標的74
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##NAME1##は学校の一番高い所へ足を踏み出した
『(やっぱいた…)』
屋上の真ん中に寝ている風紀委員長がいた
『あの…』
「…」
雲雀と話をするのは一ヶ月ぶりだった
雲雀が骸に倒しに行く前に一度あってそれきりだった
『怪我は…』
「もう治ったよ」
『(ありえない!!)』
全治2ヶ月とビアンキが言っていたはず。それが半分の時間で治るなんてまずありえない。それかかなり医者がゆとりを持ったかくらいだ
「君、あいつの妹なんだって」
半分意識が飛んでいた##NAME1##はいきなりのことに固まってしまった
『なな、なななんで…!!!』
「吃(ども)りすぎだよ」
雲雀は頭を起こし、こちらを見る
雲雀の周りを黄色い鳥が飛んでいる。確かバーズと一緒にいた鳥だった
『なんで知ってるんですか!?』
「あいつに聞いた」
『あいつって…』
「六道骸」
『!!』
やっぱり。##NAME1##は心の中で思った
『骸兄…』
雲雀は哀しそうな顔をする##NAME1##を見てイラッとする
「ホントあいつむかつく」
『へ?』
「僕はこんなに想ってるのに本人はあいつの事ばっかり…
兄だからって許せない」
##NAME1##の視界が暗くなった
トクントクンと少し早い音がする
『雲雀さん!?』
雲雀の腕の中で身動ぎする
「…好き」
『…え』
今度こそ、本当に##NAME1##は固まってしまった
そして段々と意味がわかってき、顔がどんどん赤くなる
『うぇ、あ、それは…(す、好きってまさかライクだよね…!?)』
「愛してる」
『ふぁっっ!』
顔が沸騰してしまったように熱い
『ななななな(なんでぇ!!)』
「ナポリタン?」
『違うぅぅ!!!
ふゆぅ~…』
身体の力が抜けた
「ちょ」
雲雀は##NAME1##をしっかり抱き、顔を覗いた
「顔真っ赤」
『う、うるさい!雲雀さんのせいです!』
##NAME1##は唸る
「ね、返事は?」
『は?』
「君は僕の事、どう思ってるの?」
『う、あ、』
##NAME1##は精一杯頭を回す
だが、雲雀の事を、雲雀と同じ意味の好きなのかわからなかった
『…』
「ま、まだいいよ」
『雲雀さん…』
「でもこれで僕のこと意識するでしょ。僕のこと、好きじゃなくてもこれから僕のこと好きにさせるから」
雲雀は##NAME1##に口付けする
『っっっっっ!(え?え?!口と口が合わさって……
……接吻!!?)』
「フフフッ」
雲雀は肩を揺らして笑いを堪えていた