標的69
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雲雀は##NAME1##と分かれてから隣町にある黒曜ヘルシーランドへ来ていた
昔は映画館やカラオケ、動植物園があったが2年前に台風で土砂くずれがおきて閉鎖してしまい、今は不良のたまり場になっている
外から映画館へ続く道には沢山人が倒れていた
そして渡り廊下に返り血を浴びた雲雀がいた
雲雀は映画館の受け付けの所に歩むと男が襲ってきた
持っていた金づちを振るが雲雀は軽々と避け、鳩尾に一発喰らわせた
そしてそのままトンファーで投げると映画館の一つの部屋の扉にぶつかり、その扉は壊れた
部屋の奥には一つ影があった
「やあ」
「よくきましたね」
声は高くも低くもない透き通った声だった
「ずいぶん探したよ
君がイタズラの首謀者?」
「クフフ そんなところですかね
そして君の街の新しい秩序」
「寝ぼけてるの?並盛に二つ秩序はいらない」
「まったく同感です
僕がなるから君はいらない」
「それは叶わないよ」
雲雀はトンファーから仕込み刺を出す
「君はここで咬み殺す」
雲雀は一歩一歩首謀者に近付く
「座ったまま死にたいの?」
ずっとソファーに座っている首謀者を睨む
「クフフフ 面白いことを言いますね
立つ必要がないから座ってるんですよ」
「ム……………
君とはもう口をきかない」
雲雀は眉間に皺を寄せる
「どーぞお好きに
ただ今喋っておかないと二度と口がきけなくなりますよ」
首謀者が何か言っているが雲雀にはそんな余裕がなかった
以前体験した事があるような気がした
背筋に汗が垂れ、何か嫌な物が体の中から染み出てくるようなそんな感じ
「ん?汗がふきだしていますが、どうかなさいましたか?」
「黙れ」
「せっかく心配してあげてるのに
ほら、しっかりしてくださいよ
僕はこっちですよ」
「!!!」
いつの間にか声が聞こえる所が変わった
雲雀の右から聞こえ、雲雀は訳が分からず首謀者を見た
「海外からとりよせてみたんです
クフフフ 本当に苦手なんですね
桜 」
ガッ
「おっと
なぜ桜に弱いことを知っているのか?って顔ですね」
そこには体中から血を出し、立てなくなった雲雀がいた
そして雲雀の髪を掴む並中を襲った首謀者がいた
「さて、なぜでしょう」
首謀者は雲雀の髪を離し立つ
雲雀は体が動かず、睨み付ける事しか出来なかった
「おや?もしかして桜さえなければと思ってますか?
それは勘違いですよ
君レベルの男は何人も見てきましたし、幾度も葬ってきた
地獄のような場所でね」
桜をバックに見えたのは真ん中分けで後ろが短く撥ねている藍色の髪、そして黒曜中の制服を着た男だった。
そして目には 六 の文字があった
そう、##NAME1##と同じ目が
男はもう一度雲雀を殴り始めた
「そうだ…」
何かを思い出すように首謀者は雲雀を見る
「すみません、##NAME1##という子を知りませんか?」
「!」
雲雀の頭に馴染んでいる子の名前があがった
「僕達、その子を捜しているんですが中々見付からなくてね…」
「な、ぜ##NAME1##をし、てる」
声が霞んでいることも気にせず、雲雀は首謀者を睨む
「何故?それは僕の言葉です
何故あの子のことを知っているんですか?
あの子と話していいのは僕だけです
あの子と一緒にいていいのは僕だけです」
「な、に、いっ、て」
「僕には##NAME1##しかいらない
僕と##NAME1##は繋がっているのだから」
意味がわからない
##NAME1##とこいつは繋がってる?
ふざけるな
##NAME1##には僕だけがいればいい
雲雀は動かない体を無理矢理動かそうとした
だが全く動かなかった