ヒロインの一日
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と、
いうことで、霧雲の一日などんなものかと
こっそり覗いちゃいましょう!………
7:30と少しだかり遅い起床から始まる霧雲
洗面所で顔を洗い、真選組内にいる女中さんに朝食を作ってもらう
食べている最中、いろんな男共が霧雲を見て顔が綻んだりニヤけたりしている奴がいるが霧雲は全く気付いていない
食べている中盤に一人の真選組の者が霧雲に近付く
「霧雲ちゃん、今日の午後休みだから稽古手伝ってくれないかな?」
『あ゛ー……今日は無理ですね
少し用事があるので』
稽古の練習相手を頼まれたみたいだ
しかし用事とは何なのだろう
霧雲は丁重に断りまた食べ始めた
頼んだ相手は霧雲の後ろの方で同士に冷やかされていたのは無視の方向でいこう
霧雲食べ終わり、自室へ戻り着替えをした
(今までは室内用)
着替えと言っても、違う着流しになっただけだが
霧雲は部屋を出、何処かへと向かう
『総悟、いますか?』
「こっちでさァ」
此処は沖田の部屋らしい
『準備出来たんで行きましょう』
「お~」
沖田は休日の日の格好、つまり袴姿だ
『すみませんね
少し起きるのが遅くなってしまって』
「何言ってんだィ
いつも通りに起きたじゃねーか
悪ーのはあのお前さんを誘ってた野郎だ」
『何で知ってんですか…』
何でも知っている沖田に呆然とする
「さぁね…
置いてくぜィ?」
『あ!待ってくださいよっ!!』
先に行ってしまった沖田を追い掛けた
やってきたのは武道場
よく稽古をするのに使う場所だ
霧雲は武道場にある竹刀を2本持ち、1本を沖田に渡す
『いつでもかかって来ていいですよ?』
「今日こそ負けねーからな」
竹刀を握り絞め体制を整える二人
沖田が先に動いた
沖田は竹刀を実力試しに霧雲の頭目掛けて振り回す
霧雲は竹刀で受け止める
両者一歩も赦さず、動かない
霧雲が先に引いた
『遉(さすが)、1番隊隊長ですね』
「そっちこそ、遉特攻隊隊長」
『お褒めの言葉ありがとうございます』
今度は霧雲が先に動き出す
物凄い速さで沖田に攻め込む
竹刀を右脇から突く様に、刺す様に前に出す
このやり方には竹刀で受け止める事は出来ないに等しい
沖田は瞬時に思い、横に避ける
そこを狙ったかの如く、霧雲は竹刀を横に振り回す
沖田はそこまでやるとは思っていなかったらしく、腹に脆(もろ)喰らった
「――~~~ッ
痛ェー―――っ!!」
腹を抱えながら床をはいつくばる
『大丈夫ですか?』
霧雲は沖田の痛そうな顔をしている覗き込む
『やっぱ防具使った方がよかったんじゃないですか?』
「んなことやったら重てーだろ…っ」
霧雲から見ても解るほど顔は歪んでいて、無理をしてるのが一目瞭然だ
『無理強(ジ)いするからですよ』
「うるせーやィ」
段々痛みが薄くなってきたのだろう
沖田は立ち上がり、竹刀を取る
『?』
「何やってんでィ
もう一度やるぜ」
『また!?
今終わったでしょう!
これ以上やるのもいいですが、体壊しますよ?』
「そんなの関係ねーやィ」
『……………ι』
まるで霧雲より子供らしい沖田にほとほと呆れる
『…仕方ない
いいですよ
しかし!
次負けたら終わりですからね!!』
「いいぜ」