意地と真意の乖離と、気付けば遅い結末
「あー・・・そんな反応になんのは分からねぇでもねぇよ。ただこの事に関しちゃあんなことになっちまったってのもそうだが、アドリビトムに来る前にここにいた時のクロエに対するアッシュの変わらねぇ態度を見てたのもあるし、クロエの決意を受けたのもあって俺はあんなことしねぇって風に考えたんだよ。あの二人のように想いを向け合えるような気持ちを向けられるかどうかはともかくとして、せめて俺はクロエの決意を気にしないような選択はしねぇようにしようってな」
「成程・・・ルークもルークなりに役割を果たす為の考え方を身に着けたというわけだろうが、そう考えると一層アッシュとナタリアがそういったように出来なかったことが際立つな」
「リオン・・・流石にそういった言い方はピオニー様の前では・・・」
「構わん。お前達の仲については俺も話に聞いているし、この場は非公式の物だ。むしろそういった忌憚のない言葉の方がこっちもやりやすいが・・・今となって考えてみればという話になるが、ルークのように二人が出来なかったのは先に言ったよう謝れば許してもらえるというような、陛下や公爵の立場であったりを期待していた面は大いにあったんだろうと感じたんだ」
「え・・・?」
ルークはそんな様子に気を悪くした訳でもなく返していきリオンが言葉遣いを気にせず返す言葉にフレンがたしなめようとするが、ピオニーがいいと返しつつ口にした言葉に四人は戸惑いを浮かべる。
「これは本当に二人がどんな障害があっても結ばれたいという気持ちがあったなら、あの結婚式で行動をするんじゃなく結婚式の前に二人で立場やら何やらを全て捨てて、何処かに駆け落ちをして逃げ出すのが本来なら正しいというか妥当ではないかという考えが出て来たんだ。それならまだそんなことを仕出かしたことについてはともかく、それだけ二人が結ばれたいとの想いがあったのだというように見ることは出来なくはないからな・・・だがあの二人はそういったようにすることは選ばず結婚式で行動を起こした。これは一見するならあの場で行動をしたのは不退転の決意からというように見ることも出来るが、謝って許してもらおうというような甘い考え方を持って動いたというのなら、それは不退転の決意なんかではなく打算としか言えん行動だ。それも親の甘さやら何やらを勘定に入れた甘えのな」
「「「「っ・・・!」」」」
だが続いたピオニーからの言葉を受けていって四人はハッとしながらも納得の様子を浮かべた。駆け落ちと結婚式の乱入という二つの事柄を並べてみると、先に言われたこともあって許される事を前提とした行動のように感じたと。
「まぁその辺りの考えを促進した要因として陛下がナタリアに甘かったのはライマでは周知の事実だった上で、ナタリア自身も婚約の見直しを何度も切り出されていたのもあってお父様なら許してくださるだろうというよう、アッシュ共々考えていた部分は少なからずあっただろうな。そして何より自分は王女という立場にあるのだからお父様や伯父様だけでなく周りも色々と言うかもしれないし迷惑をかけたけれど、最終的には許してくれるだろうというようにもな」
「・・・ナタリアはそんなこと言わない、というように言えないのが辛いです・・・ナタリアが自分がライマの王女という自負を強く持っていたのは私も見てきましたし、インゴベルト陛下に対してどう想われているかも聞いてきたのを考えると、どうにか庇うだとかしてくれると期待していた部分はあったのではないかというのは・・・」
更にインゴベルトがナタリアに甘かった部分もあっただろうとピオニーが口にしていった事に、エステルは複雑そうに否定出来ないと口にするしかなかった。ナタリアと接してきてこういう人物だと理解しているからこそ、インゴベルトは最終的に庇ってくれると心の大部分で感じていたのではないかと感じたと。
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「成程・・・ルークもルークなりに役割を果たす為の考え方を身に着けたというわけだろうが、そう考えると一層アッシュとナタリアがそういったように出来なかったことが際立つな」
「リオン・・・流石にそういった言い方はピオニー様の前では・・・」
「構わん。お前達の仲については俺も話に聞いているし、この場は非公式の物だ。むしろそういった忌憚のない言葉の方がこっちもやりやすいが・・・今となって考えてみればという話になるが、ルークのように二人が出来なかったのは先に言ったよう謝れば許してもらえるというような、陛下や公爵の立場であったりを期待していた面は大いにあったんだろうと感じたんだ」
「え・・・?」
ルークはそんな様子に気を悪くした訳でもなく返していきリオンが言葉遣いを気にせず返す言葉にフレンがたしなめようとするが、ピオニーがいいと返しつつ口にした言葉に四人は戸惑いを浮かべる。
「これは本当に二人がどんな障害があっても結ばれたいという気持ちがあったなら、あの結婚式で行動をするんじゃなく結婚式の前に二人で立場やら何やらを全て捨てて、何処かに駆け落ちをして逃げ出すのが本来なら正しいというか妥当ではないかという考えが出て来たんだ。それならまだそんなことを仕出かしたことについてはともかく、それだけ二人が結ばれたいとの想いがあったのだというように見ることは出来なくはないからな・・・だがあの二人はそういったようにすることは選ばず結婚式で行動を起こした。これは一見するならあの場で行動をしたのは不退転の決意からというように見ることも出来るが、謝って許してもらおうというような甘い考え方を持って動いたというのなら、それは不退転の決意なんかではなく打算としか言えん行動だ。それも親の甘さやら何やらを勘定に入れた甘えのな」
「「「「っ・・・!」」」」
だが続いたピオニーからの言葉を受けていって四人はハッとしながらも納得の様子を浮かべた。駆け落ちと結婚式の乱入という二つの事柄を並べてみると、先に言われたこともあって許される事を前提とした行動のように感じたと。
「まぁその辺りの考えを促進した要因として陛下がナタリアに甘かったのはライマでは周知の事実だった上で、ナタリア自身も婚約の見直しを何度も切り出されていたのもあってお父様なら許してくださるだろうというよう、アッシュ共々考えていた部分は少なからずあっただろうな。そして何より自分は王女という立場にあるのだからお父様や伯父様だけでなく周りも色々と言うかもしれないし迷惑をかけたけれど、最終的には許してくれるだろうというようにもな」
「・・・ナタリアはそんなこと言わない、というように言えないのが辛いです・・・ナタリアが自分がライマの王女という自負を強く持っていたのは私も見てきましたし、インゴベルト陛下に対してどう想われているかも聞いてきたのを考えると、どうにか庇うだとかしてくれると期待していた部分はあったのではないかというのは・・・」
更にインゴベルトがナタリアに甘かった部分もあっただろうとピオニーが口にしていった事に、エステルは複雑そうに否定出来ないと口にするしかなかった。ナタリアと接してきてこういう人物だと理解しているからこそ、インゴベルトは最終的に庇ってくれると心の大部分で感じていたのではないかと感じたと。
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