標的77
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家光と話し終わり、二階に行こうとしたが家光に止められた
『何だコノヤロー』
「口調変わってねーか!?まぁいいけどよ…」
家光は一つ咳払いをすると、ポケットの中から、小さな箱を取り出した
先程出した箱より小さいが、箱に描いてある紋章は同じだった
『何ですか、それ』
「光闇のリングだ」
『!!』
家光は箱を開ける
中には一つの指輪が入っていた
指輪はシルバーに水晶が埋まっている。水晶にはボンゴレの紋章が入っており、色は白とも言えない、言うならば"無"だ
##NAME1##は目を見開き、箱と家光を繰り返して見る
「光闇(コウアン)のリングはボンゴレリングとはまた別にあるリング。」
『そういえば聞いた事があります。初代Ⅰ(プリーモ)の時にしか存在しなかった守護者…』
「ああ。それにはわけがあるんだ」
『?』
「このリングは選ばれた者にしか使う事が出来ないんだ」
『え、ならなんで私に…』
「お前が選ばれたからだ」
『…しかし…』
黒曜でツナを守れなかった自分がなれるはずがない
##NAME1##は指輪を受け取る資格はないと思った
「9代目が##NAME1##にしたんだ。##NAME1##だから相応しいと思ったんだ」
『私だから…?』
「このリングは"全てを闇から光にする光"、"闇を知り、闇を引き落とす闇"という使命がある。それゆえ、ツナ達がマフィアの世界に入ってしまったとしても、##NAME1##がツナ達に光を与えられると9代目は思ったんだ」
『お祖父様…』
9代目とは最近通信が通じても忙しいや風邪を凝らしたと言われ、声も聞いていない
少し寂しくなってしまった
「お願いだ!ツナ達の支えになってくれ!!」
家光は頭まで下げて頼む
『…しかし、私じゃなにも出来ませんよ』
「いいんだ!!##NAME1##がいるだけで、ツナ達は頑張れるんだ」
『?なんで私がいるからって…?』
「(鈍感…
こりゃ大変だな、ツナ)」
リボーンから、9代目を通じてツナ達のことをいろいろ聞いてきた家光は我が息子の幸運を願った
家光になっ!と言われ、半場無理矢理渡され、リビングから追い出されてしまった
自分の部屋に来、ベッドに座る
箱を開け、改めて指輪を見る
『(これが)…光闇』
見た目、まったく光も闇も伺えない色をしている
『(光(ルーチェ)と闇(ブイオ)…両方なくしては両方存在しなかったはずのもの。
そしてこの世界を創る元になったもの…)』
光と闇の名前を持った虹の守護者を思い出す
『(そういえばブイオは光闇のおしゃぶりを持ったアルコバレーノでしたっけ…)』
##NAME1##はガバッと起き上がり、ポケットから携帯を取り出し、ブイオに電話を掛けた
<<プルル…プルル…>>
『(出れますかね…?)』
その時、電話が繋がったため、コールが止まり、ブイオの声がする
<<早朝…>>
眠そうな声がする
『あ、そういえば時差…』
日本とイタリアの時差を忘れていた
しかし、両国の時差を計算しても早朝という早朝ではない
『もう起きる時間なはずですよ…』
<<昨日は仕事あったノ>>
『赤ちゃんなんですから夜更かしは駄目ですよ』
<<なるべく気ヲつける>>
遠回しに夜更かしはするといっている
##NAME1##は溜め息を吐いた
<<それで用件ナニ?>>
『あの、…』
此処で言葉を切ってしまった
電話でするような話じゃないからだ
だから言おうとしたことを変えた
『ブイオに頼みがあります。』
<<ブイオ、できるコトなら>>
『なら、日本に来てください』
直接、この指輪のことが聞きたかった。本当は自分から行くべきなのだろうが、今、自分がイタリアへ行ってしまったらツナ達が心配だったからだ
<<ん~…イイヨ>>
『!ホントですか!?』
来てもらえないと思っていた##NAME1##は驚いた
「ん。」
『ならなるべく早急に』
<<じゃあ、ルーチェに言ったらスグイク>>
『っありがとうございます!』
##NAME1##は電話を切り、ブイオが来るために部屋を片付け始めた