消えたイーピン
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『フォーンー!!』
昼半ば、霧雲の走っている姿があった
「…何?」
『あのね風、イーピンちゃんが消えた!!』
突拍子もないことを言う霧雲
それも当たり前。
消えたなんて非現実的だ
「いよいよ頭の最低値にまで逝ってしまいましたか?」
ニッコリと、そうニッッコリと笑う風
周りから見れば絶対に解る程の怖さ
しかしそれに霧雲は気付かないのだから不思議だ
『そう!!
いきなりパッといなくなったんだ!!!』
大袈裟にジェスチャーも入れての説明
風は陰気臭い顔をしながらもイーピンが居なくなった場所へと向かった
「イーピンいないね…」
イーピンの消えた場所へと行くとそこは岩がゴロゴロ転がっている地帯
風はイーピンを探す
『イーピーンー!!』
霧雲も探すがただたんに足で石を蹴りながら歩っているだけ
「ちゃんと探なさい」
ゴチッ
拳を貰った霧雲
いて~と何回も言いながら頭を摩る
「ちゃんと探しなさい」
もう一度同じ事を言った
『え゙~~』
渋った霧雲にもう一度拳が落ちてきたのは言うまでもない
また探し始め、風がある岩に近付いた時、霧雲がニヤッとした
それに風は気付いた
しかし気にすることなく、だが警戒して岩の反対側を覗く
その時、
「わぁ!!」
「∑!!!」
消えたはずのイーピンが飛び出してきたのだ
それに風は驚いた
「…イーピン………」
呆然とする風の前に霧雲が来る
『へっへーん!
風の驚いた時の顔、写真に撮っちゃったー!!』
カメラを見せ付けてくる
その時、風からプチッと何かが切れた音がした
「……霧雲、イーピン、君達少し痛い目見なきゃ駄目みたいですね」
極上スマイルを見せてくる風に霧雲とイーピンがやばいと思った
『(ここは)』
「(逃げるが)」
『「( 勝ちっ!!! )」』
二人は風から逃げ出した
そして逃げる二人を追い掛ける風
リアル鬼ごっこが始まった
そして数分後に捕まった二人に飛んできたのが3時間のお説教だった
更新09.05.04
修正09.08.22