標的80
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##NAME1##が家に帰って来たのは、話が終わってから一時間後だった
既に時刻は11時を過ぎている
「どうしたの!?その格好!!」
ツナは##NAME1##に詰め寄る
『綱吉、唾飛ばさないでください』
「あ、ごめん」
ツナはいつもの##NAME1##の様子に一瞬いつも通りにしてしまったが、##NAME1##の格好を見てまた騒ぎ出した
##NAME1##の服には焦げ痕が残っていて、所々破れている
顔にも泥が付いていて、何か被害にあったのではないかという様
『これは修業してたんですよ。』
「修業!?」
修業でこれ程にまでなるのか、もしかして獄寺みたいな無茶な修業をしてたのではいのかと思った
『取り敢えず今日は筋トレとして20キロの全力走り込みして、山で幻術を使いながらの素手での闘い。ま、そのくらいですが』
「幻術?」
ツナは聞き慣れない言葉が耳に入り首を傾げた
『あれ?言ってませんでしたっけ?
私幻術使えますよ?』
「えええぇぇえぇ!!!!
聞いてないよ!
初めて知ったよ!!」
玄関だというのに叫ぶツナ
「さっき言った事忘れんな!」
ツナの声で現れたリボーンに蹴られた
「##NAME1##遅かったな。早く飯食って部屋に行け。
客が来てるからな」
『客?』
##NAME1##はツナから受け取ったタオルで顔を拭く
遅い夕飯を食べ終わり、自分の部屋に行くとそこにはちょこん、と座っている赤ん坊がいた
『ブイオ!!』
##NAME1##は久しぶりに見、黒いおしゃぶりをした赤ん坊に抱き着く
ブイオの顔が##NAME1##の胸に挟まれ、顔を赤くさせてしまう
それに##NAME1##は気付かないからタチが悪い
「久しぶり。もう半年たってる?」
『はい。調度半年です』
##NAME1##はブイオを向かい合わせに膝の上に置く
それでもまだ背中に腕が回っている
『まさかこんなに早くに来てくれるとは思いませんでしたよ』
「##NAME1##が来て言っタから。##NAME1##はボクたちの女神サマ」
『何言ってんですか』
そう言う##NAME1##は笑っている
「##NAME1##はこの世界の中心だから」
『そんな力私にはありません』
少し寂しそうな顔をしたのにブイオは気付いた
「##NAME1##、後悔してル?」
『へ?』
「サワダツナヨシ達をマフィアの中に、裏の世界に入れてシマッタことに、後悔してル?」
『…』
後悔していないと言えば嘘になる。
だが、後悔しているとも言えない
ツナが次期ボンゴレのボス候補だから
だから逢えたのだ
「今ならまだ間に合うよ?サワダツナヨシ達救えル
##NAME1##もリボーンもボンゴレリングもサワダツナヨシ達から消えて、ヴァリアーにいけバ、皆助かるヨ」
『……』
ブイオの言っている事は正しい
ヴァリアーはただ、ボンゴレのボスの地位が欲しいだけ
ボンゴレリングさえ渡してしまえば、これからの闘いはなくなる。
そうすればツナ達はヴァリアーに殺られる事はない
それに加え、ボンゴレの##NAME1##と、ヒットマンのリボーンがツナの前から消えれば、ツナは今まで通りの生活が築けるかもしれない
しかし。。。
『闘いはないに超したことはありません。
だけど、私は綱吉達と一緒に居たいんです!
――…私のせいで皆に被害が及ぶかもしれない。
でも!
その時は私が皆を助けます!』
「……
…だ、そうだよ」
『へ?』
ブイオはこの部屋に一つしかない扉に喋りかけた
##NAME1##はもしかして、と思い、急いで扉を開ける
『み、みんなぁ!?』
そこには、ツナを始め、獄寺、山本、了平、リボーン、ランボ、イーピン、ビアンキ、そして何故かハルまでいた
「ご、ごめん
ホントは盗み聞きなんかしちゃいけないんだけど…」
ツナは頭を下げてまでしてきて、##NAME1##は焦る
「##NAME1##の気持ちは受け取ったのな」
山本は##NAME1##の頭を撫でる
「テメェ1人で考えこんでんじゃねーよ」
獄寺はデコピンをする
「極限に相談しろ!!」
了平は##NAME1##の背中を叩く
「ランボさん##NAME1##より強いから守ってやるじょい!」
「<##NAME1##さんは少し気を緩めてください>」
ランボとイーピンが##NAME1##に飛び掛かる。
##NAME1##は慌てて二人をキャッチする
「私達はアナタが大切なの」
「そうです!!状況はよくわかりませんが、##NAME1##ちゃんは大切なfriendです!いつでも頼っていいんですよ!」
ビアンキとハルは、ランボとイーピンが落ちないように、##NAME1##の手を握る
「お前にはファミリーがいるんだ。
友達として、仲間として、家族として接しろ。
どんなに迷惑をかけてもいい。
どんなに我が儘を言ってもいい。
だからお前もその分皆を愛せ」
リボーンはランボを蹴落とし、##NAME1##の腕の中にすっぽり収まっている
そんなランボをツナは起こしてあげた
『みんな…』
##NAME1##は皆を見た
皆笑っていた
『私に光闇を任していいんですか?』
「##NAME1##がしてくれるなら。
けどね、オレ、ホントは##NAME1##に闘わせたくない…
でも光闇が任せられるのは##NAME1##だけなんだ。
だから今、皆此処に居てくれてるんだ」
ツナはニッコリと笑う
『綱吉………
私!!
ボンゴレに恥じないよう、綱吉と一緒にいられるよう、修業します!
そしてヴァリアーを倒しましょう!』
「「「「おお!!!」」」」
腕の中に収まっていたリボーンはブイオを見る
「ブイオ」
「うん。
第一関門突破…だネ」
ブイオは眼鏡のブリッジを押し上げた
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