標的79
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リボーンはツナにとってとんでもないことを口にした
「なぁ!?オレ以外にも配られたの~~~~!!?」
「そうだぞ。ボンゴレの伝統だからな」
リボーンは口を進める
「ボンゴレリングとは初代ボンゴレファミリーの中核であった8人が、ボンゴレファミリーである証として後世に残したものだそうだ。
そしてファミリーは代々、光闇以外の7人のメンバーが7つのリングを受け継ぐ掟だ。
だが光闇だけは違った。
光闇は光闇の炎が出せる者だけが受け継げる。だが炎を出せる者は殆どいねぇ。その所為で光闇の守護者は初代(プリーモ)しかいなかった」
リボーンはいい終わり、一息ついた
「10代目!!」
「!?」
いきなり大声を出す獄寺に驚くツナ
「ありがたき幸せっス!!
身のひきしまる思いっス!!」
獄寺の周りのオーラが輝いている
「獄寺のリングは"嵐のリング"、山本のは"雨のリング"だな」
「そーいや違うな」
『はい』
「ん?そーか?」
リボーンの言葉に頷く獄寺と##NAME1##。しかし山本にはわからないみたいだ
「なんだ…?嵐とか雨とか…
天気予報?」
「初代ボンゴレファミリーは個性豊かなメンバーでな、その特徴がリングにも刻まれているんだ」
『個性豊か…ですか…
ツナ達も負けてませんね』
「え!?」
「お前もその中に入るぞ」
『リボーンもです』
二人の争いをツナが止め、話を進めさせた
「初代ボスはすべてに染まりつつ、すべてを飲みこみ包容する大空のようだったと言われている。
ゆえにリングは"大空のリング"だ。
そして守護者となる部下達は大空を染めあげる天候になぞらえられたんだ。
すべてを洗い流す恵みの村雨
"雨のリング"
荒々しく吹きあれる疾風(はやて)
"嵐のリング"
なにものにもとらわれず我が道をいく浮雲
"雲のリング"
明るく大空を照らす日輪
"晴のリング"
実体のつかめぬ幻影
"霧のリング"
激しい一撃を秘めた雷電
"雷のリング"
そしてこれだけ天候じゃねぇが、一番ファミリーの中で重要な守護者で、
闇を隠し優しい光りを灯す
"光闇のリング"
ってもお前達の持ってるリングだけじゃまだ…」
「ちょっ ストープッ!!」
ツナはリボーンの言葉を遮り話を止めさせた
ツナは首に架かっているチェーンを掴む
「とにかくオレはいらないから!!」
必死に引きちぎろうとするが、焦ってフックをとることも忘れ、とれなくて焦る
「あの…わりーんだけどさ…オレも野球やるから指輪はつけねーなー
話よくわかんねーし…」
「(味方ができたー!!!)」
『綱吉…』
喜んだ顔をしているツナを##NAME1##は呆れた目で見ていた
「それに…
そんなの持ってたら大変なんだって!!
昨日のロン毛がまた狙ってくるんだよ!?」
「「!!」」
『(言ってしまいましたね)』
ツナの発言に山本と獄寺の顔色がかわった
それに気付いてないのはツナくらいだ
「やばいでしょ!?しかも下手したらたった10日だよ!!」
「あいつ…来んのか…」
山本と獄寺は黙りこくる
「……あれ?
ど……どーしたの2人とも…」
『綱吉が悪いんですからね』
「へ?何が…」
「これ、オレんだよな」
山本は自分の首にぶら下がっている指輪を指の腹で摘む
「やっぱもらってくわ」
「えっ!!?」
ツナは山本の言っている意味がわからなく首を傾げる
「負けたまんまじゃいられねー質(たち)みてーだな、オレ」
「オレも10日でこのリングに恥じないように生まれ変わって見せます!!
次は奴をぶっとばします!」
「ちょっ
獄寺くんまで……!!」
山本と獄寺は走って行ってしまった
「な……?
二人とも……」
唖然とするツナ
「やるなーツナ
獄寺と山本は鍛える気マンマンになったみたいだぜ」
「え゙ー――!!そんな~~!
シャレになんないって!!」
「10日間で残り4人の守護者達も鍛えねーとヴァリアーには勝てねーぞ」
リボーンは机から飛び降り、帽子を取り、服を脱ぎ始める
『ていうか、あと4人て誰なんですか?』
「どいつもお前達のよく知る人物だぞ
ちなみにもうすぐ"晴のリング"を持つ奴が来るぞ」
「えっ…
晴…?」
「よしっと」
リボーンはボクサーパンツにグローブ、象の帽子姿になった
『その姿って…』
「パオパオ老師!!」
「ま…まさか…」
一筋の汗が流れた