意地と真意の乖離と、気付けば遅い結末

「これに関してはまず先にアッシュ達の事について話させてもらうが、もうあの二人についてをこちらが素直に信じられないというのもあった・・・だがそれ以上に問題になったのはやはりクロエの祖国を蔑ろにした選択を取ったことだ」
「っ・・・ピオニー様の言われる事は分かりますけど、アッシュ達はどのように言ったんですか?」
「当人達はそんなつもりはなかったというように最初は言っていた。流石にすまない事をしたとは思うが後で誠心誠意謝ろうと思っていた上で、陛下達からも何度も婚約の見直しをしようかと言われてきた事から許してもらえるのではと見ていたというようにな。だが婚約の見直しを何度もしようと言ってきたのをその度に断ってきたのに土壇場・・・それも結婚式の真っ最中という取り返しのつけようもない場で相談も何もすることなくやったことを、なら許そうなどとなるはずがないと俺達は返したがな」
「っ・・・そう言われて二人の事を庇いたいと思いましたけど、何回も見直しをしようって言ったのにそれを拒否してきてあぁしたのなら何も言えません・・・」
それでピオニーがまずはとアッシュ達の事についてを言うと切り出す中で二人の反応とピオニー達が返した言葉に、エステルは辛そうながらも正しい事だというように漏らすしかなかった。チャンスは何度もあったのはエステル達も話に聞いていた為に。
「納得してくれたようだが二人はそういうように言われてすぐさま声を詰まらせる事になったが、そこにクロエの祖国からの代表達の事を続けて言ったんだ・・・一応向こうもある程度は気遣ったような言い回しはしてはくれたが、互いの国交の為にもとクロエを婚約者にしてはどうかとしてそちらも受け入れてくれたのに、クロエもそうだが我々の顔にも泥を塗るような結果になった事をどうしてくれるんだというような抗議の声が向けられたとな」
「・・・それで、アッシュ君達はどうなったのですか?」
「盛大に息を呑んだ上で言葉を詰まらせる以外にない状態になってナタリアに至っては顔面蒼白といった様子になっていた・・・クロエも理解しているからこのような言い方をするが、ナタリアはまぁともかくとしてアッシュはあちらがクロエに対して惜しいという気持ちは持っていないだろうことは理解はしていても、やったことはあちらの面子やら何やらに盛大に泥を塗るような行為ということも確かだと理解していたからな。そしてあの場にはお前達もいたように他国にも知られると共にアッシュとクロエが婚約していることは公然の物としていたから、それはつまり他国にもクロエの祖国側の顔を潰したことになる。お互いの事情はどうあれ婚約者であるクロエをあんな形で袖にしたからこそ、国交に盛大にヒビを入れることになったと理解してな」
「「「「っ・・・」」」」
それから更にクロエの祖国からどういったような事を言われ、そしてアッシュ達が起こした事によりどういったような事態を引き起こしたかを二人は理解したか・・・それらをピオニーは話していって途中でどうなったかを口にしたウッドロウはエステル達と共に揃って息を詰まらせるしかなかった。二人もどれだけの事をしでかしてしまったのかを理解したからこそ、それがどれだけの重荷であったりプレッシャーになってしまったのか・・・国に属する身という立場の者達だからこそ、少なからず感じてしまったが為に。









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