意地と真意の乖離と、気付けば遅い結末
「・・・お前達が今の話を受けてどうにかしたいという気持ちがあるだろうことは感じた。だがそもそも今回こうしてお前達と話をしたいと願ったのはもうアッシュ達に関して、助けるといったようなことをしないでほしいということを言うためだ」
「・・・そうしたらアッシュ君達の為にならないどころか、下手をすれば二人が行動を起こすきっかけになりかねないと考えられたということですか・・・」
そんな反応にピオニーが今となってこの場を設けた一番の目的についてを言うと、ウッドロウが重くもその真意を深掘りする声を漏らす。
「あぁ。下手な慰めだったり気持ちを奮い立たせるような事を言って行動を起こされたとしたらもう取り返しはつかないし、仮にそうなった後でアッシュ達から口に出されるだとか手紙が見つかったとしたなら、その人物についても問題視される事は避けられんのは目に見えてる。最悪アッシュ達をそそのかしたというように言われかねん形でだ」
「「「「っ!」」」」
「・・・分かるだろう。そういうようなことが起こればこちらは立場的にその人物を擁護だとか出来ないし、他の国からもアッシュ達の行動を促した者がいる国だというように言われて遠巻きにされるのは最低限間違いない。だからもうこちらに関わるのは止めるようにして何かが起きても対岸の火事程度に見るようにしてくれ。下手にそんなことが起これば二次災害としてルミナシア全体を巻き込んだ混乱が起きて、収拾をつけようがなくなる可能性すら有り得るからな」
「「「「っ・・・!」」」」
そんなウッドロウの声に頷いた上でそうした後でアッシュ達が動いたならと、それが明かされた場合に起こり得る最悪な結末をピオニーから言われてウッドロウ達は揃って押し黙るしかなかった。下手にアッシュ達を助けようとしたならどう低く見積もっても国の苦境についてを招きかねないと考えると、それでもというよう行動なんて軽々しく出来るわけないとしか思えなかった為に・・・
・・・そうしてピオニーから話をされたウッドロウ達だが場は解散となって、国に帰って以降はアッシュ達の事についてをどうこう考えるのを止めた。やはりこの辺りは国の行く末がかかってくると言われてしまえばいくらどうにかしたいと思っても、二の足を踏むのは当然だった。
故にウッドロウ達はライマに関わることなくいたのだが、多少時間が経った後でルークとクロエの結婚についての報せが届いたがそれはあくまで報せだけで、結婚式は開いていないとの事だった。この辺りはアッシュ達の事があったというのにまた結婚式をやるというように連絡出来るような物ではないし、ましてや招待出来るような物ではないだろうからということでライマ以外の各国は無礼だとか礼儀についてを指摘する事は無かった。
ただその代わりというかルークとクロエの結婚についてはつつがなくトラブルもなく進められたということで、ウッドロウ達は一先ずは胸を撫で下ろした。二人の仲に関しては問題無いと思っていたがクロエの祖国がどういう風に思うかに行動するかという懸念点があった為だが、裏でどういったやり取りがあったかはともかくとしても表向きは二人の結婚という終着点で良しとしたということに。
しかしその裏でアッシュとナタリアの二人が今どうなっているかを考えると、どうとも言えない気持ちになることからもう出来る限りは意識しないようにしようと考えるしかなかった。自分達の行動がいかにライマの評判やら何やらを貶めるに至ったかに、それらを挽回したいという気持ちやらを抱いたとしても分かりやすい二人の事だから、離宮で働く者達からの報告を受けてインゴベルト達が来ては気持ちを収めるようにと言ってくることが、どれだけ二人にとってキツく辛いことなのかがウッドロウ達は理解出来るからこそ、その事を考えるのが辛い事から・・・
END
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「・・・そうしたらアッシュ君達の為にならないどころか、下手をすれば二人が行動を起こすきっかけになりかねないと考えられたということですか・・・」
そんな反応にピオニーが今となってこの場を設けた一番の目的についてを言うと、ウッドロウが重くもその真意を深掘りする声を漏らす。
「あぁ。下手な慰めだったり気持ちを奮い立たせるような事を言って行動を起こされたとしたらもう取り返しはつかないし、仮にそうなった後でアッシュ達から口に出されるだとか手紙が見つかったとしたなら、その人物についても問題視される事は避けられんのは目に見えてる。最悪アッシュ達をそそのかしたというように言われかねん形でだ」
「「「「っ!」」」」
「・・・分かるだろう。そういうようなことが起こればこちらは立場的にその人物を擁護だとか出来ないし、他の国からもアッシュ達の行動を促した者がいる国だというように言われて遠巻きにされるのは最低限間違いない。だからもうこちらに関わるのは止めるようにして何かが起きても対岸の火事程度に見るようにしてくれ。下手にそんなことが起これば二次災害としてルミナシア全体を巻き込んだ混乱が起きて、収拾をつけようがなくなる可能性すら有り得るからな」
「「「「っ・・・!」」」」
そんなウッドロウの声に頷いた上でそうした後でアッシュ達が動いたならと、それが明かされた場合に起こり得る最悪な結末をピオニーから言われてウッドロウ達は揃って押し黙るしかなかった。下手にアッシュ達を助けようとしたならどう低く見積もっても国の苦境についてを招きかねないと考えると、それでもというよう行動なんて軽々しく出来るわけないとしか思えなかった為に・・・
・・・そうしてピオニーから話をされたウッドロウ達だが場は解散となって、国に帰って以降はアッシュ達の事についてをどうこう考えるのを止めた。やはりこの辺りは国の行く末がかかってくると言われてしまえばいくらどうにかしたいと思っても、二の足を踏むのは当然だった。
故にウッドロウ達はライマに関わることなくいたのだが、多少時間が経った後でルークとクロエの結婚についての報せが届いたがそれはあくまで報せだけで、結婚式は開いていないとの事だった。この辺りはアッシュ達の事があったというのにまた結婚式をやるというように連絡出来るような物ではないし、ましてや招待出来るような物ではないだろうからということでライマ以外の各国は無礼だとか礼儀についてを指摘する事は無かった。
ただその代わりというかルークとクロエの結婚についてはつつがなくトラブルもなく進められたということで、ウッドロウ達は一先ずは胸を撫で下ろした。二人の仲に関しては問題無いと思っていたがクロエの祖国がどういう風に思うかに行動するかという懸念点があった為だが、裏でどういったやり取りがあったかはともかくとしても表向きは二人の結婚という終着点で良しとしたということに。
しかしその裏でアッシュとナタリアの二人が今どうなっているかを考えると、どうとも言えない気持ちになることからもう出来る限りは意識しないようにしようと考えるしかなかった。自分達の行動がいかにライマの評判やら何やらを貶めるに至ったかに、それらを挽回したいという気持ちやらを抱いたとしても分かりやすい二人の事だから、離宮で働く者達からの報告を受けてインゴベルト達が来ては気持ちを収めるようにと言ってくることが、どれだけ二人にとってキツく辛いことなのかがウッドロウ達は理解出来るからこそ、その事を考えるのが辛い事から・・・
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