標的84
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10月18日
もう辺りが暗くなったころだった
突如来た電話で、ランボが雷の守護者だと告げられた。
ヴァリアーが攻めて来たとも言われたが、雷の守護者の真実の方が驚きだ
「取り敢えずは雷の守護者の保護」
ブイオは唖然としている##NAME1##の服のフードを引っ張って並盛山を下りた
途中、尻が痛いと手を離させた。
山を下り、並盛町の住宅街に来た。
道には人っ子一人居ず、家の中からたまに音がするくらいだ。
##NAME1##とブイオは、街灯と家から零れる灯りを頼りに走る。
角を曲がった処に沢山の人影が見えた
確か人影のあるところは坂があって、並盛公園が壁の上にあったはずだ
「ここからはオレが取り仕切らせてもらう」
角の壁の上に立っているのはツナの父・家光。その後ろには家光の部下だいる。バジルも家光の後ろにいた
「と…父さん!!?」
##NAME1##と同じ高さの地面…公園の下の影はツナ達だった。
そこにはランボもいた。取り敢えずランボは安全だと安心する##NAME1##
そして、家光のいる所の坂の反対側には、皆黒い服を着た集団がいた
走ってツナ達の下へ行こうとした##NAME1##は黒い集団を見て見開いた
『……おにいちゃん…』
「…」
黒い集団の中で一人威圧(殺気)を放っている、傷痕だらけの男を見て、##NAME1##は止まってしまった
「##NAME1##…っ」
ブイオは##NAME1##を見た。
――…やはり、##NAME1##をこの闘いに入れちゃダメなんダ
ブイオは拳を握った
「オレは近ごろのおまえ達のやり方と、それを容認している9代目に疑問を持ってな、9代目に意義申し立ての質問状を送っていた。
そして、その回答ととれる勅命が今届いた」
「何の話かさっぱりわかんないよ…っ
つーかなんで父さんが…!?」
「 門外顧問。
それが家光のボンゴレでの役職だ。
ボンゴレであって、ボンゴレでないもの。
平常時では部外者でありながら、ファミリーの非常時において、ボスに次ぐ権限を発動できる、実質No.2だ」
「な!?
父さんがNo.2!?」
「そして門外顧問は後継者選びにおいて、ボスと対等の決定権を持っている。
つまり、ボンゴレリングの半分であるハーフボンゴレリングを後継者に授けられる権限だ」
何も知らないツナにリボーンは教える。
XANXUSも大事だが……
──今は兄よりツナ達を護る
##NAME1##もこの話の間に決心がついたのか、ただじっとその場でツナ達を見守る。
9代目からの勅命は、9代目を知っている者からすれば有り得ないような内容だった。
9代目は息子であるXANXUSを後継者に推薦するというもの。
死期が近いと予感し、まだ子供のツナより成人のXANXUSを10代目にした方が良いと考えられた
だが、XANXUSは今まで行方不明だった者。
戻ってきた早々後継者候補を変えるなんてこと、9代目がするはずがない。
##NAME1##は携帯を手に取り、直接9代目に聞こうとした。が、それは叶わなかった。
背後から伸ばされた手によって携帯は取り上げられていた
##NAME1##も殺し屋だ。気配に気付かないはずがない。
しかし、全く気配に気付かなかった。
否、気配というものがないような感じがした
そのまま、腕を取られた
「##NAME1##!!!」
ブイオの声が聞こえたが、答える前に、身体が浮いた