標的71
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『うぅ…此処何処ですか…』
フゥ太とツナを追っていたはずなのだが、いつの間にか迷ってしまった
周りには全く道がなく、木や草が生えているだけ
戻るにも全く目印になる物がない
ガサッ
草を掻き分け、歩いていると、草が揺れる音がした
『フゥ太?綱吉ですか?』
声を掛けたが気配が二人の物と違うのに気がつき、警戒した
『誰ですか…』
「おや…」
いたのは##NAME1##と同じ髪色をした黒曜生
「あなたは…」
同じ髪色の少年は##NAME1##を見て、目を見開いた
『もう一度聞きます
誰ですか』
「……」
少年は目を閉じ、##NAME1##に背を向けた
「忘れてしまったんですね…」
『…?』
少年の言葉が気になった
少年の言葉はまるで以前、会った事がある言い方だ
『何が…』
少年はもう一度こちらを向いた
そして、少年の右目には##NAME1##の左目と同じものがあった
##NAME1##は一歩下がるが少年は一歩前へと出て、距離は変わらないまま
『そ、それはどこで………』
「貴女が一番知っているはずですよ」
少年はいうが、##NAME1##は知らない
##NAME1##は生まれた時からあると思っているのだから
「可哀相な##NAME1##
記憶を奪われ
偽りの記憶を埋め込まれ
偽りの家族と過ごした10年間」
『な、なにいって…』
「今までの記憶は本物ですか?」
─いや。
「いや、本物の記憶はボンゴレの手によって消された」
─言わないで
「貴女の罪を貴女の記憶から、自分の記憶から消そうと
そして僕達の関わりも消した」
─聞きたくない
「僕と##NAME1##、貴女は…──」
─ダメ!イヤァァァアァアア!!
「血の繋がった兄妹です」
##NAME1##の頭の中は真っ白になった
更新10.04.18