇気はない
勿論、ここにいる者全て言えない
ツナを外に出したのが間違いだったと、リボーン、霧雲、フゥ太は後悔したのだった