標的80
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日が暮れて、皆、次々と家に帰ってくるが、未だに帰って来ない##NAME1##
夕食も##NAME1##の分だけが、ぽつんとテーブルの上に置いてあるだけ
「(どーしたんだろ…)」
ツナは心配になって外に出ようとした
家の鍵と懐中電灯だけ持ち、家から出ようとして、ドアを開けた時
「ぷぎゅぅっっ」
「へ!?」
外から変な音がし、慌てて外に出ようと、勢いよく開けようとしたら、何かぶつかった音がした
そっと外を見ると、赤ん坊が倒れていた
「わぁっ!!!
僕、大丈夫!!?」
ツナは赤ん坊を持ち上げ、赤ん坊に怪我がないか見る
怪我はないみたいでほっとしたが、赤ん坊は脳震盪(ノウシントウ)でも起きたのか、頭がくらくら揺れている
「ご、ごめんねっ」
ツナは一度中に入り、赤ん坊をソファーに横にした
何かと思ってチビ達が群がってきた
「あ!」
フゥ太は赤ん坊を見て、驚きの顔をした
「フゥ太?知ってんのか?」
ツナはフゥ太に質問するが、肝心の本人はツナを無視して、二階に上がってしまった
ツナが不思議がっていると、フゥ太は降りてきて、その後からリボーンとビアンキが降りてきた
リボーンはジャンプしてソファーの上に登り、赤ん坊を見た
そして、赤ん坊の頬を叩き始めた
「ちょっ!なにやってんだよ!」
リボーンを止めようとしたが、ツナだ。全く止められない
「目を覚ませ、ブイオ」
目を覚ます処か、このまま昇天しそうな勢いだ
ツナはリボーンの言った言葉に首を傾げた
確か"ブイオ"といっていた
もし、このブイオというのが、名前なら、リボーンの知り合いだということだ。
つまり、リボーンの知り合い=マフィアということになる
ツナはブイオというのが、この赤ん坊の名前ではないことを祈った
数分し、赤ん坊の目の焦点があった
赤ん坊は頭より先に両頬を撫でた
余程痛かったのだろう。赤くなっていた
「おい、」
リボーンは赤ん坊に話し掛けた
「!」
赤ん坊は大きい目を更に開いたら
「リボーン!」
赤ん坊はリボーンの名を呼び、リボーンに抱き着いた
リボーンは抵抗せず、そのままにさせている
ツナはマフィアじゃないという思いが薄くなっていのに冷や汗をかく
「リボーン、もしかしてこの子もマフィア…?」
恐る恐るといった感じで、リボーンに質問する
「ちげーぞ」
ツナはホッとした
それも一瞬の事に過ぎなかった
「こいつは、裏世界きっての最強のフリーの殺し屋(ヒットマン)で、情報屋だ」
ツナは奈落の底に落とされた気分だった
ツナ、リボーン、ビアンキ、そして謎の赤ん坊は、ツナの部屋に行き、ミニテーブルを囲むように座る
菜々が4人分のオレンジジュースを持ってきてくれて、それぞれの前に置いてある
クーラーが効いているにも関わらず、ツナの体中から汗がダラダラと垂れる
「それで、何しにきたの?」
普段からKYのビアンキが一番手をあげた
「##NAME1##の家庭教師ダヨ」
「##NAME1##の!?」
ツナは驚いて赤ん坊を見るが、赤ん坊は無表情のまま
リボーンは知っていたみたいで、何もいわない
「##NAME1##の家庭教師って、##NAME1##も守護者なの!?」
ツナはリボーンに責め寄る
「ああ。
##NAME1##は最も重要な光闇の守護者だ」
光闇の守護者。
確か初代しかいなかった役柄だったとツナは思い出す
「でも##NAME1##は女の子なんだよ!!?もし怪我でもしたらどうするの!?」
##NAME1##はツナにとって大切な女の子。
いや、ツナだけではない。
獄寺だって、##NAME1##に突っ掛かったことはなく、そこそこ(?)親しいし、山本は其処らの女の子よりも心を許している処がある(セクハラ発言はよくするが)
もし、ボンゴレだといっても、闘いには入れさせたくない。
ツナは顔を歪ませる
「光闇は##NAME1##にしか出来ねぇんだ」
「どういうこと?」
その質問には赤ん坊・ブイオが答える
「光闇っていうのはね、そのまマ光と闇なンダ」
光と闇
光があるからこそ闇があり、
闇があるからこそ光がある
2つなくてはならない存在
其故(ソレユエ)にファミリーの基礎となっていく
もしファミリーが闇へ堕ちたら、光へ戻す。そんな役割をもっている
その分、冷静な判断を常にもっていなければならない
しかし、光闇の守護者が闇に堕ちてしまえば、ファミリー全員が闇に堕ちてしまう
「##NAME1##がそれに…」
「##NAME1##は普段は大丈夫なんだが、ある時になると精神は脆くなるんだ。
だからその為の修業をするんだ」
「ある時って何?」
「…闘っている時だ」
「##NAME1##はね、巷(チマタ)で"紅天使"って言われているのよ」
「意味わかるか?」
リボーンはツナに質問する
「天使…って前見せてもらった翼の事だよね…」
獄寺が転校してきた初日、##NAME1##が見せてくれた、純白の翼
本当に天使みたいだった
「じゃあ紅はワカル?」
ブイオはツナを見る
「あか…」
それも前聞いた
確か…
「血だ。
##NAME1##の武器は身長ほどの棒なんだけどな、そんなんじゃ普通なら打撲で内臓破裂で死ぬだけだ。血が出ても口から吐くだけだ。
だが##NAME1##は幻覚をつかう術者だ。幻覚を見せ、幻覚で細胞を分解し、そこで武器で叩く」
「てことは、身体がバラバラになるっていうこと!?」
「そのとおりだ」
以前言われなかったことを聞いて驚いた
ツナは##NAME1##の事を一つ知ったが、それは恐ろしい事だった
##NAME1##がそんなことやるはずがない。
でもリボーンは冗談は言っても、嘘は言わない
つまり、真実だということ
「でも##NAME1##、優しイよ。仲間の為ならなんだってスル。時には厳しい事でも、その人の為になるんだったラ、嫌われてでもヤル。」
ブイオは真剣な目で皆を見た
「――…うん。##NAME1##はいつも俺たちの一歩後ろで見てくれてた。オレがダメダメでも、いつも呆れもしないでオレの事助けてくれたし、何よりも、オレの一番の友達だもん!!!」
「あと、一番の想い人だしな」
「なな、何言ってんのっっ!!!?」
「見ればわかるぞ。前告ってたしな(標的1)」
「丸分かりよね」
ツナは顔を真っ赤にさせ、あたふたとした
そんな様子を見ていたブイオは、いいファミリーに出逢えた##NAME1##に喜んだ