標的84
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「"皆が納得する、ボンゴレ公認の決闘をここに開始する"…
──つまり、こーいうこった…
同じ種類のリングを持つ者同士の
1対1のガチンコ勝負(バトル)だ
」
ツナは我が父の言葉に全身から大量の汗を流す
「ああ。あとは指示を待てと書いてある」
「指示?」
そこに、三人の女が現れた
二人は同じような髪に、同じように仮面をつけている。
弱冠肌が日本人とは違うようだ。
もう一人は…──
「##NAME1##!?」
『ん゙ん~──』
##NAME1##は拘束され、口を塞がれていた。
「我々は9代目直属のチェルベッロ機関の者です。
リング争奪戦において、我々の決定は9代目の決定だと思ってください」
倩(ツラツラ)と書物を読んでいるだけのような声が辺りに響く。
だが、家光が遮る
「まて、異議ありだ。
チェルベッロ機関など聞いたことがないぞ。そんな連中にジャッジをまかせられるか」
「異議は認められません」
即答されてしまい、家光は黙るしかない。
そんな家光に、ヴァリアーのオカマらしき奴が嘲笑う
「本来、7種類のハーフボンゴレリングは、ボスの持つ一組と、門外顧問の持つ一組。計二組存在し、跡継ぎの式典の際に、9代目と門外顧問の2人が認めた7名に、二組のリングを合体させた完全なるボンゴレリングの状態で継承されるものです。」
「すなわち、9代目が後継者と認めたXANXUS様率いる7名と、家光氏が後継者と認めた綱吉氏率いる7名です」
チェルベッロの二人が交互に発言する
「そこで真にリングにふさわしいのはどちらなのか」
「命をかけて証明してもらいます」
「そして…───」
チェルベッロはそこまで言うと、##NAME1##の拘束をとき、一歩前に出させる
「──…勝者には"奇跡の使者"と喚ばれる、光闇の守護者を」
「それって…!」
ツナは溢れ出た唾を飲み込む
「##NAME1##が…っ!?」
勝者に光闇の守護者が授けられる。つまり、もしツナが負ければ##NAME1##はXANXUSの手に渡るということ
『そ、そんなっ!!
私は綱吉達の味方です!』
「光闇の守護者の務めです。光闇の守護者はボンゴレのボスの隣に立ち、ファミリーを護るのです」
『だからって…』
「##NAME1##」
食い下がらない##NAME1##に1つの声が入った
『お、にいちゃん…』
XANXUSがこちらを見てくる
「俺はお前と過ごせなかった間を埋めるためにも、お前を手に入れる」
「まぁ!」
『っ…』
ヴァリアーのオカマが顔を赤くしている
XANXUSの言葉に##NAME1##は何も言えない
自分だって会えなかった間、どんなにXANXUSの事を想っていたか…
だが、それはXANXUSの隣にいくものとは違う。
ただ、兄妹としていたいだけだ
頭の中で思考がグルグルと回る
それを切ったのは最近いつもいた…──
「──…ダメだ」
「十代目!」
「ツナ…」
『つなよし…』
ツナは一度##NAME1##を見て笑い、XANXUSを睨んだ
「##NAME1##は渡さない!
この娘は俺にとって…俺達にとって、大切な子なんだ!!俺達は皆##NAME1##が好きなんだ!!」
『つなっ…』
##NAME1##は泣きそうになった
ツナと##NAME1##が出会って1年半。とても立派になったツナの凛とした顔が、こんなにも##NAME1##の心を穏やかにさせてくれた
「そうだ!こいつはやらねー!!」
「##NAME1##がいなくちゃつまんねーのな」
「極限!」
獄寺に山本に了平も賛同する
「ふんっ
ほざいてろ」
XANXUSは興味を無くしたように顔を背ける
「──…場所は深夜並盛中学校。」
「詳しくは追って説明いたします」
『え!?』
「並中でやんの!!?」
並中でやるということは少なくとも雲雀が黙っているはずがない
「それでは明晩11時、並盛中でお待ちしています。」
「さようなら」
チェルベッロは自分達が言うことだけ言い、去って行った
XANXUSも一度ツナを睨むと去って行った
更新12.03.03