標的74
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起きたら病院にいた
隣を見ると、そこには見知った顔があった
『ビアンキ…?』
「あら、やっと起きたのね」
ビアンキは読んでいた雑誌を隣の棚に置き、ナースコールをした
まだボーッとする頭を懸命に動かし、一番最初に思ったことを言った
『綱吉達は?』
「ツナは筋肉痛で入院、隼人は左胸を24針縫って入院、山本武は腕を4針縫ったけどもう退院したわ。フゥ太は今は通院中。雲雀恭弥は全身包帯だらけで全治2ヶ月。私は腹を12針縫ったわ。」
皆かなり大変だったんだと思った。そして何も出来なかった自分を悔やんだ
『あの、今日何日ですか?』
「9月19日」
骸を倒しにいったのが9月9日だから…
『10日間も寝てたんですか!?』
「えぇ」
『(10日間も何やってんだ私…)』
##NAME1##は自分の不甲斐なさに落ち込む
「そんな気に病む事ないわ。皆貴女のこと責めないもの」
『でもー~(これじゃ、家庭教師失格だ…)』
「ああ失格だ」
………………
『リボーンっ!!?』
耳元からいきなり声がしたのでビックリした
「##NAME1##が起きたからな、俺我慢出来なかったんだもん」
両手を握って口元に持っていき、上目遣いをするリボーン
「ああんっ リボーン可愛いわっ」
ビアンキは言葉の語尾にハートが付けて、顔を赤くしている
『…キモッ』
―ゲシッ
リボーンに顔を蹴られた
『何すんですか!!』
「ムカついたからな」
『だからって蹴るこたぁーないでしょう!!』
「俺だから何でもアリだぞ」
『可笑しいッッッ!』
その後、看護師が現れ怒られた
簡単に検査し、何も症状がなかったので、2・3日で退院だそうだ
「骸とのこと、話せ」
『何で命令口調…ま、いいですけど
何から話せばいいのやら…』
「じゃあ、俺が質問していくから答えろよ」
『はい』
##NAME1##は身構える
「骸との関係はなんだ」
『いきなり確信を…』
「いいから話せ」
『う~ん、そう言われても…』
自分が思っていることは多分なんだ。確信は持てない
『多分なんですけどね、ホント多分なんですけど』
「いいから言え」
ゲシッ
『いてっ
~っ ホント多分ですけど、骸は私の兄みたいです!』
前半リボーンを睨みながら自棄(ヤケ)になって言った
「……」
『あ、あれ?』
何かしらリボーンは言ってくると(ふざけてんじゃねーとか)思ったが、当の本人は考え込んでいる
『リボーン?』
「…本当かもしんねーな」
『え?』
「お前は骸と血が繋がってるって事だ」
『えぇ!』
自分で驚いた
そりゃあ骸のような、自分のもののような記憶を見た。だが、まだ自分だと、言えない状態だったのだ
『な、んで…』
「お前のその左目があんだろ?」
『…はい』
「それが骸にもあった」
『それはこの目は…!!』
##NAME1##はその先は言えなかった
いや、言いたくなかった
確かにこの目が移植される処を見た
しかしそのことを言ってしまっては認めてしまったものと同じだ。そして今までの記憶は偽物で、九代目との思い出が嘘だということになる
「城島犬に聞いた。##NAME1##、エストラーネオファミリーにいただろ」
『!』
「そこで骸と同じ目を入れられた」
『…はい』
そこまで知ってるなら聞かないで欲しかった…
##NAME1##はため息を吐いた
『で、なにが言いたいんですか?』
「あ?べつになんもねーぞ」
『…(ちょっとシリアスな雰囲気をつくっておいて…っ!)』
「でも1つ聞きてーことがあってな」
『?』
「嘘をつくった九代目を恨むか?」
『!』
私がエストラーネオを壊滅させた後、多分九代目にあったんだと思う。そして九代目に記憶を植え替えられたんだ
でも
『御祖父様の事は恨んではいません。御祖父様は私のことを考えてしたことでしょうし。
でも!御祖父様のことちょっとムカつきました!次会った時殴らないと!!』
リボーンは二人の絆は硬く切れないものだと思ったと同時に、九代目に御愁傷様と思った