標的82
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10月14日
朝8時
途中でツナと別れ、##NAME1##は学校にいた
それというのも、昨日ディーノに呼ばれたからだ
時間指定はしてはいないものの、戦闘好きの雲雀のことだ。もうこの時間には修業は始まっているだろう
上履きに履き替えて、屋上の扉を開くと既に人がいた
闘っている雲雀とディーノに、近くで見ているロマーリオ
『おはようございます』
##NAME1##は暇そうに缶コーヒーを飲んでいるロマーリオに近付く
「おはようございます。##NAME1##嬢」
##NAME1##は動きまくる二人を見る
『朝から凄いですね…』
「坊やが急かすからなぁ。ボスも大変だぜ」
『師弟が逆になりそうですよね』
##NAME1##とロマーリオは笑う
その声に気付いた雲雀が、止まって近付いてくる
「おはよ」
『おはようございます。朝からお疲れ様です』
「このくらいなんともないよ」
だが、雲雀の身体にはいたる所に傷が出来ている
『…』
##NAME1##は顔を歪めて無言で雲雀の右腕を強く握った
「っ
…何」
『痛いでしょう。服に隠れていますが、ここ、鞭の痕があります』
「ないよ」
『嘘はつかない!みみず腫は切り傷より痛いんですからね!』
「痛くない」
『…』
呆れた目で雲雀を見ていると、一人にされたディーノが近付いてきた
「まあまあ。そんな心配すんなって!男は傷の一つや二つあんのが普通だって!」
『怪我の原因が言うな』
ディーノはショックを受けて、ロマーリオは爆笑する
『ったく、私が怪我した時は煩いくせに』
「##NAME1##」
『?』
雲雀に呼ばれ、雲雀の方を向く
「##NAME1##がそんなに心配してくれるなんて嬉しいよ。
でも、それは僕も同じ気持ちだから。
##NAME1##の身体に日に日に傷が出来て、僕は君を傷付けた奴を咬み殺したいくらいだよ」
雲雀は、##NAME1##の身体中にある傷を見る
『心配してくれるのはまあ、嬉しいですけど、咬み殺すのはやめてくださいよ…』
でないと、唯一の光闇仲間が消えてしまう
「…」
雲雀は答えない
##NAME1##は溜め息を吐き、此処にきた目的を話す
『―…それで、ディーノは何で私を呼んだんですか?』
「ああ、そうだったな」
ディーノは##NAME1##と雲雀の側までやって来る
「今回の相手についてだ。
本当は全員を呼んだ方がいいんだが、そういうわけにもいかねぇ。とくにツナなんかは話をしている時間も惜しい程だからな」
だから弟子の雲雀と、守護者の中で一番強い##NAME1##が呼ばれた
「群れるのは嫌だよ」
「お願いだ、キョーヤ!」
『もしかして…、
争奪戦の事、教えてないんですか!?』
ディーノは頬を掻いて、頷く
『…
恭弥。お願いです。ヴァリアーと闘ってください。
でないと皆が死んでしまうんです!』
「僕には関係ない事だ」
『この並盛もどうなるかわかんないんですよ!?』
「!」
"並盛"と言葉が出た途端、雲雀が反応した
それに##NAME1##は気付いていない
『ヴァリアーはツナ達を倒すためならなんでもやってくるでしょう。
それも、学校で授業をしている時に来るかもしれないんですよ?
そうなれば並中も全壊とはいわずとも、半壊までには至りますよ』
「…」
雲雀は考えておくよ。というとそっぽを向いてしまった
「…ハァ
――それはそうとだな、ヴァリアーについて##NAME1##に教えておく。
だが、一つ、言いたい事がある」
『なんですか?』
「何があっても、ツナ達を信じるんだ」
本当は信じろと言う方が無理なのかもしれない
自分より、頭も力も劣っている者達なのだ
だが、そんなツナを。いや、ボスを護る事が守護者(幹部)なのである
だから##NAME1##ははっきり口にした
『私は綱吉を信じます。
勿論隼人も武もランボ、イーピン、フゥ太、ビアンキも、京子ちゃんやハルもリボーンもディーノだって護ります。
勿論恭弥もですよ』
雲雀を見て微笑む
「…好きにすれば」
そういう雲雀の顔は赤くなっていた