意地と真意の乖離と、気付けば遅い結末
「ライマにそういった人物が来ることは別におかしなことじゃなかった。というよりライマから結婚式に来てくれというように手紙を出した事から、来ない方がおかしかったからな」
「通常の国交としてもそうですがクロエ君がいずれアッシュ君と結婚する時も近いということから、そう考えたというわけですか」
「あぁ。そしてその通りに今回の結婚式に来てくれた訳だが、そこでアッシュとナタリアがやったことについても当然出席していたから見ていたのは想像出来るだろうが・・・そこでアッシュとナタリアの蛮行と言える行動を見たら、どう思うと思う?」
「っ・・・あまりこのような言い方はしたくはありませんが、クロエ君を蔑ろにするのはどういうことだという絶好の言い分が転がってきたということに思えたでしょうね・・・クロエ君をアッシュ君の婚約者とすることでライマとの繋がりが出来るならそれでいいと目されていた中で、クロエ君が蔑ろにされるという状況はライマに抗議なりなんなりといったことを公然と言える状況になったと」
「「「っ・・・」」」
ピオニーはそんなクロエの祖国についてからの話をしていく中でウッドロウがそこに合いの手を入れていくのだが、たまらず苦い顔と声になった事にエステル達三人も何とも言い難い顔になった。アッシュ達の行動がライマ側からしたらクロエというかクロエの祖国に最悪の言い分を提供してしまったということに。
「・・・その事に俺やインゴベルト陛下達もそうだが、貴族達も揃って流石にまずいと思うしかなかった。下手な処置を取ればあちら側がライマに対して国を越えた抗議を送ってくる為の言い分を与えることになりかねないとな」
「・・・だからその言い分を与えない為にもインゴベルト陛下とファブレ公爵の引退という処置を取ることにしたというわけですか」
「そうだが、そう決断せざるを得なかった理由については今この場でお前達にだから言わせてもらうが・・・アッシュとナタリアが二人で子どもが出来かねん行動を先に行っていたことからだ。それも避妊なんていうような事はしない形でな」
「「「「っ!?」」」」
そんな反応にピオニーも疲れたように漏らしていく中でウッドロウも納得したという声を上げたが、それだけではないと続いた言葉に四人は一斉に驚愕してしまった。アドリビトムの中には年齢的にだとかその特殊な環境から性教育をちゃんと受けているというか認識しているか怪しいメンバーもいたが、この場にいる面々はそういったことはちゃんと認識している事からそれがどれだけの物か理解している為に。
「・・・これに関してはお前達も出席したあの結婚式を急遽中止した後で二人を問い詰めた際に言われて発覚した事だが、おそらくそういったように言われなかったならまだ何か別の処置を取る可能性もあったかもしれないが、そう言われたことでこちらは一気にまずいというようになってしまったんだ。言い方はともかくとしてもあの場でのあの行動だけならまだ誤魔化しはきいたかもしれないが、子作りをした上で子どもまでが出来たとなれば生半可な事を言っても誤魔化せなど出来んだろうとな」
「そ、それで陛下と公爵がその責任を取って引退するという以外にないと思われた上で、ピオニー様に後を託すことを決断されたんですか・・・?」
「そうなるがそれだけではまだ足りないが、なら何をどうするのかということに関しては簡単に言うならアッシュとナタリアで結婚させ直させるが、余程の事がない限りは離宮から出ることなく暮らす事もそうだが・・・ルークとクロエで婚約を結び直していずれ結婚してもらうというものだ」
「「「「っ!?」」」」
「「・・・」」
そんな面々に子どもがそれで出来ていたならどうしようもないというように語るピオニーにエステルがだからかとおずおずと聞くが、まだ別にもあると追加された言葉に四人は驚愕するのだがルークとクロエは何とも言えない表情を浮かばせるばかりだった。二人で婚約をし直すとの事に。
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「通常の国交としてもそうですがクロエ君がいずれアッシュ君と結婚する時も近いということから、そう考えたというわけですか」
「あぁ。そしてその通りに今回の結婚式に来てくれた訳だが、そこでアッシュとナタリアがやったことについても当然出席していたから見ていたのは想像出来るだろうが・・・そこでアッシュとナタリアの蛮行と言える行動を見たら、どう思うと思う?」
「っ・・・あまりこのような言い方はしたくはありませんが、クロエ君を蔑ろにするのはどういうことだという絶好の言い分が転がってきたということに思えたでしょうね・・・クロエ君をアッシュ君の婚約者とすることでライマとの繋がりが出来るならそれでいいと目されていた中で、クロエ君が蔑ろにされるという状況はライマに抗議なりなんなりといったことを公然と言える状況になったと」
「「「っ・・・」」」
ピオニーはそんなクロエの祖国についてからの話をしていく中でウッドロウがそこに合いの手を入れていくのだが、たまらず苦い顔と声になった事にエステル達三人も何とも言い難い顔になった。アッシュ達の行動がライマ側からしたらクロエというかクロエの祖国に最悪の言い分を提供してしまったということに。
「・・・その事に俺やインゴベルト陛下達もそうだが、貴族達も揃って流石にまずいと思うしかなかった。下手な処置を取ればあちら側がライマに対して国を越えた抗議を送ってくる為の言い分を与えることになりかねないとな」
「・・・だからその言い分を与えない為にもインゴベルト陛下とファブレ公爵の引退という処置を取ることにしたというわけですか」
「そうだが、そう決断せざるを得なかった理由については今この場でお前達にだから言わせてもらうが・・・アッシュとナタリアが二人で子どもが出来かねん行動を先に行っていたことからだ。それも避妊なんていうような事はしない形でな」
「「「「っ!?」」」」
そんな反応にピオニーも疲れたように漏らしていく中でウッドロウも納得したという声を上げたが、それだけではないと続いた言葉に四人は一斉に驚愕してしまった。アドリビトムの中には年齢的にだとかその特殊な環境から性教育をちゃんと受けているというか認識しているか怪しいメンバーもいたが、この場にいる面々はそういったことはちゃんと認識している事からそれがどれだけの物か理解している為に。
「・・・これに関してはお前達も出席したあの結婚式を急遽中止した後で二人を問い詰めた際に言われて発覚した事だが、おそらくそういったように言われなかったならまだ何か別の処置を取る可能性もあったかもしれないが、そう言われたことでこちらは一気にまずいというようになってしまったんだ。言い方はともかくとしてもあの場でのあの行動だけならまだ誤魔化しはきいたかもしれないが、子作りをした上で子どもまでが出来たとなれば生半可な事を言っても誤魔化せなど出来んだろうとな」
「そ、それで陛下と公爵がその責任を取って引退するという以外にないと思われた上で、ピオニー様に後を託すことを決断されたんですか・・・?」
「そうなるがそれだけではまだ足りないが、なら何をどうするのかということに関しては簡単に言うならアッシュとナタリアで結婚させ直させるが、余程の事がない限りは離宮から出ることなく暮らす事もそうだが・・・ルークとクロエで婚約を結び直していずれ結婚してもらうというものだ」
「「「「っ!?」」」」
「「・・・」」
そんな面々に子どもがそれで出来ていたならどうしようもないというように語るピオニーにエステルがだからかとおずおずと聞くが、まだ別にもあると追加された言葉に四人は驚愕するのだがルークとクロエは何とも言えない表情を浮かばせるばかりだった。二人で婚約をし直すとの事に。
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